この図鑑について
この図鑑の構成
この図鑑は、三重県内で撮影された水生生物およびそれらの利用法を紹介するために作成しています。内容は、生き物を紹介する「調べる」と、食べ方を紹介する「食べる」に分かれており、各種の詳細ページには食べ方のページへのリンクを設けています。
前身は三重県中央卸売市場で作成された「おさかな図鑑」で、新たに三重県水産研究所などで作成されたコンテンツを追加しています。
謝辞とお願い
この図鑑に使用する写真等は、中央卸売市場、産地市場等での業務に際し撮影、取材されたものが多く含まれます。卸売業者、仲卸業者、漁業協同組合の方々をはじめ、買受人、産地仲買人等、市場関係者の皆様には多大なるご協力をいただきました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げるとともに、今後ともご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
著作権および免責事項
このサイト上の画像、記事については、特に記載の無い限り三重県が著作権を有します。著作権法で認められた場合を除き、画像や記事を無断で使用することはお断りします。このサイトを閲覧すること、および閲覧者がサイトの情報を利用することで生じたあらゆる事態について、三重県は一切責任を負いません。
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この図鑑の機能と使い方
この図鑑は、任意の分類群等から検索する機能を有しており、冊子のようにページをめくることもできます。
なお、トップページは更新日の新しいものが表示されます。
調べる
検索画面と、目別の一覧表があり、どちらでも絞り込みが可能です。分類順、アイウエオ順、通称名の一覧から調べることができます。
検索画面では分類項目以外にも、地方名や食べ方などで検索することもできます。
目的のさかなの名前が判っている場合は一覧から、分類群の見当が付く場合は検索画面からそれぞれの分類群で絞り込むと便利です。
ページをめくる
トップページや、すべての詳細ページには左右の端に赤い矢印と青い矢印があります。これらの矢印をクリックすると、分類順にページをめくることができます。ただし、一番最初と最後のページは片側だけしかめくれません。
参考 おさかなの名称について
生き物についている名前は人間が便宜上付けているものです。学名であっても地方名であってもそれは同じで、どちらに優劣があると言うものではありません。基本的に、ある種の生き物に対して、その名称を使う人間同士が正しく円滑に情報をやり取りできればその名称は用を足していることになります。一方で、同じ人間であっても、たとえば国が違えば言葉が違うことがあります。人間の国にしばられない生き物の場合、言葉の違う2つ以上の国にまたがって分布することも珍しくなく、ひとつの生き物に複数の名称が使われることが起こりえます。このような事態を考えると、ある生き物には全世界共通の、ただ一つの名前を付けた方が混乱が少なくて済みます。これが「学名」で、厳密にはただ一つの標本に対して、一つの学名がつけられます。学名の表記はラテン語による二名法で、属名と種小名からなります。
例えばブリの場合、Seriola quinqueradiataという学名を与えられています。そして近縁種のカンパチもSerioraという同じ属名を持っています。属名が同じ魚はもっとも近縁で、先の例であげたブリもカンパチもブリ属に属します。それに次ぐ近縁なグループは科で、ブリはマアジやシマアジなどとともにアジ科に属しています。さらにアジ科やタイ科を含むグループはその上のスズキ目という大きなグループに含まれています。
したがって、ある魚の名前を調べる時には、その魚に似た、名前の分かっている魚を手がかりにするとよいことがあります。その際、目、科、属と絞り込むほど対象種数が少なく調べるのが早くなります。慣れてくれば、はじめて見る魚であっても、どの分類群にあてはまるのかおおよその見当がつくようになります。