三重県民の健康・栄養の状況
県民健康・栄養調査とは
1 目的
三重県が、県民のみなさまのご協力をいただき、県民の健康や食生活の現状を明らかにし、これからの健康づくりに役立てるために実施しました。
2 調査対象
県内の639世帯(1,934人)を対象に、食事状況の調査には1,229人、生活習慣のアンケート調査には1,141人、身体状況の調査には977人の方にご回答いただきました。
【表1 県民健康・栄養調査 実施状況】
保健所名 |
対象世帯数 |
実施世帯数 |
---|---|---|
桑名 |
120 |
88 |
四日市市 |
40 |
35 |
鈴鹿 |
81 |
58 |
津 |
129 |
105 |
松阪 |
75 |
58 |
伊勢 |
79 |
63 |
伊賀 |
70 |
45 |
尾鷲 |
28 |
24 |
熊野 |
17 |
17 |
総数 |
639 |
493 |
回収率 |
|
77.2% |
3 調査内容及び時期
1日の食事摂取状況に関する調査、問診、身体計測、血液検査など身体状況に関する調査、食生活、運動、休養など生活習慣に関するアンケート調査を平成23年10月~12月に実施しました。
4 調査結果(一部抜粋)
(1)栄養素等摂取量
(2)脂肪エネルギー比率
(3)食塩摂取量
(4)食品群別摂取量
(5)野菜摂取量
(6)魚介類摂取量
(7)牛乳・乳製品摂取量
(8)朝食欠食率
(10)メタボリックシンドローム認知度
(11)メタボリックシンドロームの予防、改善のために実践していること
5 今回の調査結果からみえてきたポイント
① 30歳代女性の7割は、エネルギーに占める脂肪の割合が高くなっています。
② 食塩摂取量は、平成16年度調査結果より減少していますが、まだ、生活習慣病予防のための目標には達していません。
③ 食品群別摂取量は、男性にくらべて女性は米飯が少なく、菓子類を多くとっています。
④ 野菜摂取量は、平成16年度調査結果より増加傾向にありますが、目標の350gには達していません。あと一皿分、70gの野菜料理が不足しています。
⑤ 20歳代の男性の3人に1人は、朝食を食べないことがあります。
⑥ 30歳代、40歳代の男性の3人に1人は肥満傾向にあります。
⑦ 30歳代、40歳代の男性は、メタボリックシンドロームの認知度が高いです。また、男女とも30歳代は メタボリックシンドローム予防のために何もしていない人が半数います。