2004(平成16)年度 当初予算 施策目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名
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413 水環境の保全 |
評価者
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環境部地球環境生活環境分野 総括マネージャー 松林 万行 |
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059竏窒Q24竏窒R360 @pref.mie.jp |
評価年月日
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03/11/25 午後 7:23:46 |
施策の目標
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【誰、何が
(対象)】
河川の水質が
【どのような状態になることを狙っているのか
(意図)】
水浴びや水遊びができる程度にきれいに維持または浄化されている
施策の数値目標及びコスト
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2001 (H13) |
2002 (H14) |
2003 (H15) |
2004 (H16) |
2006 (H18) |
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水浴びや水遊びができる水質( BOD 2mg/L以下)の河川の割合(%) [ 目標指標] |
目標
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75
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78
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85
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実績
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86
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72
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必要概算コスト(千円)
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22,516,245
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26,944,742
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39,084,888
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4,149,891
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0
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予算額等(千円)
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21,838,924
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26,129,480
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38,264,522
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3,815,624
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概算人件費(千円)
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677,321
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815,262
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820,366
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334,267
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0
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所要時間(時間)
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160,884
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189,596
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193,940
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79,023
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人件費単価(千円/時間)
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4.21
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4.30
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4.23
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4.23
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必要概算コスト対前年度(千円)
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4,428,497
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12,140,146
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-34,934,997
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-4,149,891
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施策の数値目標に関する説明・留意事項
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河川の水質が水浴びや水遊びができる程度に、きれいに維持または浄化されている(生物化学的酸素要求量 BOD 2mg/L以下)割合を表します。 算定式は、( BOD2mg/L以下の水域数÷県内河川の水域数)×100です。 目標指標の 1995縲鰀2002年の8年間の実績値の平均は、71% です。(1995年56%、1996年59%、1997年71%、1998年75%、1999年79% 、2000年71%、2001年86%、2002年72%) |
2003( 平成15)年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
河川・海域の水質の常時監視や地盤沈下の調査を実施するとともに、有害物質を取り扱う(取り扱った)事業場の土壌汚染の実態を把握するため、周辺地下水調査等を実施しています。一方、河川・海域の生活排水に起因した水質汚濁負荷低減については、「三重県生活排水処理施設整備計画(アクションプログラム)」に基づき下水道、農業・漁業集落排水処理施設、合併処理浄化槽などの生活排水処理施設の整備を進めていますが、生活排水処理施設整備率については、
2002年度に2003年度の目標60%を達成したことから、本年度の目標には、2004年度の目標63%を前倒しに設定して整備を進めています。また、県民、事業者、行政が連携して、廃食用油の回収、無洗米の普及、農地における化学肥料の低減等の水質汚濁負荷削減に取り組んでいます。特に、伊勢湾に流入する河川を流域とする地域においては、第五次伊勢湾水質総量規制に基づく削減計画(総量削減計画)を策定し、生活排水対策や産業排水対策等を実施し、COD、窒素、りんの削減に取り組んでいます。また、英虞湾等において、干潟等を利用した水環境修復技術の開発や有用微生物群による水質浄化機能の実証実験等に取り組んでいます。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
河川の水質(BOD)については、総体的には改善の傾向にありますが、都市内を流れる中小河川等を中心に目標である水浴び水遊びができる水質(BOD
2mg/l以下)や環境基準を達成していない河川があります。また、従来、水質の良好であった一部河川(環境基準類型がAAやAの水域)において、水質悪化の傾向があります。海域の水質(COD)については、総体的に横ばい傾向にありますが、多くの海域で環境基準を達成せず、富栄養化による赤潮等も頻発しています。このことは、生活排水処理施設の整備が遅れていること(2002年度の全国生活排水処理率76%に対し61%)等が主な要因となっていますので、窒素やりんの削減も含めた生活排水対策を中心に総合的な水質保全対策に取り組む必要があります。地盤沈下については、1995年度以降目立った沈下は現れていませんが、北勢地域の地盤は、渇水等にも影響されやすい軟弱なものであり、今後も継続して揚水規制や観測を続けていく必要があります。
2004( 平成16)年度の取組方向 |
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健康で快適な水環境を確保するため、河川、海域、地下水の水質の監視、土壌中の有害物質等の調査や地盤沈下の観測を実施するとともに、その結果を踏まえ必要な対策を実施します。また、水質改善の進まない河川については、流域全体でのBOD等汚濁負荷の原因把握やその削減対策の評価検証を行い、効率的かつ効果的な水質保全対策を構築します。生活排水処理対策については、アクションプログラムに基づき、それぞれの地域の実情にあった生活排水処理施設の整備とともに、県民、事業者、行政が連携して、日常生活における水質汚濁負荷削減などの取り組みを進めます。なかでも、生活排水処理施設の整備率が低く、下水道等集合処理施設での整備が効率的でない地域においては、市町村整備事業等による合併処理浄化槽の整備に重点的に取り組むとともに、アクションプログラムの必要な見直しを進めます。
伊勢湾の水質改善については、COD、窒素、りんの汚濁負荷削減を進めるため、総量削減計画に基づき産業排水対策や生活排水対策などに取り組みます。また、河川や海域の水環境の効果的な改善手法の構築に向け、引き続き水環境修復技術の開発や有用微生物による水質浄化の実証実験等に取り組みます。
2004( 平成16)年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名
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担当チーム
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注力
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総括マネージャーの方針・指示
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基本事業の数値目標
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目標値
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達成状況
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改革方向
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実績値
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環境部水環境チーム
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↑
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河川・海域・地下水の継続的な監視を行い、水質汚濁物質の原因を把握し、効果的な対策を実施すること。また、伊勢湾の水質改善に向け、第五次伊勢湾水質総量削減計画の取り組み等関係各部との連携強化とともに内容のより一層の充実強化を図ること。
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河川における環境基準(BOD)達成率
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73 % |
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水環境チーム
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↑
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市町村や関係各部との連携を強化し、アクションプログラムの必要な早期見直しを行うとともに、重点地域については、市町村整備事業による合併処理浄化槽の整備等生活排水処理施設整備率の格段の向上を図ること。また、浄化槽の実態を把握し、適正管理の徹底を図ること。
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生活排水処理施設の整備率
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66 % |
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環境部水環境チーム
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→
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生物を利用した水底質汚濁改善の実証実験を引き続き進めること。
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生物を活用した水質浄化実証実験取組件数
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5 件数 |
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総合企画局政策推進チーム
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→
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関係各部との連携を強め、具体的かつ効果的な水質改善に向けた取り組みを推進すること。
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伊勢湾の環境基準(COD)の達成率
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56 % |
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科学技術振興センター
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→
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引き続き閉鎖性海域の環境創生技術の開発等を行うとともに、環境汚染等緊急時により迅速に対応できる分析体制を確立すること。
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水環境保全のための技術開発件数および実態調査件数
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6 件 |
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主な事業
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1 河川等公共用水域水質監視費【基本事業名
41301 安全・安心な水環境の確保】
当初予算額:
53,530(千円)
事業概要:・水質汚濁防止法に基づき、公共用水域及び地下水の水質常時監視を実施します。
・水浴の用に供される公共用水域の水質調査を実施し、公表することで水浴場の水質確保を図ります。
・伊勢湾に流入する
COD、窒素、燐汚濁負荷量の削減を図るため、総量規制を実施するとともに水質等の調査を実施します。
・工場・事業場からの汚濁負荷量の削減を図るため、立入指導及び発生負荷量調査を行います。
・市民の参加による水質調査として指標生物を用いた簡易水質調査を実施し、河川水質の現状を水環境マップに取りまとめます。
2 <新>流域別水環境再生ビジョン策定事業費【基本事業名
41301 安全・安心な水環境の確保】
当初予算額:
8,466(千円)
事業概要:
・環境基準が達成されていない河川のうち、複数の市町村に及ぶ流域を持つ河川について汚濁負荷量の割合を調査し、流域単位で負荷量削減のため有効な手法をとりまとめます。また、この結果を基に、水環境保全の施策を流域別に進めていきます。
3 <新>合併処理浄化槽整備重点促進事業(生活排水処理緊急対策事業)【基本事業名
41302 生活排水対策の推進】
当初予算額:
513,168(千円)
事業概要:
水質改善が特に必要な地域で生活排水処理施設の整備が遅れている地域において、短期間での設置が可能である等の特性を有する浄化槽の整備を重点的に進めるため、市町村が事業主体となって整備を進める事業や個人が行う浄化槽の設置に対する補助事業に対して助成を行う。
4 <新>団体営農業集落排水整備促進事業(生活排水緊急対策事業)【基本事業名
41302 生活排水対策の推進】
当初予算額:
586,709(千円)
事業概要:
農業用用排水の水質保全、農業用用排水施設の機能維持又は農村生活環境の改善を図り、併せて公共用水域の水質保全に寄与するため、農業集落におけるし尿、生活雑排水又は雨水を処理する施設を整備し、生産性の高い農業の実現と活力ある農村社会の形成に資する。
5 <新>生物を活用した水質保全費【基本事業名
41303生物を活用した水環境保全対策の推進】
当初予算額:
36,498(千円)
事業概要:
・河川や海域の水質や底質の改善を図るため、有用微生物群等の生物を活用して水質浄化実験に取組みます。
・生ごみや汚泥の減量化を図るため、有用微生物群等を活用して減量実験を実施します。