第1部では、鈴鹿市在住の戦争体験者である小川きぬさんから戦争当時の体験をお話しいただき、その後、県立神戸高等学校放送部、広島県崇徳高等学校新聞部(オンライン参加)の生徒さんから「戦争の記憶を語り継ぐ活動」について発表していただきました。
第2部では皇學館大学文学部の学生に戦時期に使用された紙芝居を実演・解説していただき、その後、発表者による意見交換を行いました。
当日の映像は次のリンク先からご視聴いただけます。
インターネット放送局による動画配信
【県内高校生・大学生と広島県の高校生による活動発表会 概要】
<第1部>
(1)県内戦争体験者による証言 小川 きぬ 様
小川さんは、神戸高等学校に進学され、終戦当時は中学生でした。
現在も県内の様々な場所で、悲惨な戦争の記憶や当時の暮らしの実態などについて伝承する活動に取り
組まれています。
(2)三重県立神戸高等学校放送部による取組発表
神戸高等学校放送部は「NHK杯全国高校放送コンテスト」に出場するなど全国を舞台に活動を発表。
また、令和元年6月から、地元FMラジオ「鈴鹿ヴォイスFM」の協力を得て「神高放送部のこっちなん
です!!」の番組を制作するなど幅広く活動しています。
(3)広島県崇徳高等学校新聞部による取組発表
崇徳高等学校新聞部は、原爆投下から4年後の1949年の創部で、毎年8月6日に向けた特集号で平和を
訴える紙面を作り続けています。取材範囲は校外にもおよび、ローマ教皇やオバマ元大統領にも取材を行
い、平和への想いを発信しています。全国高等学校総合文化祭にも多く出演しています。
<第2部>
(1)皇學館大学文学部による取組発表
皇學館大学文学部国史学科の長谷川助教のゼミでは、戦争中の漫画やボードゲームなど当時の子どもた
ちが手にしていた資料の実物を使い、人々の暮らしや戦争との関わりを調べています。当時の資料を使い
ながら戦争と平和について主体的に考え、自分なりの歴史像を描くことを授業の目的としています。
(2)発表者による意見交換
発表者から、同世代に対して呼びかけたいことやこれからの抱負等についてお話していただきました。