栽培管理の工夫
(1)摘採
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ほ場別摘採せん枝高さ表(例) |
一畦飛ばし |
回転式 |
- 摘採速度は、茶芽の伸び具合にあわせて決定します。刈り急ぎは摘採面が乱れ、詰まりの原因になります。
- 新しい収容方式として、コンテナ式乗用摘採機が登場しました。茶葉の収容に茶袋を使わず、箱(コンテナ)に収容するタイプです。
- 摘採時における茶袋の交換、搬出は時間がかかり、労働強度の高い作業でしたが、コンテナ式乗用摘採機により袋替え作業が省略できるため、さらに摘採能率が向上しました。
- コンテナ式乗用摘採機の場合、茶葉の搬送方法、茶工場の荷開け方法を変更する必要があります。具体的には、ダンプ式のトラックや茶工場での地下生葉ピットがあると便利です。
荷台を起こせるスペースと地下ピット |
受け入れ口が大きいと効率的 |
(2)防除
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薬液を調合したサブタンクから乗用防除機へ投入 |
(3)深耕
- 乗用式の茶園管理機による踏圧の影響が懸念される場合もありますので、深耕により土の物理性改善を行いましょう。サブソイラー方式は、地面の凹凸を抑えつつ、地面より30センチメートル程度(通常のカルチでは、10センチメートル程度までが限度)までを柔らかくします。よって、地面の凹凸による次の作業への影響は少ないようです。
乗用深耕機による深耕作業 | |||
深耕前 |
深耕後 |