こんなことから火災が !
住宅火災を予防しましょう!
住宅火災の原因には、こんろ、たばこ、放火、ストーブ、配線器具などによるものが、例年上位を占めています。
これ以外にも次のような思いもよらない事が原因で、火災が発生しています。
トラッキング現象によるコンセントからの出火
電気製品を使用する際、電源プラグをコンセントに差し込んで使用しますが、差しっぱなしの状態で放置しておくと、プラグ絶縁部分に付着したホコリが空気中の湿気を吸うことにより両刃間にわずかな微電流が流れプラグが炭化し、突然発火するトラッキング現象が起こります。
長期間差しっぱなしのものや湿気の多い場所で使用しているものは、電源プラグの掃除をこまめに行ってください。
実験により出火した写真
コード
電気器具のコードが家具の下敷きや壁に押し付けられ、コード内の電線が何本か切れていると、電気の流れる道が狭くなるため、異常な発熱をおこし、発火することがあります。
コードが短絡し、出火した後の写真
コードの束
電気のコードを束ねたまま使用すると、熱の逃げ場所がなくなってそこから熱を持つことがあります。近くに燃えやすいものがあれば、発火することがあります。
コードを束ねたまま使用するのはキケンです!
たこ足配線
家庭や事務所などで電化製品が増え、コンセントの数が足りなくなると、テーブルタップという器具で図のように電気器具をたくさん接続することがあります。このような状態をたこ足配線といいます。この様な状態で使用し続けるとコードや配線が過熱し火災に至る危険性があります。
たこ足配線はキケンです!
こたつ
こたつの中で洗濯物を干すと、乾いた洗濯物が熱せられて、発火することがあります。
こたつの中で洗濯物を乾かすのはキケンです!
スプレー缶
暖房器具、調理器具の近くに置いていたスプレー缶が加熱され、内圧が上がることにより容器が破裂し、噴出したガスに引火し爆発することがあります。
スプレー缶の置き場所には注意!
ペットボトル
猫除けのために水を入れたペットボトルを屋外に置いておくことがあります。すると、ペットボトルがレンズの代わりとなり、ペットボトルを通った太陽光線が一点に集まり、付近の可燃物から出火することがあります。
付近には可燃物を置かないようにしてください。
その他に金魚鉢等の反射による火災事例も数多く報告されています。
ペットボトルがレンズ代わりに
オーブントースター
電子レンジで簡単にできる冷凍食品(揚げ物)が普及しています。電子レンジ専用の冷凍フライをアルミホイルに乗せたり、包んでオーブントースターで加熱調理をすると、しみだした油がこぼれ落ち火事の原因になることがあります。
調理方法をよく確認しましょう。
オーブントースターを使用する際は調理方法を確認
その他にも、「こんなことから火災が」といった数多くの事例が報告されています。
みなさんも注意してください。