施設外就労は、業務の一部を外部の協力先に発注する外部調達と同様に、労働力不足による生産性の低下をすぐに補えるだけでなく、直接雇用前に業務を経験することで、障がい者には働くスキルを身につける訓練の場となり、企業には直接雇用後の即戦力化が期待できます。加えて、直接雇用後も、身近に福祉の支援があることは、障がい者、企業にとって大きな安心となり、職場定着につながります。
このような施設外就労のメリットに加えて、「施設外就労『M.I.E(みえ)モデル』」は、地域の企業群と複数の就労支援事業所が連携することで、企業、障がい者、就労支援事業所に”Win-Win-Win”の関係をもたらす「良質な施設外就労」の取組です。
この導入支援マニュアルを活用していただくことで、企業の労働力不足の解消や障がい者の定着につながり、ひいては障がい者が適性や能力を生かして活躍する社会の実現に少しでもお役に立てれば幸いです。