北方領土問題啓発事業
北方領土とは
私たちが「北方領土」と呼ぶのは、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島(水晶島、秋勇留島、勇留島、志発島、多楽島等)の四島です。戦後、我が国は一貫してこれら四島の一括返還をロシア(ソ連)に対して要求し続けています。しかし、1956年(昭和31年)日ソ共同宣言が署名され、両国間に国交が回復されてから既に40年を超える年月が経過しているにもかかわらず、その返還は未だ実現しておりません。
北方領土は、私たち日本国民が父祖伝来の地として受け継いできたもので、歴史的にも条件的にも我が国固有の領土です。また、日・ロ間の真の関係改善のためには、四島の返還によりこの問題を早急に解決し平和条約を締結する必要があります。そのためには、国民一人ひとりが問題の正しい認識を深めなければなりません。(出典:独立行政法人北方領土問題対策協会パンフレット)
三重県の北方領土問題啓発事業
三重県では、北方領土問題の啓発のために、国(内閣府北方対策本部)、独立行政法人北方領土問題対策協会(通称:「北対協」)、北方領土返還要求三重県民会議等と連携して、北方領土問題の啓発に努めています。
「北方領土の日」・強調月間
国では、2月7日を「北方領土の日」に、また、2月と8月を「北方領土返還運動全国強調月間」に指定しています。
「北方領土の日」は、1855年(安政元年)2月7日にロシアとの間で国境を択捉島とウルップ島の間に定めた「日露通好条約」が締結されたことに、また、2月は「北方領土の日」を迎える月であること、8月は、1945年(昭和20年)同月に旧ソ連軍が北方四島を占拠したことに、それぞれ因んでいます。