平成22年度三重県国民保護図上訓練の実施
平成23年1月11日、本県では4回目となる国民保護に関する訓練(図上訓練)を実施しました。
対策本部の活動を模擬的に演習したことにより、緊急対処保護措置にかかる対処能力の向上が図れ、また関係機関相互の連携の重要性についても再確認できました。
今後も継続して訓練を積み重ねることにより、能力の更なる研鑽に努めてまいります。
1 目的
三重県国民保護計画に基づき、緊急対処事態(大規模テロ等)に際して緊急対処保護措置を迅速かつ的確に行うため、危機管理体制の確立から緊急対処事態対策本部の設置運営に至るまでの訓練を実施する。
その際、緊急対処事態発生時における警報の通知、救援の実施等一連の対応を確認し、及びその能力向上を図るとともに、関係機関相互の連携強化を図る。また、三重県国民保護計画等についての検証も併せて行う。
2 日時
平成23年1月11日(火) 午後1時から午後5時まで
3 場所
三重県庁講堂
4 訓練想定
国際会議開催中の津市内で連続爆破テロの情報入手後、爆破事案が起こり、多数の死傷者が発生。その後、化学剤を保有する犯人グループによる人質立てこもり事案が発生する。
5 参加機関
中部管区警察局、海上保安庁(第四管区海上保安本部)、陸上自衛隊、自衛隊三重地方協力本部、津地方気象台、三重県、三重県警察本部、日本赤十字社三重県支部
三重県内全市町及び全消防本部(※情報伝達訓練に参加)
6 参加者
約180名
7 主な訓練ポイント
(1)事態発生に伴う初動措置の確認
県危機対策本部(三重県テロ警戒本部)の設置運営
被災状況等の情報収集
事態認定に係る諸調整
被災者の救助・救護
住民らの退避など応急対処措置
(2)緊急対処事態対策本部における業務の確認
県緊急対処事態対策本部への移行運営
情報の収集及び集約
本部員会議の開催
緊急対処保護措置の検討及び伝達
(3)迅速な情報伝達
市町、消防本部及び大規模集客施設(一部)への情報伝達
(4)関係機関との相互連携強化