過去の解決事例
〔事例①〕 休職と復職を巡るトラブル → 円滑な職場復帰の実現
Y社に勤めているXさんは、上司から一方的に業務上のトラブルの責任を負わされたと感じるようなことがあり、精神的苦痛から休職していましたが、働く意欲があり、速やかに職場に復帰したかったので、あっせん申請をしました。
あっせん開始の時点では、トラブルの受け止め方や職場復帰の方法等について、XさんとY社の考え方には大きな隔たりがありましたが、職場復帰を希望するXさんの意向を尊重しつつ、公労使3名のあっせん員が双方の意見をよく聞いて調整を進めました。その結果、双方が歩み寄り、Y社はXさんの職場復帰が円滑に進むよう努力することなどで合意し、円満に解決しました。
〔事例②〕 退職金を巡る争い → 解決金の支払い
Y社に勤めていたXさんは、Y社から支払われた退職金の算定方法に疑義があったので、適正な額の支給を求めて、あっせん申請をしました。
あっせん開始の時点では、退職金の算定方法について、XさんとY社の言い分は真っ向から対立していましたが、公労使3名のあっせん員が双方の意見をじっくり聞きつつ、粘り強く説得した結果、2回目のあっせんで双方が歩み寄り、Y社がXさんに解決金を支払うことで合意し、解決しました。
〔事例③〕 未払いの残業代を巡るトラブル → 納得のいく金額の支払い
Y社に勤めていたXさんは、在職時の残業代に未払いのものがあるとして、他の紛争解決支援機関の制度を利用しましたが、あと一歩のところで金銭面の折り合いがつかず解決には至りませんでした。
そこで、改めて県の制度を利用して解決を図りたいと思い、あっせん申請をしました。
あっせん開始の時点では、未払いとなっている残業代の算定方法等について、XさんとY社の考え方には大きな隔たりがありましたが、公労使3名のあっせん員は、双方から提出された資料を検討しながら助言を行いました。その結果、2回目のあっせんで双方が歩み寄り、折り合いがついた金額をY社がXさんに支払うことで合意し、円満に解決しました。
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動画「個別的労使紛争のあっせん~近藤さんの場合~」はこちらから。(リンク先ページ 中央労働委員会「個別労働関係紛争のあっせん」 の下のほうにあります。動画は北海道労働委員会が作成したものです。北海道労働委員会の個別労働紛争のあっせんの流れがご覧になれます。なお三重県労働委員会では一部異なった取扱いをしています。)
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