県では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、森林のCO2吸収機能に経済的価値を生み出す「J-クレジット制度」の活用による森林整備の促進に取り組んでいます。
このたび、「J-クレジット制度」のさらなる活用促進に向け、住信SBIネット銀行株式会社他3社と三重県の5者により『J-クレジットの活用促進に向けた連携に関する協定』を締結し、以下のとおり締結式を開催しました。
今回の連携協定により、それぞれの持つ技術やノウハウを活用し、J-クレジットの創出から販売までの課題の検討と森林資源のデータ化やデータ連携による林業のDX化の検討を図ることとしています。
1 日時 令和6年6月27日(木)15時10分から15時30分
2 場所 県庁3階 プレゼンテーションルーム
3 協定者及び締結式出席者(敬称略)
住信SBIネット銀行株式会社 代表取締役社長 円山 法昭(まるやま のりあき)
株式会社セールスフォース・ジャパン 専務執行役員 田村 英則(たむら ひでのり)
株式会社マプリィ 代表取締役 山口 圭司(やまぐち けいじ)
株式会社テミクス・グリーン 取締役 高橋 巧 (たかはし たくみ)
三重県 知事 一見 勝之(いちみ かつゆき)
4 協定の名称
住信SBIネット銀行株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、株式会社マプリィ、株式会社テミクス・グリーン及び三重県とのJ-クレジットの活用促進に向けた連携に関する協定
5 協定における連携・協力事項
(1)J-クレジットの創出及び販売の事業スキーム等の検証に関すること
(2)J-クレジットの創出促進に資する林業のDX化に関すること
(3)その他、本協定の目的達成に資すると認められる事項に関すること
6 協定期間 令和6年6月27日から令和8年3月31日
協定の締結式におきましては、皆様から一言ずつコメントをいただきました。
【住信SBIネット銀行株式会社 円山代表取締役社長】
都道府県との連携協定は初めてのことであり、非常にワクワクしています。私どもは金融機関として、「テクノロジーと公正の精神で、豊かさが循環する社会づくり」を目指しており、カーボン・クレジットにより林業のための新たな収益を生み出し、森林・林業の活性化に貢献していきたいです。
【株式会社セールスフォース・ジャパン 田村専務執行役員】
CO2の問題は、森林・林業分野だけでなく、あらゆる企業にとっての重要なテーマです。我が社のクラウドサービスは、すでに三重県様においても活用していただいており、今後はご列席の企業様たちとの連携を強化して、さらなる事業推進に役立つ支援をしていきたいです。
【株式会社マプリィ 山口代表取締役】
我が社は一次産業者向けのハードウェアやアプリケーションを開発・提供しております。森林・林業分野におけるサービス提供にあたって一番に接点を持ったのが三重県の事業体様であり、今後も先端技術を用いて、林業事業体様や自治体の職員様や森林所有者者様の目線に立った課題解決に取り組んでいきたいです。
【株式会社テミクス・グリーン 高橋取締役】
我が社は林業DXやJ-クレジットの発行・売買支援を行っております。今回の協定により、三重県におけるカーボンニュートラルの実現に向けて全力で取り組んでいくとともに、他に類のない最高のDX基盤の構築に取り組んでいきたいです。
【三重県 一見知事】
カーボンニュートラルは待ったなしの状況であり、J-クレジットはそのカーボンニュートラルを動かすためのツールだと考えております。今回の連携により、積み重なった事例から抽出されたエッセンスを情報として関係者へ共有していけるようなものにしていきたいです。
記念撮影(左から円山代表取締役社長、田村専務執行役員、一見知事、高橋取締役、山口代表取締役)
締結時の知事のコメントの様子