三重県労働委員会活動状況
令和2年の活動状況
労働争議の調整
1.概況
(1)調整事件取扱状況
令和2年の調整事件取扱件数は、新規申請が1件で、あっせんの申請でした。
なお、過去10年の新規申請件数の平均は7.7件です。
(2)月別申請状況
新規申請に係る月別申請状況は、3月1件でした。
(3)調整事項別取扱状況
新規申請分を調整事項別にみると、次のとおりでした。
・「賃金等」に関するもの | 1件 |
・団交促進に関するもの | 1件 |
(4)所要日数
申請から終結までの所要日数は、101日以上が1件で、所要日数は302日となっています。
(5)終結状況
令和2年に取り扱った2件のうち、1件は同年中に終結しました。終結内訳は、話し合いの不調等により打ち切ったものが1件でした。
公益事業の争議予告
個別労働関係紛争のあっせん
1.概況
(1)個別労働関係紛争のあっせん取扱状況
令和2年の個別労働関係紛争のあっせん取扱件数は、新規申請が1件でした。
新規申請1件は労働者側による申請で、申請件数は前年と比較して3件減少しました。
(2)月別あっせん受任状況
新規申請に係る月別の受任状況は、7月1件でした。
(3)あっせん希望事項別取扱状況
新規申請分を調整事項別にみると、次のとおりでした。
・「賃金等」に関するもの | 1件 |
・「労働条件等」に関するもの | 1件 |
(4)所要日数
あっせんの委任を受けてから終結までの所要日数は、61日以上80日以下1件となっています。
(5)終結状況
令和2年に委任を受けた1件は同年中に終結しました。終結内訳は、合意書の締結により解決したものが1件でした。
不当労働行為事件の審査
1.概況
(1)審査事件の取扱状況
令和2年の不当労働行為事件取扱件数は、前年からの繰越しが4件でした。
なお、過去10年間の新規申立件数の平均は、3.1件です。
(2)終結状況
令和2年に取り扱った4件のうち、1件は同年中に終結し、3件は翌年に繰り越しました。終結内訳は、救済申立てを一部棄却・一部却下したものが1件でした。
2.審査期間目標の達成状況
平成17年の労働組合法の改正に伴う審査期間の目標(548日)を適用した事件のうち、令和2年に終結した事件は1件で、所要日数は895日でした。
地方公営企業等の認定告示
1.概況
令和2年における取扱について、3件の新規申出がありました。
労働組合の資格審査
1.概況
令和2年における労働組合資格審査取扱状況は、前年繰越が3件、新規申請が5件の計8件で、その内訳は、委員推薦に係るものが5件、不当労働行為に係るものが3件でした。
終結状況については、適合決定となったものが7件、翌年に繰り越されたものが1件でした。
会議
1.総会
総会は、労働委員会規則第4条及び第5条の規定に基づき、公益委員、労働者委員、使用者委員という三者構成の委員全員によって開催され、委員会運営の中心であって、委員会の処理方針を決定し、また、具体的な処理が諮られる会議で、毎月開催する定例総会と、必要に応じて開催する臨時総会とがあります。
令和2年は、定例総会を11回開催しました。
2.公益委員会議
公益委員会議は、労働組合法第24条や地方公営企業等の労働関係に関する法律第16条の2などの規定に基づく公益委員のみの権限とされた事項について審議する会議で、労働組合の資格に関する事項、不当労働行為に関する事項及び認定告示に関する事項等について協議決定します。
令和2年は、7回の公益委員会議を開催しました。
3.連絡協議会及び連絡会議
上記の会議とは別に労働委員会相互の連絡を密にし、その事務処理に必要な統一と調整を図るため、公益委員、労働者委員、使用者委員の三者構成による連絡協議会や会長連絡会議等が、全国規模あるいは地域別規模によって開催されました。
資料
個別労働関係紛争のあっせん(第6~第10表)(PDF:116KB)
不当労働行為事件の審査(第11表~13表)(PDF:128KB)