このたび、松阪地域防災総合事務所では、三重県及び市町の職員を対象にナッジ手法についての勉強会を開催します。
1 ナッジ手法について
ナッジ(nudge:そっと後押しする)とは、行動経済学の理論の1つで、個人の選択の自由を阻害することなく各自がより良い選択を行うよう、情報発信や選択肢の提示の方法を工夫するというものです。
強制や経済的誘導によらずに、ある人の行動を望ましい方向に後押ししていく手法であり、全国の地方自治体において、住民向けの健診や予防接種の受診促進、口座振替の促進、災害時の自主避難の促進など、多様な分野で試行・導入されています。
2 勉強会の目的
住民に身近な行政サービスを行っている県と市町職員は、ナッジ知識の有効活用が期待できること、また、今後ますます重要となるEBPM(根拠に基づいた政策作り)においてもナッジは有用であることから、ナッジの概論と実践方法について入門的な勉強会を行うものです。
今回のように、県と市町の職員が合同でナッジの研修を行うのは、県内で初の試みです。
3 勉強会の日程と内容
(1)日時
令和4年7月19日(火)13時30分から15時まで
(2)内容
ナッジ入門「どうすれば望ましい行動を後押しできるのか」
ア.ナッジの基本
イ.ナッジの実践ステップ
ウ.チャレンジワーク
エ.事例紹介
(3)実施方法
ZOOMを使用したオンライン方式
(参加者が会場に集合して行う方式ではありません。)
(4)講師
NPO法人 Policy Garage(ポリシーガレージ)に所属する地方自治体職員
<参考>NPO法人 Policy Garageについて
地方自治体や中央省庁の職員、大学教員、企業などの有志が結集したチームで、官民を越えた知見の連携と共有により、公共政策のあり方を見直し、より良い社会としていくことを目指して活動しているNPOです。
https://policygarage.or.jp/
4 対象職員
日常業務においてナッジの活用を考えている県と市町の職員(定員50名)。
すでに募集は終了しており、県と7市8町から参加申し込みがありました。
5 取材を希望する報道機関の方は、会場と資料の都合がありますので、7月15日(金)までに松阪地域防災総合事務所へご連絡ください。