シャコ
シャコ
産卵期は4~10月でピークは5月と8月にみられ、春季は主に体長10㎝以上の大型群により、また、夏季は主に10㎝以下の小型群により産卵が行われますが、アリマ幼生の出現ピークは9~10月の秋のみとなっています。
アリマ幼生の期間は8~11期で、孵化直後の第1期幼生は全長2㎜前後ですが、浮遊成長しながら脱皮成長を繰り返し、最終幼生期には全長11~17㎜あまりとなり、底生生活に入ります。
その後脱皮成長繰り返し、満1年で体長6~8㎝、2年で10㎝以上、3年で13~15㎝に成長します。寿命は満3年ですが、3年まで生き残るものは非常に少ないようです。
参考文献:
- 船越茂雄・板東正夫・石川雅章
1992.シャコ資源管理手法の開発、愛知水試業務報告、平成2年度:140-144. - 船越茂雄・柳橋茂昭・石川雅章
1993.シャコ資源管理手法の開発、愛知水試業務報告、平成3年度:119-120. - 船越茂雄・中村元彦・家田喜一
1994.シャコ資源管理手法の開発、愛知水試業務報告、平成4年度:121-122. - 浜野龍夫
1992.海底の孤独な狩人 シャコ類、週刊朝日百科、動物たちの地球68、朝日新聞社:2-50~2-253. - (社)日本水産資源保護協会
1986.シャコ、水産生物の生活史と生態(続):173-190.