友好のカヌー
平成8年2月、三重県とパラオ共和国との友好提携を記念して、当時のパラオ共和国大統領 故クニオ・ナカムラ氏(実父が伊勢市大湊出身)から伝統的な工法で作られたカヌーが、友好の証として三重県へ寄贈されました。県ではこのカヌーを「友好のカヌー」と呼んでいます。(平成8年2月21日、パラオ共和国で開催された県立水産高校の実習船「しろちどり」入港記念交流会の一場面。生徒の後ろに写っている赤い部分が、友好のカヌー本体。)
友好の絆を次世代へ
友好のカヌーは、パラオ高校と長年にわたって交流を続けてきた三重県立水産高校(志摩市)に保管・展示されていましたが、経年劣化によって、長時間の実使用が難しい状態となっていました。令和3年、三重県とパラオ共和国の友好提携25周年を迎えるタイミングで、友好の絆を次世代へ繋いでいく取組として、友好のカヌーを再び海に浮かべて使用できる状態にするため、クラウンドファンディングによって資金を集めて修繕する事業が行われています。
このページでは、多くの方から温かいご支援をいただいた取り組みの詳細をご紹介します。
(友好のカヌー全体像。伝統的な工法により大木をくり抜いて制作された。本体の横には「アウトリガー」と呼ばれる浮きが張り出している。写真は令和3年3月、水産高校の教員らにより試験的な進水が行われたときのもの)
クラウドファンディングについて
87名の個人、法人2社からご寄附をいただきました。ご寄附をいただいた方、情報発信にご協力いただいた方など、クラウドファンディングにご協力いただいたみなさまにお礼申し上げます。
ありがとうございました。
・目標額 2,298,000円
→ 募集発表のページはこちら
・いただいた寄附金の合計 1,393,000円
→ ご寄附いただいた方の一覧はこちら
修繕に向けた取組
・修繕に向けた取組その1 ~カヌーの修繕方法検討~(令和3年11月16日)友好のカヌー 過去の取組(すべて別ウィンドウで開きます)
・パラオ共和国大統領から寄贈されたカヌーが修繕されました(令和元年8月5日)・「2019-2020 日本ーパラオ親善ヨットレース」を通じてパラオ大統領へ友好のカヌーの写真を贈呈します(令和元年11月30日)
・故クニオ・ナカムラ元パラオ大統領から贈られた友好のカヌーの進水試験を実施します(令和2年12月2日)
・友好のカヌーの活用に向けて、水産高校の教員が操船を学ぶ実習を行います(令和3年3月25日)