平成12年版 環境白書に見る三重の環境
2.情報公開の一層の推進による環境施策の推進
積極的な環境実態の情報公開や情報提供を通じて、オープンな議論の場を提供し、それぞれの活動主体による環境負荷低減の自主的取り組みを促進するとともに、県民ニーズに対応し、アクセスが容易な環境情報を整備しています。
- 産業廃棄物多量排出事業者等自身による自己の産業廃棄物の自主公開システムを推進しています。
- ダイオキシン等化学物質の実態把握の拡充と積極的な公表を行います。
3.環境負荷低減への取り組みの推進
県自らはもちろん、市町村、事業者等が率先して環境負荷の低減に取り組むように、施策を推進しています。
- ISO14001の認証取得先進県の推進のため、平成12年2月の本庁舎での認証取得に引き続き、平成12年度中に全県民局で認証取得します。
また、地域住民の生活行動に大きな影響を与え、環境負荷の低減に大きな効果が期待できる、企業とりわけ小規模な企業のISO14001の認証取得を、市町村や県庁他部局と連携し支援・促進します。 - グリーン購入先進県として、商品やサービスを購入する際に、必要性をよく考え、価格や品質だけでなく、環境への負荷ができるだけ小さいものを優先的に購入するシステムを運営し、広く県民にグリーン購入の必要性を普及啓発するとともに、廃棄物の再資源化を促進し、再生資源の利用拡大を図るため、市町村や企業等と「みえ・グリーン購入ネットワーク(仮称)」を設立します。
4.多様な森林整備のための新たな対応
公益的機能の高い森林整備を推進するため、森林GISを活用して、森林を機能別に区分(ゾーニング)する手法を確立し、地域に適した森林づくりに取り組んでいます。