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令和05年01月17日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年1月13日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

医療ひっ迫防止アラートの発出について(発表)
お正月期間中の観光入込客数について(発表)
・台湾訪問の結果について(8日概要9日概要10日概要11日概要)(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・県庁の爆破予告等
・中国人観光客へのコロナ対策
・コロナ感染者数にかかる記者レク
・三重県議会議員選挙候補者への為書き

発表項目等

(知事)おはようございます。開始が遅れまして申し訳ありません。私の方から今日は、3点お話を申し上げたいと思います。まず1点目ですけれども、コロナの感染者数が、昨日ですけど、過去最大を記録をしました。また、病床使用率についても66パーセントを超えるということで、かなりの感染状況ということになっております。過去の状況をちょっと見ていただきますと、第7波、この最大が4,673人でした。病床使用率の第7波の最高が、8月15日ですけど、61.1パーセントです。昨日の段階でこれを超えまして、新規感染者数5,457人、病床使用率が66.4パーセントということです。これは過去最大、病床使用率の方は過去最大ということではありませんけど、第7波を上回っている数値です。11月25日に「感染防止行動徹底アラート」を出させていただいておりますが、ちょっと今の状況であると、さらに県民の皆さんにご注意をお願いしなきゃいかんと、こう思っております。救急搬送件数ですけれども、これにつきましては12月28日に6件が救急搬送。これは救急搬送というのは、ご案内のとおり、下にちょっと書いてありますけれども、受け入れ照会4回以上かかったというようなものであります。これは、第7波の時に、8月24日に8件ございました。1月になってからは、1月9日に5件、1月11日に5件ということで、これはまだ第7波を超えてはおりませんけれども、救急搬送困難件数も徐々に増えてきていると、こういう状況です。第7波と第8波の比較をしてみます。これが感染状況でありまして、第7波、これは100日間ありましたけれども、累計で16万7,981人の感染者数でありました。第8波の方は、これはまだ78日でありますけれども、14万人ということであります。これを1日当たりにしますと、第7波の方は1,680人。これは割ったらいいんですけど、100で割ると。それから、第8波の方が約ですけれども、1,798で、1,800です。ですので、こちらが1,680人、こちらが1,800人ということでいうと、第8波の方が1日当たりも多いんですけれども、第8波は恐らく感染して明確におっしゃらない方もおられるかもしれないので、もう少し多い可能性があります。次、死亡者数。死亡者数は第8波の方が多いです。先ほど申し上げました1日当たりの感染者数が多いというよりは、むしろ感染しておられておっしゃらない方もおられるんじゃないかということもありますけれども、それもあって、あるのかもしれませんが、死亡者数は第8波の方が多い、こういう状況であります。先ほど申し上げましたけれども、昨日の状況ですけど、感染者数が過去最多ということで5,457人。そして、病床使用率も第7波を上回る66.4パーセント、こういう状況があります。こういう状況を受けまして、これは三重県独自のアラートでありますけれども、11月に出しました「感染防止行動徹底アラート」これを「医療ひっ迫防止アラート」ということで、県民の皆さんに呼びかけをさせていただきたいというふうに思っております。潮目が変わったということであります。年末年始、多くの方が、後でお話ししますけれども、三重県においでになっていただきました。人流が増えるということでコロナも増えるだろうということですが、感染防止行動をお願いしますというふうに申し上げていました。なかなか徹底しきれないところもあったんやろうと思います。これで日常生活に戻っていきますが、改めて感染防止行動をお願いしたいと思います。今の状況は、医療機関が相当厳しくなっている状況であります。通常の方の入院も、病院によってはなかなか難しくなりつつあるという状況です。完璧に難しくなったということではないですけれども、非常に厳しい状況になっているということであります。第7波の時に比べますと、医療機関の方々の中で感染が蔓延しているという状況までは至っていません。至っていませんけれども、危ない状況になってきているということであります。この中身です。大きく4点あります。ワクチン。これはやっぱり自分の体を守るのはワクチンしかないということで、ぜひワクチン接種をお願いしたい。打てる方はということですけれども、県営接種会場はまだ空きがございます。1月14日、そして2月11日空きがございますので、ぜひワクチン接種を希望される方やっていただきたいと思います。それから飲食です。飲食はマスク会食がなかなか難しいということを申し上げました。可能であれば、マスク会食をお願いしたいと思いますけど、今はもうアクリル板を取りましょうかというお店も出てきています。今の感染状況で行くと、以前のようにアクリル板をちゃんと設置をしていただいて、そして換気対策、これをやっていただくということが感染防止対策には大きな意味があります。ぜひここはお願いしたいと思います。それから、高齢者施設の対策であります。今まではPCR検査を週1回、高齢者施設でやっていましたけれども、抗原定性検査、これを週2回でやることにいたします。今回の感染は、高齢者施設で結構増えてきております。クラスターも発生したりしています。ここの対策が重要です。これから、はっきりと感染経路は、以前のように感染経路は追えていないのでわかりませんけど、家庭と、恐らく飲食店、飛沫が飛ぶところ、マスクを外すところで感染していると思われますので、ここの飲食店の対策というのも、ぜひこれをお願いしたいと思います。それから、医療機関の適切な受診ですけど、救急車、医療機関はひっ迫しておりますので、救急車、真に必要な場合に救急車を呼んでいただくということをお願いしたいと思います。ただ、救急車を呼ばん方がええのやということではありません。緊急の場合は救急車を呼んでいただきたいと思います。私の方から、コロナの関係は以上でございます。なお、インフルエンザについても増えてきていまして、前回、流行入りしましたということで、皆さんに担当部の方から資料をお渡しさせていただいておりますけれども、その数値がちょっと上がっています。年末の数値が1.07。これは以前報告させていただいたものでありますけれども、今年、23年の第1週の数値が4.41になっております。4.41になっておりますので、これ、三重県の数字ですけれども、増えてきているということであります。1点目のコロナについては以上です。
 
続きまして、お正月期間中の観光入込客数について申し上げたいと思います。まず、これにつきましては、1月の1日から3日まで、この三が日であります。県内の22の観光施設の入込客数ですが、94万人ということで増えてきております。過去の調査と比べて、比較可能なのが20施設。2つの施設があとで追加になりましたものですから、令和4年と比べまして、去年と比べまして6.8パーセントの増です。106.8パーセントという形になります。それから、コロナ禍の前と比べまして、大体7割、69.2パーセントまで戻っているということであります。それから、コロナ前、令和2年と比べましても2施設、これは御在所のロープウエイと鳥羽水族館、この2つですけど、この2つが数字は上回っとるということであります。他の施設も、かなり人出は多かったんですけど、令和2年というは数字と並びが良かったんですね。1月の4日、5日もお休みでした。それから、新型コロナがちょっと増えてきたというのもあって、外出を控えられた方もおられるかもしれません。ただ、この正月は天気が非常に良かったですし、それから全国的に行動制限がなかったということで、県外のお客さんが増えた。若い人が結構、来ておられるという話が聞こえてきています。にぎわいが回復しているという声は聞きます。それから、去年と比べまして、海外のお客さんが増えている。アジアとか北米でありますけれども、これ御在所ロープウエイとか、伊賀流忍者の博物館からそういう声が寄せられております。インバウンド客が徐々に戻りつつあるかなということです。10日から全国旅行支援が再開しております。これから増えてくるのではないかなというふうに思っているところであります。観光については、以上であります。
 
最後3点目ですけれども、台湾の訪問についてです。1月7日から11日にかけまして、私にとって初めての海外訪問ということでやらせていただきました。産業関係のトップセールス、それから観光、物産のトップセールスをさせていただいたのと、MOUを締結している各機関を訪問させていただきました。MOUについては、実務面における交流をさらに促進をさせていただいたということであります。トップセールスの観光、県産品でありますけれども、三重県フェアに行って直接台湾の方々と触れ合いましたけれども、三重県に対する関心の高さですね、特に海産物とかあるいは農産物についての興味が伝わってまいりました。これからも魅力発信をしていきたいと思っております。それから産業面は、半導体の関係でUMCを訪問いたしました。非常に熱心に三重県に対する関心を示していただいたというふうに思っております。それからチャイナエアラインを訪れまして、便数の回復をお願いしてまいりました。それからコンテナ船の定期航路は、ワンハイラインズとエバーグリーンマリンコーポレーションの2社を訪れまして、四日市港への継続的な安定寄港お願いしてまいりました。いずれも前向きなお話を頂戴しているところであります。意味のある出張であったというふうに思っております。さらにMOUについて、先ほど申し上げました実務面交流ですね、これをかつて結びました高雄市を訪問させていただきましたし、それからTJPOをですね、台日産業連携推進オフィスで、日本の経産省に相当する台湾の機関が兼務でやっておいでになられますけれども、そこを訪問させていただいて今後も交流を深めていきましょうという話をさせていただきました。特にお手元の写真付きの資料に載っているかと思いますけれども、高雄の陳市長からは来春に三重県を訪れたいというお話も頂戴しております。企業交流も活発化させていきたいというふうに言っていただきました。また、陳市長の方からは高雄市は半導体の先進地域の一つでありますので、そこで半導体に関するさまざまな情報についても教えていただいたところであります。
駆け足の出張ではありましたけれども、かなり実りの多い出張ではなかったかなというふうには評価をしているところです。私からは以上3点申し上げました。
 
発表項目等に関する質疑
 
○医療ひっ迫防止アラートの発出について(発表)
(質)コロナの件で私の認識が甘いんですが、11月に発令している感染防止行動徹底アラートとは継続しているのですか。
(答)いや。アラートはこれに置き換わったということになります。
 
(質)医療ひっ迫防止アラートを今日から発令。
(答)そうです。
 
(質)発出。
(答)発出ですね。県民の皆さんに注意をしていただきたいという呼びかけをさせていただきました。
 
(質)医療体制がひっ迫しつつあるということですが、具体的な数字について知事は把握されているのでしょうか。
(答)どういう状況かということですか。
(質)はい。
(答)これは医療機関に関係部局の方から聞いております。一つは入院の受け入れについて、状況が難しくなってきている医療機関が出てきております。それから、欠勤者につきましては第7波ほどではありませんけれども、欠勤をされておられる方がおみえになるのが2点目。3点目については後方支援病院、ある程度コロナが落ち着くと病院ではなくて、次の施設に移っていただくということになるのですけれども、救急医療から別の医療機関に移ってもらうのですが、そこの受け入れである後方支援病院の受け入れも難しくなっているというのが3点目。それから高齢者施設で発症した方は、病院に行っていただくことがあるのですが、病院に受け入れていただくのが難しくなってきたので、施設内で療養されている方々が徐々に増えてきているのが4点目。そういった4点の状況というのが、医ひっ迫の現状というふうに考えていただければと思います。
 
(質)病床使用率も高くなっているのですが、病床数を今後増やすのでしょうか。
(答)これは徐々に増やしていきますので、今572床ですけれども最大で610。
(答:医療保健部)600を超える。
(答)600を超える病床は確保していきます。ただ、お願いしてもすぐには増えませんので、1週間とか2週間程度かかります。今、お願いをしているところであります。
 
(質)今日から出る医療ひっ迫防止アラートですけれども、期間については終わりについてはいつまでというふうになっているのでしょうか。
(答)これは今のところ終期については想定をしておりません。終了する時には終わります、ということを言わせていただこうと思っております。
 
(質)その上ですけど、アラートが終わる条件としてどのような状況になったら、医療ひっ迫防止アラートを解除するのか、重ねてアラートを一段階引き下げるようなイメージになるのか、それとも全くなくしてしまうのか、そこはいかがでしょうか。
(答)まず後者から申し上げますと、それは状況次第ということになるというふうに思います。順番があるわけではないですけれども、11月に感染防止行動徹底アラートを出していますので、そこに戻るかもしれませんけれども、いずれにしても終わるときには医療ひっ迫防止アラートが終わるということを申し上げたいと思います。どのような状況になったらということですけども、先ほど申し上げたことの裏返しになります。今は入院の受け入れが徐々に困難になっているということと、それから欠勤をされている方も病院でおみえになられる、それから後方支援の病院の受け入れが困難であるということ、それから施設内での療養を余儀なくされておられる方もおられるということ、それがある程度落ちついてきたらアラートの終了というのを言わせていただいてもいいのかなというふうには思っております。
 
(質)今までのアラートよりも名称が変わりますけれども、県民に対して行動で特に変化を求めるようなことがあれば教えてください。
(答)ワクチンについては今までも申し上げておりましたのでお願いします。特に、ここ(飲食の場面での対策)とここ(高齢者施設における対策)ですね。それからここ(医療機関の適切な受診)ということで、医療機関がひっ迫化しているため、救急車の利用は真に必要な場合にお願いしますということで、これ前回のアラートにはありませんでした。第6波のときのBA.5、失礼しました第7波のときのBA.5対策強化宣言のときには、これをお話させていただきました。飲食の部分で、最近はアクリル板を外しましょうか、みたいなところが出てきているのですけれども、やっぱりちゃんとやっていただいた方がいいので設置をしてください。換気はほとんどの店で徹底していただいていると思いますが、改めてお願いをしたいということです。それから可能であれば、マスク会食していただいた方がいいということです。飛沫で感染してますので。高齢者施設の対策というのも、今までPCRだったのですけれども、抗原定性検査の回数も増やして週に2回、PCRは週に1回でしたけれども、今後は週2回というのも付け加えてやらせていただくということがポイントです。
 
(質)例えばアクリル板を設置するとなると、お金がかかってくるかと思いますけれども、県としてあるいは国かもしれませんが、行政が飲食店や事業者を何か支援する枠組みがあるものなのか、それともそれぞれ事業者に自主的にやってもらうものなのか、そこはいかがでしょうか。
(答)第7波を経験し、第8波も経験していますけど、ほとんどの飲食店にはもうアクリル板が設置されていると思います。したがって、特にその声が強くなってくれば、また考えればいいと思います。今のところアクリル板はあると思います。むしろ今は、アクリル板を外しましょうか、みたいなことをお願いしたりするようなお客さんもいたりするので、それがないようにアクリル板はできるだけ設置をして、感染防止を徹底していただきたいという趣旨です。
 
(質)以前のような状態に。
(答)しっかり戻してほしいということです。あとは、期間は分かりません。いつまでか分かりませんけれども、あと3週間我慢していただいて、それでも収まらなければまた次を考えないといけないのですけれども、もうあとしばらくで第8波を超えていけるんじゃないかというふうには思っています。
 
(質)他県だと、医療ひっ迫防止対策強化宣言とかが出ているかと思うのですが、今回県の独自アラートを発出というふうに判断した理由をちょっとお願いします。
(答)かなり状況としては厳しくなっているのは事実ですけれども、まだ国の宣言をお願いするような状況になってきているかというと、そうでもないだろう。例えば、医療機関の欠勤の方々の数というのは、まだ第7波のところまでは達していないということ。それから第7波のときもそうだったのですが、外来にかなりの人が集中して医療機関の窓口が相当混乱したというのがありました。そのときにはBA.5対策強化宣言を私ども第7波に出させていただきましたけれども、そこまではまだ至っていない。それ以外の状況としては、例えば公共交通が止まってしまったというのは第7波はあるのですが、今まだそこまで至っていないということです。したがいまして、医療機関で欠勤者がもっと増えてくるとか、あるいは外来の患者さんが集中をし始めるとか、あるいは社会的にも混乱、公共交通のようなものが出てくるということでありましたら、医療ひっ迫防止対策強化宣言こういったものを出させていただくということになろうかと思っております。加えて、インフルの状況をちょっと申し上げましたけれども、インフルエンザも増えてくるということになりましたら、それも加味しながら総合的に考えて、医療ひっ迫防止対策強化宣言を発出するのかなというふうに思っています。他県の状況でいきますと、確か静岡さんが強化宣言を発令するということを伺っています。静岡の状況は、病床使用率が8割を超えているというふうに聞いていますし、また救急搬送困難事案も1日あたりで20件ぐらいかな、それに迫るような勢いというふうに聞いております。三重県の場合は5件、それでも大変は大変なんですけれども、第7波の8件をまだ超えている状況ではないということですので、そこまでは至っていないということで、対策強化宣言について今回は出さないという判断をしました。ただ、過去最大の感染者数です。県民の皆さんに感染防止行動をお願いしたいということで、アラートを出させていただいています。これが収まらずにずっと上がってくるということでありますと、医療ひっ迫防止対策強化宣言を出さざるを得ない状況になるかもしれません。そういう意味では国とは情報交換していますので、場合によって今後これが収まらずに、ずっとまた上がってくるということになりますと、宣言を出す可能性もありますという話もさせていただいているところであります。
 
(質)今言ったその宣言を出さざるを得ない状況になってくると、例えばその目安みたいなものって何か数値的な目安みたいなものはありますか。
(答)宣言ですか。
(質)はい。
(答)66パーセントはかなり高いのですけれども、これがまた上がってくるというようなことになると相当厳しくなってくると思います。近隣の県でも70を定常的に超えているところがあります。先ほど申し上げましたけど、静岡は8割を超えていると。ちょっとベースが違うかもしれませんけれども、そういう状況になると医療機関はにっちもさっちもいかなくなるということですので、その場合には宣言を出すということで、国と調整するということになると思います。
 
(質)先ほどのご発言の確認なんですけども、今の医療提供体制についてご紹介される中で、入院の受入れが難しくなっている病院があるというお話でしたけども、これは通常医療での入院の受入れが難しくなっているということをおっしゃったわけですか。
(答)どうなんですか。
(答:医療保健部)コロナ患者の受入れが難しくなっているというのもございますし、通常医療での入院というところの調整についてもかなり厳しくなっているというような状況でございます。
 
(質)インフルエンザも今後流行がひろがってくる可能性というのが時季的に考えてもあると思うんですけれども、改めてコロナの予防も含めて県民の皆さんに呼びかけをお願いします。
(答)インフルエンザは年末に流行入りということで発表させていただきました。その数値が1週間あたりの数値ですけれども、年末のインフルエンザ感染者数のほぼ4倍ということになってます。注意報を出すような状況にまでは至っていません。注意報は年末の10倍になると出ますけれども、そういう状況でありますが、去年、あるいは一昨年と比べますとコロナの感染に加えてインフルエンザの感染も増えてきているというのは事実であります。したがいまして、感染対策はコロナもインフルエンザも同じでありますので、しっかりと感染対策をしていただきたいと思います。すなわち、人と話をされるときはマスクをしていただければということですね。外を歩いておられるときまでマスクしていただく必要はないと思います。それから飲食の場合は特に飛沫の拡散にご注意をいただきたいということです。高齢者の方と会われるときですね、これは家庭内であってもマスクをつけていただくことをお勧めいたします。高齢者の方に感染をさせないということを是非ご注意をいただきたいということです。それからワクチンを打てる方は打っていただくと、感染がかなりひろまってきております、後遺症もあると聞いておりますので、ワクチンを打てる方は打っていただきたいということをお願いしたいと思います。
 
(質)改めてなんですけども、今日この日、このタイミングでアラートを出した理由についてお伺いします。
(答)今回アラートを出させていただいたのは、新規感染者数が過去最多になっているということ、それから病床使用率も第7波を上回って66.4パーセントになったということで、県民の皆さんに改めて感染防止対策をお願いしたい。その手前で医療ひっ迫していますということを申し上げたいということで、今回アラートを出させていただいたものであります。
 
(質)6日にも5,000を過去最多を更新されていまして、当日の病床使用率では6割を超えるというふうな状況で、医療ひっ迫状況というのは別に一朝一夕にすぐになるという話ではなく、徐々に進んでいるものだと思うんですけれども、6日の時点で出さなかった理由についても伺います。
(答)様子を見ていたということですね。1月6日で5,447人で過去最多でありました。ただ、三重県より3週間、もしくは6週間も進んでいるところが少し感染者数が落ちてきているところがありましたので、三重県もそれがピークで6日の数字がピークで落ちてくるんじゃないかということも考えてはいました。ところが、上がっていく一方であるということで、今回アラート出させていただいたということです。
 
(質)重ねてお伺いいたしますけど、そういう状況とはいうことですけども、7日から台湾に行かれるという予定でしたけれども、これは非常に高い状況を受けて延期するなり、あるいは代理の方に行っていただくという、そういうことは検討されたんでしょうか。
(答)それはなかったですね。その後、数字は若干落ちついてはきていたのは事実です、感染者数。それで毎日報告はしてもらっていましたし、それから担当理事と電話で連絡をとっておりました。それもありまして、いざとなれば帰ってくるということも考えていましたけれども、そこまでしなくていいだろうという状況であったということで。出かける前は代理で誰かに行ってもらう、もしくは中止するというほどのことではないだろうというふうには思っておりました。
 
(質)そういう意味では、今回、もっと早く医療ひっ迫防止アラートを出すことも一つの選択肢であったのではなかろうかというふうに個人的には思うんですけれども、そういう意味では知事としては今日このアラートを出されるのはちょうどベストなタイミングだというふうにお考えでよろしいでしょうか。
(答)これはコロナがありますのでベストとかいうのはあれですけれども、今のタイミングだろうと思います。別に、その台湾出張があったからアラートを出さなかったわけではないので、あのときは収まってくる可能性もあるなというふうに思っていましたし、台湾に行って連絡を取り合っていざとなれば帰ってくることも考えてはいました。ただ、6日からこちらまだずっと上がってきましたので。したがって、今アラートを出して県民の皆さんにご注意をしていただくということが重要かなというふうに思ったということです。
 
(質)もう1点確認で、状況によってその宣言に切り替わる可能性もあると言われていますけれども、これアラートから宣言に変わった場合に、県民あるいは事業者に対して要請する内容というのはどう変わってくるんでしょうか。
(答)追加的なものが出てくると思います。今、それを検討しまして、その時の状況次第になりますので、それでまた申し上げたいとは思っております。
 
(質)これ他県の事例で、行動制限を要請するとかというお考えというのは。
(答)要請という意味では、例えば岐阜県なんかはおっしゃっていますけれども、感染リスクが高い場所での行動は慎重にしていただきたいというようなことは項目としてあり得ると考えております。現在はそこまでということは必要ないと思いますが、感染する可能性のあるところで注意をしてくださいということです。先ほど会食の話もさせていただきましたけど、そういう所での注意をしてくださいというところで、今回は出しているということです。
 
(質)先ほどおっしゃった中に高齢者施設の方で感染した方がなかなか入院しづらくなっている状況があるというお話があったと思うんですが、最近、高齢者施設のまま療養されたまま亡くなる方の数もやはり死亡者の中に結構増えてきているように思うんですが、今のところ私、毎日コロナの確認を担当課にするときにこの方は入院したいけど、病床がなかったので施設に留まっていたわけなんでしょうか、そうじゃないんでしょうかということを聞くようにしていて、一応まだ60パーセントといえど空きはあるので、本当に必要な人は入れているというような説明を何となくこれまで伺っていたように思うんですが、実際、それでもやっぱり高齢者で本当は入った方がいい状況、体調、症状なのに入れていない方が出てきているということでしょうか。
(答)見極め難しいんですけれども、本当にもう危ないという状況の方については入れないという状況までは至っていないと、ただどっちかな、入った方がいいかなというようなときで、でも施設にいても何とかなるであろうというときに施設の方にいていただくようにしているということですね。
 
(質)ボーダーみたいな方は留まってもらうこともでてきていると。
(答)もでてきているということです。
 
(質)本当は入れたら入った方が、なおいいんだろうけれどもということですね。
(答)いいでしょうね、ということです。
 
(質)数字的なことを聞きますが、今日はどれぐらいの感染者になりますでしょうか。
(答)数はまた午後に発表しますが、3,600ぐらい。
 
(質)昨日ほどは多くない。
(答)そうですね、昨日ほどは多くないです。だからほぼこんな感じになっているということですね。
 
(質)それから他の県、つまり岐阜とか愛知とか、これまでもいろんな歩調を整えて行動するってことが多かったですけども、今回はそのご予定とかはありますか。
(答)愛知はアラートを出しておられます、岐阜は宣言を出しておられます。うちが今まで感染防止のアラートを出していましたが、医療ひっ迫のアラートですから、そういう意味では3県が並んだということかなと思います。そういう意味では、結果的に共同歩調ということになったということかもしれませんね。
 
(質)コロナに関しては大丈夫ですか。
 
(質)お正月や台湾のことに関して質問がある社があればお願いします。
 
○お正月期間中の観光入込客数について(発表)
(質)お正月の観光入込客数のことで伺います。前年と比べれば回復してはいますけれども、一方でその回復の度合いが施設によってかなりまだら模様になっているように見受けられます。ここについて、知事として何か分析があれば教えていただけないでしょうか。
(答)増えているところと、去年に比べるとちょっと減っておられるところがあるというふうに聞いています。増えてるところは晴れてたし、それから行動制限もなかったんでということをおっしゃっておられるところがあるということでいうと、例えば遊園地みたいなとこは外なので、コロナ感染もそんなにないだろうということと、天気も良かったということで増えてるところがあります。また、遊園地だけじゃない、御在所ロープウエイみたいなところも増えておられます。外は比較的増えてるんかなという気がします。それから鳥羽水族館も増えてるんですけども、これはラッコブームがあって、屋内であっても外も一部、換気は良いのでというので増えているんじゃないかなということがあります。ですから外部のところ、それからブームっていうんですかね、があるとこ。それから外国の方が来られて増えているところもあります。主に増えてるところはその三つぐらいですかね。外国の方来られて増えているのは、例えば伊賀流忍者博物館。ここはシンガポールとかアメリカとかカナダとか多くの方来られているというふうにおっしゃってます。他方増えてないところもあります。これは主に曜日の関係が多いみたいですけど、4日からもう出勤という方が多かったので、そんなには増えなかったというふうにおっしゃっておられます。それぞれの分析があると思いますけど、それから新型コロナがまたちょっと増えてきたというのもあって、おいでになられる方が少なく、屋内の観光施設ですけどね。はっきりとは分かりませんけど、主としてそんな感じかなと思います。
 
(質)その上での改めてこの数字の評価について伺いたいんですけれども、令和4年比でいうと106.8パーセントということで回復する一方で、令和2年比だとまだ7割の水準です。この数字自体はどのように評価されますでしょうか。
(答)去年に比べると、コロナへの対応というのは分かってこられたので、外出される方が増えてきたということで106.8パーセントという形になったのであろうというふうに思います。去年は1月3日が月曜日でありまして、4日は火曜日ということでありまして、1日休み取られたりする方もおられたとは思うんですけど、今年は4日が水曜日ということもあって、3日で休みを終えて出られるということもありましたので、かつ令和2年との比較でいいますと、令和2年が1月4日が土曜日、5日は日曜日ということで5日間休みでしたので、年始でいうと。従って日並びがあんま良くなかったこともあって7割に留まっているのかなと。それでも日並びが悪い中でよく健闘してるかなという感じはいたします。
 
(質)そうしますと実力値として、令和2年と比べると実力値ベースではないということかなと思うんですけれども、今回の22施設、94万人という数字は割といい数字になったと。
(答)いい数字じゃないでしょうかね。令和2年がその日並びがいい中で、それとの比較でいうと7割ということですけども健闘している数字やと思います。
 
○台湾訪問の結果について(報告)
(質)台湾訪問でお聞きしたいんですが、UMCに行かれたということで、台湾の半導体産業が、昨日もTSMCが日本に二つ目の工場を造るということも報道されてたりするようですが、興味を持たれたと。そもそもUMCというのは桑名に関連工場を持っていて、元々富士通の工場だったと思いますけども、何か設備投資的なところで前向きなお話というのはあったんでしょうか。その辺ちょっと詳しく教えていただければと思います。
(答)UMCのワン社長とお話もさせていただきまして、コロナの中でも製品の出荷量は伸びているということをおっしゃっておられまして、桑名いい成績を上げているという趣旨のことをおっしゃったと記憶をしています。次の投資についても前向きな印象を受けました。従って、あそこに実は展開余地のある土地がございますけれども、そこについても私の方からぜひここに拡大展開をしていただきたいということで、追加投資をお願いしますということについて、それは検討されておられるような印象を受けておりますので、タイミングはちょっとまだわかりませんけれども、やっていただけるんじゃないかと思います。
 
(質)かなり力強いということですか。
(答)そうですね。非常に、写真見ていただきますとワン社長の方から握手を求めていただいたりというような感じもありましたので、非常にいい方向であったというふうに思います。
 
(質)台湾訪問のことでお尋ねします。一つは観光物産展で県産品のPRをしてこられたということだったんですけれども、知事はご就任後1年ちょっとですけど、その前からコロナ禍が続いていて、この3年ぐらい県としてもあんまり海外で県産品を直接PRする機会というのはあまりなかったんだろうと思うのですが、実際にやっぱり行ってPRされて、今後に向けて得られたことであったりとかっていうのはございましたでしょうか。
(答)三重県の人気というんですかね、がすごい高いなっちゅう感じはしましたね。台湾の方割とおとなしい方、三重県人と近いかもしれませんけど、恥ずかしがり屋という風に聞いてます。確かにそんな雰囲気はありましたけど、それでも終わった後に、私今度家族が日本にいるので日本行きますと、その時に必ず三重県を訪問しますというふうに言っていただいたりとか、海産物が好きだという、例えば伊勢エビというのはすごく縁起もいいものだというふうに言われているというふうに聞きましたけれども、伊勢エビを食べに三重県行きますというような声を聞かせていただいたりとかそういうことですので、フェアはやらせていただいて非常にいい手応えを感じました。また、これは観光フェアのところではないですけれども、訪問をさせていただいた企業、もしくはあるいは市政府から三重県の観光資源の多さについて、こちらから言う前に向こうからおっしゃったりということもあります。伊勢神宮ですとか、忍者でありますとか、それから鈴鹿サーキットでありますとか、世界的にも有名なところがありますよねという話をおっしゃっていただいたりしました。私の方からは熊野古道もありますとこういう話をさせていただいたりしているんですけど、そういうような話もありましたので、かなり三重県の評価は高かったと。今回行って対面でお話をさせていただいてよかったというふうに思います。
 
(質)法被着てらっしゃって、立ってらっしゃる写真も提供していただいたんですけど、ここでどんなふうに三重を売り込まれて、どんな言い方で売り込まれたっていうのはあるんでしょうか。
(質)三重県、台湾にも三重という地名のところがあるんですね。台北市の隣の市ですけども、新しいっていう字に北っていう字で新北市とおっしゃったと思います。そこに三重っていうのがありまして、バス走ってるんですけど、そこへ行くバスが台北の中通ってんですね。そういう意味での親近感もあるみたいですね。そういう話もさせていただいて、その上で三重県の食の魅力と、それから観光地、忍者とか先ほど申し上げた話をさせていただきまして、ぜひ来ていただければということを申し上げたということですね。
 
その他項目に関する質疑
 
○県庁の爆破予告等
(質)他、大丈夫ですか。発表事項外で幹事社の方から。岸田総理がいらっしゃった時には、伊勢で爆竹が、事件があって、昨日も県庁での爆破予告メールみたいなのもあって、何と言うんですか、危ないというか、そういうような事例が起こっていますけど、それに対して何か県警との、6月の交通相のこともありますし。
(答)交通大臣会合ですね。
 
(質)県警と対策を取り組むとか、そういったようなお考えって今どんな感じで進んでいるんでしょうか。
(答)まず、交通大臣会合については、警備をしっかりとやっていただく必要があるので。私も前回の首脳会合の時に警備当局におりましたので、事前視察を、東京から来てしました。志摩ですね、視察させていただきましたけど、それはやっていく必要があると思います。岸田総理がおいでになった時に、爆竹がというのは非常に残念なことでもありますし、それから今回、爆破予告メールが来ました。これについては私の方から指示をしまして、正確な情報をきちんと県民の皆さんに伝えてほしいと。県民の方、県庁においでになることもあるので。従いまして、情報公開をするとともに、警察とも協力をしながら、巡回をしっかりと、県庁でできるものはやっていこうということをさせていただいている。最大限の対応をさせていただいているところです。加えて私の方から、またこれも指示しまして、NISCの方。NISCですね。NISCというのは、内閣サイバーセキュリティセンターというのがあるんですけど、そこへ。メールで来ていますので、そのメールの解析についても依頼をしてほしいということで話をしておりまして、県警の方でもやっていただけると思いますので、どこかでファイヤーウォールで止まるかもしれませんけれども、しっかりとそういった国にお願いをしてやれるものはやっていただく。あらゆる手立てを尽くして対応するということを考えているところであります。
 
(質)その20日の日には、どんな対応を。20日に一応、時刻がありますけど、その日はどういうふうな。
(答)これ先ほども申しましたが、県警の方とも協力をしながら、巡回警備を強化をするということを考えています。今、24時間で10回警備をするということをしておりますけれども、当日はもう少し強化をする必要があるかもしれません。そういったことをやりながら、県民の皆さんにご迷惑をおかけすることをなるべく少なくするということでやっていきたいと思っております。
 
(質)ありがとうございます。他、発表外であれば。
 
○中国人観光客へのコロナ対策
(質)またちょっとコロナ関係であるんですけれども、今度、22日が春節に当たります。中国はゼロコロナの政策をやめるということで、観光客がまた県内にもたくさん来るかもしれませんけれども、特に春節の中国人観光客の拡大を意識して、感染対策等で何か県として取り組むようなことがあるのかどうか教えてください。
(答)中国の方々、まず水際対策を日本政府としてやっているということですので、そこで対応すれば、入ってきていただいても、他の観光客の方と同じように対応すればいいというふうに思っております。それぞれの行動については、それぞれの方々、もしくは旅行代理店と一緒に来るツアー旅行であれば、ツアーのコンダクターの方々から注意喚起もあると思いますので、そこは受け入れ側にとっては通常の旅行客の感染対策をお願いをするということであろうかなと思います。
 
(質)他、大丈夫ですか。
 
○医療ひっ迫防止アラートの発出について(発表)
(質)ちょっと発表項目に戻って恐縮なんですが、いいですか。医療ひっ迫防止アラートについて1点確認させていただきたいんですが、今までこういう類のものって、3週間とか期間を区切って、県民の皆さんにこの3週間は我慢してくださいとか、かなり期間は強調して協力を呼びかけていたと思うんですけれど、今回、終わりの期間を設けないのはどういう意図でしょうか。
(答)今まで三重県ではアラートは終期は出していないということですか。
(答:医療保健部)アラートの終期を出しているものもございます。ちなみに、前回の11月25日に発出したアラートにつきましては、例えば3週間経って次の宣言の方ですね、国の方の宣言に移行せずに、感染状況が改善していればアラートはもうそこで終わりというようなことは示してはきているといったことはございます。
 
○県庁の爆破予告等
(質)爆破予告メールの話ですけど、知事ご就任前にも、爆破かどうかは別にして犯罪を予告するような連絡であったりとかというのがあって、何度も県庁にパトカーが来て、警察官が入ってきたりというのが、結構、実はこれまでもあったという中で、これ発表という形で、何と言うのかな、外に発表されるというケースは、結構異例かなと感じておりまして、もう一度、発表されたという狙い、目的というのか思いをもうちょっと語っていただけますか。
(答)私も話を聞いた時に、愉快犯に対して、発表することによってこういう通告を助長するようなことがあるかもしれないので、今まで発表していない事例もあるというふうに聞いたのですけれども、しかし、仮に爆破が実際に行われるとすると、事前に来庁される方に、この時間は危ないという予告がありますよというのをきちんと知らせるべきであると。それは、治安機関で働いていた私たちの考え方でありますので、従って、それで徹底をしてくださいというお願いをしまして、出してもらったということです。
 
(質)なるほど。今、いみじくもおっしゃった愉快犯という言葉ですけれども、確かにおっしゃる通り、愉快犯ならば、じゃあ放っておけばいいのかということでは。
 
(答)愉快犯かどうかって、結果においてわかる話なので、実際に実行犯で爆破させるかもしれませんので。
 
(質)うなずいてはる人がたくさんいるけど、実は、今回に絡んでも県庁内とは言いませんけれども、愉快犯であるからこれを助長するのではないかというのを、私も昨日から多方面からさんざんいただいているという状況であるわけなんですけど、ちょっと改めてそこで。
(答)そういうことですね。実際に起こる可能性はあるので。危機管理の要諦は、大事なとこは、最悪の事態を想定しながらやっていかなきゃいけませんので、もし仮にこれが愉快犯ではなくて、仮にというか愉快犯ではなくて、実際に爆破が起こった時に、事前に県民の皆さんにお知らせをしておかなかったということでは問題になると思います。これからもそういう対応でやっていきたい。まず県民のことを考えて、情報を皆様方にお願いして、県民の皆さんに到達させてくださいということで、情報発信をしていきたいというふうに思っております。
 
(質)その一方で申し訳ないですけれども、昨日からの対応について、一昨日か、聞かせていただくと、警察への連絡が、メールが翌日であったりとか、後は、そのようにせっかく発表されるのであれば、緊急の連絡で夜間も夕方もできるわけですから、私らへの発表というのは、緊急点検を行うという形で昨日の午後ぐらいになったんですかね。そういうところも含めて、知事の思いとは裏腹に、迅速性というところでいうといかがかなというようなことも感じたんですが、これはどう捉えますか。
(答)県警への連絡は12日、昨日の9時というふうに聞いていますので、これはもっと早うするべきであろうと思います。私がこれ話を聞いたのが、11日の空港に到着してからですから夕刻、夜ですね。県警に連絡してくださいというふうに言いましたので。ただそれが朝になって連絡しているとは思いませんでしたので、これはもっと早くするように言います。というか、私に入れる前に連絡してもらったらいいので、爆破予告があれば。これは今後、改善してまいります。
 
(質)今、県民への注意喚起というところですけれども、昨日伺った話ですと、20日については、特に来庁の自粛なり、あるいは休庁などの措置は取らないというふうにお伺いしたんですが、それについては引き続き、そんなような対応ですか。
(答)巡回警備を実施します。それから県警にも依頼をして、県警も対策をしていただけるというふうに思いますので、通常業務を行いまして、来庁自粛までは必要ないのではないかというふうに考えているところであります。
 
(質)他、大丈夫ですか。なければ、第二さんお願いします。
 
○コロナ感染者数にかかる記者レク
(質)先ほどのアラートの発出は、このタイミングという話なんですけど、1回5,000人を超えた時に、6日に。減るかもしれないというふうに、知事以下、執行部は思われたのかもしれないですけど、普通、今までの7波まで考えたらそれはあり得ないですよね。一時的に減るにしても、とりあえず5,000という数を超えた段階で、本来なら普通、今までは知事会見やっているし、本部員会議もやって対応してきて。今回は、何となくやっぱり遅れている感があるんですね。三重県に関しては。例えば、毎日の新規感染者発表にしても、一応数が多くなって2類から5類に近いような形になってきているんで、じゃあ毎日のレクはやめましょうとなって、レクはやめましたけど、これは大きな事態が起きた時はまたレクもやりの、というセットで、クラブは申し入れているのに、全くそれについて反応しないじゃないですか。対策本部そのものも。ということは、緊張感が足りなくなっているんじゃないですか。
(答)そんなことはないと思います。第7波の時に、4,673を超えた時に、確か本部は開いていなかったと思いますし、一定の数字が。
 
(質)コロナ対策本部でいつも発表しているところです。今、ちょっと名称が変わっていますけど。クラブにレクしていましたよね、毎日。
(答)はい。
 
(質)そこも全然、反応しないじゃないですか。要は、資料提供に切り替えた時に、何らかあった時は、それなりにレクするという条件付きだったわけですよ。でも今回、5,000を超えた時も、単に資料が出てきただけですよね。
(答)それは、レクをするべきであるということなんですね。
 
(質)もちろんです。
(答)その要請をされたということですか。
 
(質)要請して、考えるとなっているけど、結局していないわけじゃないですか。
(答)広報の方に要請を、レク要請をされたということですね。
 
(質)広報にはしない。直接、本部へ。資料が出たら、我々は本部のところへ電話をかけて、今日の感染状況とか確認するわけです。その時ですよね。
(答)その時に、担当の医療保健部にレク要請をされたということですか。
 
(質)ですね。
(答)なるほど。それについて対応していないということですね。
 
(質)それもあるし、我々が言わなくても本来これは重大事だとしてレクしましょうとか言ってくるのが普通じゃないかと思うんですね。今まで7波まではそうだったから。
(答)わかりました。ちょっと状況を確認して、またご報告をさせていただきたいと思います。
 
○台湾訪問の結果について(報告)
(質)あと、台湾なんすけど、11日から熊本県知事も行かれているじゃないですか。
(答)11日からかどうか知りませんけど。
 
(質)11日から。これは記事に出ていますから。
(答)11日からかどうかはわかりませんけど、熊本県知事が行かれるというのは聞いています。
 
(質)だから、向こうさんはTSMCへ行かれてとやっているんですけど、これは何か事前に、熊本も今、半導体の生産においては熊本が若干先行しているけど、三重県も十分競争相手であって、その中でそういう戦術的な、戦略的な意味合いがあって、知事もこの時期にぶつけられたとかいうことはあるんですか。
(答)それはないですね。別に熊本と競争しているわけではなくて、熊本はTSMCですし、うちはUMCでありますので、それぞれ訪問する相手は違いますので、別に競争しているわけではありません。我々はむしろ先ほどご質問いただいてお答えさせていただいていますけれども、UMCの更なる投資をお願いしたいということで行ってきたということです。
 
(質)だから、戦術的な意味があって、先に熊本よりも乗り込んで。でも、政府要人は一緒じゃないですか、ほぼ。政府関係の企業とか。台湾企業と会われる時のあれは重なる部分もありますよね、熊本と。
(答)まず相手方が違いまして、TSMCというのは半導体のかなり、何と言うんですかね、アメリカと伍するような機能を持った2ナノぐらいの確か半導体を生産しているところで、UMCは汎用性のある半導体、大きくても14ナノぐらいまでなのかな、40ナノなのがメインでということなので、それぞれ特色を持った会社、別々なんですね。日本に、ごめんなさい、三重県に来ているのはUMCですから、UMC、さらに拡張余地があるところをお持ちなので投資をお願いしますということを言いに行きました。
 
(質)個別企業だけじゃなくて、台湾の経済団体みたいなのがあるじゃないですか。そこは、会われた時には重なる会社もおありになるじゃないですか。半導体企業だけじゃなくて。
(答)半導体の協会みたいなところですか。
 
(質)いやいやいや。三重県で言えば商工会議所連合会みたいなものですよ。
(答)商工会議所連合会。
 
(質)だから、向こうの台湾経済界があるじゃないですか。そこには、いろいろな企業が入っていて、そこの経済関係のところともお会いになったりしているじゃないですか、知事は。
(答)要するに経団連みたいなところですね、日本でいうと。そこは、私は会っていないですね。
 
(質)そうなんですか。
(答)はい。
 
(質)それは時間がなかったってことですか。
(答)時間がなかったというか、今回のミッションの目的が、半導体でいうとUMCさんに追加投資をお願いするというところがミッションの目的ですので。
 
(質)熊本県さんは、投資含めてのセミナーをやられていますよね。
(答)そうなんですか。そこは承知をしていません。
 
(質)いや、だから競争じゃないといっても、普通そういうことも勘案して、ある程度、三重県もそういう投資セミナーをやるかとか、そういうのも考えられたとは思うんですけど、実際そういう考え付きはなかったんですか。
(答)ないですね。まずはUMCさん。今、三重県に展開をしていただいているところに追加の投資をお願いをするというのが今回の第1目的ですね。それ以外の企業に来ていただくというのは次の目的としてあるかもしれませんが、今回はまずUMCさんにお話をするということなんです。
 
○三重県議会議員選挙候補者への為書き
(質)あと、県議選で各候補者の方に、今までの知事とかは「為書き」というのを送られているんですけど、一見さんの場合はこれを申込制にされたみたいなんですけど、これはなんでですか。
(答)申込制。
 
(質)だから、欲しいという県議には渡すと。でも、そうでないところには送らないというふうな形らしいんですけど。
(答)どういうふうにすればいいのか。初めての県議選なので、どういうふうにしたらいいのかというのを県議の方にお伺いをしている状況ですね。
 
(質)決めたわけじゃない。
(答)まだ決まっていないですね。
 
(質)でも、その中には申込制というのもあるわけですね。
(答)申込制。そういうことかもしれません。
 
(質)だから、欲しいという人にあげると。
(答)今まではどういうふうに渡していたんですか。
 
(質)全部渡しています。例えば、自民党なんか。
(答)全員に。共産党の方も含めて。
 
(質)共産党はいらないと言うから。第一、対立候補を立てますもん。だから、渡さないでしょう。
(答)あ、そうですか。
 
(質)例えば、友党の自民とか公明とか、皆さんに渡して。
(答)新政みえの方には出していなかったんですか。
 
(質)新政みえは、求めないですよね。ただ今回は。
(答)それは、求めた人に出したということですか。全員に出した。
 
(質)自民は全員です。
(答)自民は全員。
 
(質)今回は、自民にも申し込みのことが来ているらしいじゃないですか。
(答)どういう形がいいのかは、今ちょっと問い合わせをしているところなので、決まったらその形でやります。
 
(質)これは、踏み絵的な意味があるんですか。
(答)ないです。
 
(質)だから、私の支持者でないとこれは出さんよと。
(答)そんなことはありません。だって、くれと言われたら出すというのであれば、踏み絵でもなんでもないと思いますけどね。欲しくない人にあげても、しょうがないじゃないですか。
 
(質)だから、欲しくない人との選別がわかるじゃないですか。
(答)それは、踏み絵ではないと思いますけどね。
 
(質)決めたわけではないということですね。
(答)決めていません。
 
(質)どうも。
 
(質)よろしいですか。はい。ありがとうございました。
(答)はい。ありがとうございました。

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