茶園の連反化
茶園の規模は、半日作業単位の面積(40~50アール程度)が、効率よく作業するために適しています。
区画が小さいと旋回の数が増え能率があがらないうえ、別茶園への乗用茶園管理機の移動に時間を要します。このため
周辺の土地所有者と連携をはかって貸借や交換分合によって、農地を集積しましょう。 優良農地を一定期間(5~10年)借り受けた後、売り渡しを受けることもできます(農地保有合理化緊急加速事業)。 優良農地を一定期間貸す場合に、小作料を一括前払い(8割、2割は8年後に調整)で受けることもできます。 |
連反化を行って、植栽を行った状況 |
農地保有合理化事業等に基づき、市町村農業委員会や三重県農林水産支援センターを活用すると、次のような税制の優遇処置が受けられます。また、低利の資金も借りることができます。(詳しくは、市町村農業委員会・三重県農林水産支援センターにお問い合わせ下さい)
税制上の特例措置
売り手のメリット
譲渡所得税の特別控除(通常) 800万円控除
譲渡所得税の特別控除(買入協議) 1,500万円控除
買い手のメリット
登録免許税の特例 税率 1000分の50 → 1000分の25
不動産取得税の特例 課税標準額(固定資産税評価額)を3分の2に軽減
金融上の特例措置
農業経営基盤強化資金(スーパーL)の融資
基盤強化法に基づき農業経営改善計画の認定を受け、簿記記帳を行う認定農業者については、
農林漁業金融公庫が融資する低利のスーパーL資金の融資が受けられます。
償還期限(据置期間含む) : 25年以内
据置期間 : 10年以内
貸付限度額 : 個人 1億5千万円 法人 5億円
地域の茶園を10年先どうしていくか、話し合う機会を持って、担い手への農地集積を進めましょう。
農業改良普及センターも支援します。