はじめに
緑茶は、三重県をはじめとして、全国30府県で生産されていますが、担い手の高齢化、農業後継者の不足さらには園地分散や不整形園地等の条件不備などから、栽培農家数、茶園面積とも減少傾向にあります。 しかし一方では、健康飲料としての意識の高まりから、今後も安定した需要が見込まれています。そのため、茶業の発展には、いち早く園地整備や高性能茶園管理機等の導入を推進し、茶農家の経営安定を図っていくことが重要と考えています。本冊子では、茶園の機械化を進めていく上で参考となる県内の現地事例を中心に紹介するとともに、一方では、乗用茶園管理機を安全に使用していただくため、安全管理面での注意点を記載しました。本冊子が、園地整備や高性能茶園管理機導入推進のために広く活用され、茶農家の経営改善と、茶業の発展につながりますよう期待しています。 三重県中央農業改良普及センター |
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