三重県産米について
三重県では台風による被害を回避するため、早期栽培が主流となっており、全国でも早場米の産地として認知されています。また、県内栽培面積の7割をコシヒカリが占め、西日本一の生産量を誇ります。
また、コシヒカリの他、県ブランド米の「結びの神」である三重23号や、キヌヒカリ、みえのゆめ、あきたこまち、ミルキークイーンなどが作付けされています。
県内で栽培されている主な品種
日本型食生活のすすめ
南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。
このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を、「和食;日本人の伝統的な食文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
詳しくは農林水産省(外部リンク)
三重県は南北に長く、海や山に囲まれた地域独自の多様な食文化が育まれてきました。
その中には、米を中心とした郷土料理も多く現代に引き継がれています。
県産米PRの取組
米の1人当たり年間消費量は、1962年の118.3kgをピークに1995年に67.8kg、2019年には53.2kgとなっており、人口減少の影響もあり一貫して米の需要量は減少傾向にあります。
需要減少の要因は、食文化の多様化が進み、麺類、パンの消費が増えたことに加えて、「ダイエットのためにご飯を控えている」といったごはん食に対する誤解等も影響にあると言われています。
※ごはん食は、腹もちが良いだけでなく、他の炭水化物に比べてインスリン(体脂肪の合成・蓄積を促すホルモン)の分泌が少なく、肥満予防に効果的と言われています。
お米を作る水田には、洪水や土砂崩れなどの災害防止機能、気温上昇を抑える気候緩和機能、地下水を作り地盤沈下を抑える機能や生物多様性、文化継承、ろ過機能等、多面的な機能を有しており、地元のお米を食べることで地域の水田を守り、その結果、地域を守ることに繋がることを伝えていくことが重要です。
そのため、三重県では、三重県産米の需要を維持・拡大し水田を守ることを目的として、県産米のPR活動を実施しています。