平成24年度三重県国民保護共同実動訓練の実施
平成24年11月8日、本県では国と共同し、初めての国民保護に関する訓練(実動訓練)を実施しました。
三重県や伊勢市、関係機関・団体が一体となって、一連の国民保護措置を伴う実動訓練を実施することにより、関係機関相互の連携強化を図ることができました。
今後も継続して訓練を積み重ねることにより、能力の更なる研鑽に努めてまいります。
1 目的
緊急対処事態等における国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)に基づき、国と共同して、三重県や伊勢市、関係機関・団体が一体となって、一連の国民保護措置を伴う実動訓練を実施することにより、三重県及び伊勢市における国民保護実施体制の確立や関係機関相互の連携強化を図るとともに、国民保護制度に関する県民の理解の促進を図る。
2 日時
平成24年11月8日(木) 午後1時00分から午後4時15分まで
3 場所
県営サンアリーナ、伊勢志摩広域防災拠点、伊勢赤十字病院、市立伊勢総合病院、宇治山田港周辺海域
4 訓練想定
国内におけるテロ発生の緊張感が高まるなか、伊勢市の県営サンアリーナにおいてイベントが開催される。イベント開催中、国籍不明のテログループによる化学剤散布及び爆発物使用のテロ事案が発生し、多数の死傷者が発生する。
その後、当該テログループの一部は、伊勢市内の施設に人質を取って立て籠もり、自爆を示唆する。
さらに、当該テログループの一部は、伊勢市内に停泊中の小型船舶を盗み、第二のテロを予告し、逃走する。
5 参加機関
内閣官房、消防庁、中部管区警察局三重県情報通信部、陸上自衛隊第33普通科連隊、陸上自衛隊第10飛行隊、自衛隊三重地方協力本部、第四管区海上保安本部、津地方気象台、三重県、三重県警察本部、伊勢警察署、伊勢市、伊勢市消防本部、三重県内消防相互応援隊、日本赤十字社三重県支部、伊勢赤十字病院、いなべ総合病院、市立伊勢総合病院、松阪市民病院、三重県医師会、伊勢地区医師会、三重大学医学部附属病院、(株)スコルチャ三重(県営サンアリーナ指定管理者)、伊勢地区医師会准看護学校、伊勢保健衛生専門学校、皇學館大学、三重県内全市町(※情報伝達訓練に参加)
6 参加者
約730名
7 主要訓練項目
(1)化学剤散布及び爆破テロ災害対処訓練
被災者の救出・救助
三重県警察ヘリによる情報収集・映像伝送
現地調整所運営訓練
(2)化学剤散布及び爆発テロ災害救助(医療救護)訓練
応急救護訓練(負傷者除染、トリアージ、救護処置)
被災者搬送訓練(ヘリ搬送、救急車搬送)
負傷者の実搬送、受入訓練(伊勢赤十字病院、市立伊勢総合病院)
(3)情報伝達に係る訓練
県内市町への情報伝達
被災者の避難誘導 被災者の救助 消防によるトリアージ
【県営サンアリーナ前】 【県営サンアリーナ内】 【県営サンアリーナ前】
被災者の除染 DMATによる救命措置 現地調整所の運営
【県営サンアリーナ前】 【県営サンアリーナ前空地】 【県営サンアリーナ前空地】
海上訓練(テログループの捕捉等) 地域除染 負傷者受入訓練
【宇治山田港周辺海域】 【県営サンアリーナ内】 【伊勢赤十字病院】