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令和06年10月11日
三重県の森林・林業におけるJ-クレジット制度の活用について
「J-クレジット制度」について
「J-クレジット制度」は、森林経営活動による二酸化炭素吸収量などを、決められた方法に従って定量化し、その創出量を売買取引可能な形態(クレジット)として国が認証する制度です。クレジットは、環境配慮やカーボンオフセットを意識する企業等に購入してもらうことで、森林経営活動のための新たな収入源とすることができます。
県の事業において実施している取組
県行造林でのモデル事業の実施
県内における森林経営活動によるJ-クレジットの活用促進のため、県自ら県行造林における認証に取り組み、申請から認証、販売までのプロセスにかかる知見・ノウハウを把握するとともに、効率的・効果的な認証手続きや認証後の販売手法について検討し、メリット・デメリットをまとめる取組を実施しています。
三重県版「クレジット創出量計算シート」の作成
J-クレジットに取り組みたいと考えている方に、自分の保有する山林にはどれほどのクレジット創出量があるのか、本当に収入源となるのかなどの大まかなイメージを持ってもらうため、県では、三重県版の「クレジット創出量計算シート」を有限責任監査法人トーマツと共同で作成しました。
・三重県版「クレジット創出量計算シート」【xlsx】
「林業DXで森林クレジット創出を効率化~J-クレジット活用促進セミナー~」の開催
森林経営活動による「J-クレジット制度」に実際に取り組むには、ハードルが高いと感じている方も多いことから、県では、林業関係者向けに制度概要の解説、県行造林でのモデル事業の取組内容、三重県版の「クレジット創出量計算シート」を紹介するセミナーを開催しました。
・「林業DXで森林クレジット創出を効率化~J-クレジット活用促進セミナー~」(開催当日の資料【PDF】)
【令和6年2月2日開催】
航空レーザ測量と林分収穫表を活用した情報基盤の整備(J-クレジット活用基盤整備)
航空レーザ測量の森林資源解析データと「J-クレジット制度」の申請にあたり必要となる「三重県のスギ・ヒノキ人工林における林分収穫表(長伐期施業対応版)」を活用して、地域森林計画区域内の地位級を特定した情報基盤データを作成し、「Mie Click Maps for 三重県森林ページ」において公表しています。
・航空レーザ測量の実施状況【HPリンク】
・「三重県のスギ・ヒノキ人工林における林分収穫表(長伐期施業対応版)」(説明【PDF】,表【xls】)
・「Mie Click Maps for 三重県森林ページ」【HPリンク】
「J-クレジット制度」のさらなる活用促進に向けた取組
「J-クレジット制度」のさらなる活用促進に向け、民間企業との連携や創出者等関係者間での情報共有・発信に取り組んでいます。
・J-クレジットの活用促進に向けた連携に関する協定締結式【HPリンク】
・三重県内の森林由来J-クレジットの取組について【HPリンク】