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令和07年03月12日

令和6年度「みえの魅力的な企業を学ぶフォーラム」を開催しました

 令和7年2月20日(木)に、三重県庁にて「みえの魅力的な企業を学ぶフォーラム」を開催し、約70名の方にご参加いただきました。フォーラムでは、「令和6年度みえの働き方改革推進企業」知事表彰と「令和6年度三重のサステナブル経営アワード」を受賞された企業の中から10社の経営者等をお迎えし、取組概要のプレゼンテーションと、大学生を交えたトークセッションの2部構成で実施しました。

第1部 プレゼンテーション
第2部 トークセッション ~若者が「ずっと働きたい!」と思う企業とは~

 

第1部 プレゼンテーション

  
 
 
※詳しくは当日の配付資料をご覧ください。
※以下企業名のリンクのうち「みえの企業まるわかりNAVI」の登録企業は同サイトの企業ページに遷移します。
 
<令和6年度みえの働き方改革推進企業 知事表彰>
● 株式会社富士製作所/製造業/伊賀市(発表者:代表取締役 村上吉秀 氏)
総合的な働き方改革の実績により「ベストプラクティス賞」に選出された同社からは、プライベートで様々なリフレッシュができることによって、仕事でのモチベーションの向上・スキルアップ・業務効率化などが図られる“ワークライフバランスの好循環”を大切にしており、そのために「多能工化」「DX化」「休暇制度」の3つに注力しているとのお話がありました。
 
● 株式会社ゴーリキ/製造業/伊勢市(発表者:取締役マネージャー 強力里香 氏)
「会社はみんなのものである」という考えのもと、社員主体の組織づくりをしている同社からは、社員の声から多様な働き方が生まれた事例の紹介がありました。
【例】「フレックス社員制度」: パート社員から「求められる仕事内容が正社員と変わらないので、成果を同じように評価して欲しい」などの要望を受けて設置。(当該社員は、子供の成長に合わせて今はフルタイム正社員に)
【例】「フリーダム社員制度」: 自分らしい働き方にこだわる社員に対し、社会保険料、必要経費、賞与、積み立てた退職金などを報酬に含めて保障したうえで個人事業主として契約する仕組みを設置。

 
● 日本トランスシティ株式会社/運輸業/四日市市(発表者:人事部 神田勝弘 氏)
全国に事業所を構える同社においては、以前は全国転勤ができることが管理職の条件でしたが、新たに、地域に根差して働ける(転勤を伴わない)「エリア管理職」を設置したことで、より多くの人材が活躍できるように見直したとのお話があったほか、社員の創意工夫や改善意識を促すための改善提案活動について、その活発な実績について紹介がありました。
 
● 三重電子株式会社/製造業/明和町(発表者:代表取締役社長 林 雅哉 氏)
テーマ賞「休みやすい職場賞」を受賞した同社では、休みやすい環境整備を進めるためには「ブルシット(無意味な)ジョブの排除」「プロセスの見直し」「予定化」「管理職・経営者の心構え」が大事であるということ、特に「管理職・経営者の心構え」としては、上司が率先して休暇を取得し、プライベートを楽しんだ話をしていくことが効果的とのお話がありました。
 
● 株式会社中田商事/運輸業/伊賀市(発表者:代表取締役 中田純一 氏)
テーマ賞「女性が働きやすい職場賞」を受賞した同社では、小さい子をもつ女性が活躍できる職場であれば様々な事情の方が働ける職場になるとの考えがあり、企業主導型保育園が設置されています。女性が働く事例として、同社の保育部門と運輸部門をまたいで働く人、有休を活用して夢を叶えるドライバー、パート社員からステップアップした営業所長など、多種多様な活躍の様子が紹介されました。
 

 
<令和6年度 三重のサステナブル経営アワード 知事表彰>
● 下津醤油株式会社/製造業/津市(発表者:代表取締役 下津 浩嗣 氏)
地域の人にとってなくてはならない、誇りに思われるような会社を目指したいという思いで事業を進めており、170年近く地域に根差した事業を続けていること、同社の製品が全国の品評会で1位となったこと、地域の農家とつながりの中で廃棄物から新たな商品が生まれて喜ばれたことなど、小規模ながら地域で輝く活動の紹介がありました。また、地元を三重県が誇れる観光地にしたいとのことでした。
 
● 株式会社ナベル/製造業/伊賀市(発表者:代表取締役社長 永井 規夫 氏)
フィルターや折り畳み式ソーラーパネルなど、“蛇腹”の技術を応用しながら環境に配慮した製品開発に注目が集まった同社からは、創業当初の製品の需要が技術革新によって低下していくなかで、それを超える新しい技術革新を自ら起こしていく柔軟性が大事ということ、また、会社は社員とその家族の幸せのためにあり、楽しくやりがいのある人生にできるのではとのお話がありました
 
● 株式会社光機械製作所/製造業/津市(発表者:代表取締役社長 西岡 慶子 氏)
創業80年となる同社では、企業の継続のためには「理系・男性」という単一性から多様性に転換すべきであると考え、ダイバーシティ・インクルージョンを推進してきたこと、その結果、女性、文系、外国人など開発に関わる人が多様化し、同一の製品がモデルチェンジする中で現モデルは使いやすさが著しく向上し評価が高まったこと、また、創業100年をマイルストーンにしたいとのお話がありました。
 
● 株式会社マツザキ/建設業/伊賀市(発表者:代表取締役 松崎 将司 氏)
主に土木工事を手掛ける同社では、再生可能エネルギー事業に積極的に取り組んできた結果、その先進的な取組がメディアで取り上げられて会社の認知度が向上し、経営の安定にも繋がったことが報告されました。社員の成長も企業の成長に繋がるとし、次世代に誇れる地域の中核企業を目指していきたいとのお話がありました。
 
● 株式会社四日市事務機センター/小売業/四日市市(発表者:代表取締役 佐野 智成 氏)
以前はコピー機やプリンターの販売を多く販売していた同社は、環境のためにペーパーレス化が必要と考えて県内中小企業のDX化の支援を進めてきたことや、全国の優れた会社を参考に取り入れた多彩な福利厚生制度、ユニークなオフィスを地域に展開している取組について、また、ITの力で三重県の人口を増やす会社になりたいとのお話がありました。

 

第2部 トークセッション ~若者がずっと働きたい!と思う企業とは~

 現在、三重県でも、若者の県外流出、人材不足が深刻化しています。すでに就職活動中から転職を見据えている学生も多く、企業にとっては、若者の採用と併せて定着も大きな課題です。このテーマをふまえ、両制度の選考・審査に関わっていただいた、株式会社wiwiw  山極清子会長(令和6年度「みえの働き方改革推進企業」知事表彰選考委員長)と三重大学リカレント教育センター 青木雅生教授(令和6年度「三重のサステナブル経営アワード」審査委員長)をコーディネーターとして、第1部プレゼンテーション発表者と三重県在住または出身の大学生4名とのトークセッションが行われました。

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(1)「みえの働き方改革推進企業」の取組について(コーディネーター:山極氏)
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学生トークゲストが「安心して働き続けられる」と感じた表彰企業の取組
・社外活動が重視されていること /・ブルシットジョブの削減とDX化を進めていること。
・改善提案について半年ごとに表彰していること。コンスタントなモチベーションアップに繋がる。
・社員が主体となる取組 /・自己成長に繋がる環境整備。スキルアップにかかる時間・金銭面の支援が嬉しい。

 
学生トークゲストから「みえの働き方改革推進企業」表彰企業への質問
【Q】新制度の導入や制度変更の前後に、従業員と話し合う場面や、制度の変化の理解状況などを確認する場は?(※回答抜粋)
・半期ごとの面談、回答しやすいwebアンケートを実施。基本は日々のコミュニケーションで意見を徴取(富士製作所)
・もともとボトムアップ形式のため、進捗状況を含めて従業員間の情報共有が行われている(ゴーリキ)
・データを活用して全社員に伝えることと、個別に説明することの両方を重要視する(中田商事)

 
【Q】社内の人間関係、雰囲気、風通しを良くする取組で、気をつけていることは?(※回答抜粋)
・部門横断で話したり、共に作業したりする機会を増やし、社内の人脈を構築していける仕組みを導入している(三重電子)
・当社の「委員会」は全員参加で、毎年メンバーを総入れ替え。日常業務とは違う活動をするなかで人間性を知ることができる。また、上司は、部下の発言を絶対に否定しないようにしている(ゴーリキ)
・全体での大掃除、サークル活動、チームビルディングゲームなど様々な活動を通して、上司も部下も全員の人となりが分かるようにしている。また、役職者はハラスメント研修、公平な人事考課の研修も受けている(富士製作所)

  
企業から学生トークゲストへの質問
【Q】今の学生は、どういう企業に魅力を感じるのか。
・人事の方が学生に目線を合わせて寄り添ってくれる企業は好印象。/・風通しがよさそうな企業。
・自分の頑張りを認めてくれる企業はとても魅力的。/・安定があれば、挑戦もできる。そういった意味での安定性は重視。
職場見学などで、従業員の方の働いている姿、雰囲気などが良かった企業


【Q】職場見学で、特に魅力的だった会社の事例や従業員の姿を具体的に教えてほしい。
・月に1回、自分のアイデアを発表する機会のある会社。成長し続けながら働くことができる。
男性育休が長期に取得でき、しっかり制度を使ったということを示してくれている企業。

 
【参考】男性育休の促進の効果について
・3ヶ月取得した従業員もいる。育休中も家族がインフルエンザにかかるなど色んなトラブルがあるので、まとまった期間取得したおかげで対応できて良かったとの声がある。(「休みやすい職場賞」三重電子)
・育休を取ることで、前もって業務の整理ができる。結果として、生産性が上がり、1人抜けても長時間労働することなく業務をこなすことができ、売り上げが上がった企業が何社もある(山極コーディネーター)

 
参加者から表彰企業への質問
【Q】若者の離職防止について、どのようなサポートがあるか。
新卒、特に高卒は社会への慣れも含めて教育が難しかったので、当社では、グループ会社の派遣会社で一旦採用して本人のニーズに合わせて派遣する形をとっている。そこで不一致があれば半年でも変われる。履歴書上も退職とならない(中田商事)


コーディネーターから
「誰もが働きやすい」ことを目指したい。働き方改革は、「長時間労働の是正」「多様な人材が、多様な働き方ができるかどうか」「男女の賃金格差をなくしていく」の3本柱と考えている。女性活躍、経済発展にも繋がる。これから一層、ロールモデルとなれるように頑張っていただきたい。

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(2)「三重のサステナブル経営アワード」の取組について(コーディネーター:青木氏)
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学生トークゲストが「持続性・発展性がある」と感じた表彰企業の取組は?
・地域に最先端のDX化のノウハウを学んでもらう取組。/・子供たちと企業間の関係を構築する取組
・廃棄物のアップサイクルが身近に感じた/・廃棄物を削減するリデュース。コストが削減できて、取り組みやすい。

 
学生トークゲストから「サステナブル経営アワード」表彰企業への質問①
【Q】三重県で働くことのよさ、事業を行う可能性はどこにあると考えているか?
○地域密着の良さ
・規模が小さいので、製品を地元産の材料で作れる(下津醤油)
・インフラの維持・管理が主な事業なので、「地元をつくる、守る」ということが「働きがい」になる(マツザキ)
・地域の人とのつながりがずっと続いていくこと(四日市事務機センター)
○「三重県」の良さ
・海外で自己紹介をするときに「センター・オブ・ジャパン」と言えること。歴史・文化において重要な土地(ナベル)
・海外への製品輸出や出張においてアクセスが良いのは大きな魅力。住んで働くにも、食や観光資源が豊か(光機械製作所)

 
【Q】企業が今の大学生に求めることは何か?
・「思いやり」。お客様へのサポートも、仲間のことも、働き方もすべて変わる(四日市事務機センター)
・「コミュニケーション力」。いろんな業種の方と関わり合いながら、1つのものを作っていくために必要(マツザキ)
・「クリエイティビティ」。AIも出てきた新しい社会の中で、人間が求められること(光機械製作所)
・「当事者意識」。「人生の主人公は自分」という意識。入社後は、社員の役割を担った意識を持って欲しい(ナベル)
・「かわいげ」「素直さ」「好奇心」。人間は心の生き物なので、そういう相手には色んなことを教えたくなる(下津醬油)

 
企業から学生トークゲストへの質問
【Q】まだこれから人口が右肩下がりになる中で、学生は社会と自分の立ち位置をどう自覚したうえで就職活動をしようとしているか。
・上の世代の方の話や日々のニュースによって「下がっているんだな」と思う。安定性や今後見通しがある企業を希望。
・現状がずっと続いているような印象だが、将来は少し不安。なるべく長く続けられるような仕事を選びたい。

 
【Q】学生の視点で、何をもって企業に成長性、将来性を見ているのか。
・どんな挑戦をしているか。先輩社員がどのような生活を送っているか。今後どういう計画があるのか。
・やりがいが大きく関わってくると思う。自分が意見をどう発信できるかが重要。

 
【Q】具体的に重視している取組、福利厚生の制度は。
・自分の将来設計とマッチした福利厚生などがあると、より自分の将来が見据えやすくなる。
・休暇の制度がしっかりしている部分を見ていきたい。
 

学生トークゲストから「サステナブル経営アワード」表彰企業への質問②
【Q】従業員満足度を向上させる取り組みが企業の持続性に影響を与えていると実感した場面は?(※回答抜粋)
・年間の休日を、給料を変えずに25日増やしたら、売り上げ・利益という形でその成果が表れた(マツザキ)
・エンゲージメントの数値が経営数値と相関し、従業員の定着率も高い数値を保持していること(光機械製作所)
・3代にわたって働いてくれている従業員がいること(下津醤油)

 
コーディネーターから
「居心地が良い」のは決して「ぬるま湯」ということではない。いろんなことをチャレンジできたり、しっかりと仕事ができる実感を持てたりする会社を作っていくことが大事。1個1個は小さな取り組みだが、徐々に会社を変えてきた実績が今回、表彰につながったと思う。

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(3)おわりに ~「ずっと働きたい企業・職場」にするためには何が大切か?~
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学生トークゲストから
・企業の目指す方向性や社会的意義が、従業員と会社全体で共有され、一致していることが大切。
・一時的な取り組みにするのではなく、発展的に社会の変化に対応していけるような取り組みが大切。
・風通しの良い職場であり、企業も社員自身も成長し続けることを大切にしている企業で働きたい。
・地域密着の活動やその柔軟性によって、その安定性・将来性が確保されると感じた。
・多様な社会に対して、意見をちゃんと取り入れて柔軟に対応する体力を持っていること

 
【参考】具体的に「こんな取組があったら」と思うもの
・ハラスメント防止の相談窓口。/・見通しを立てられるよう、短期間で様々な職種・部門を経験できる制度。
・実際の取組を知る・体験する機会。このフォーラムを聞くまで、企業の具体的な取組を知らなかった。
・DX化、AI導入だけでなく、社員がそのスキルを学べるセミナーの積極的な開催。
・DX化促進とコミュニケーションの促進が両立するのか疑問があるので、その解消。

 
コーディネーターから
(山極氏)
・デジタル技術は日々進化していくので、意識して追いつき、より生産性を上げていくのが大事。長時間労働による睡眠不足は、逆に生産性を下げるというデータがある。ワークライフバランスの重視は、生産性向上にもつながる。
・三重県では、まだ性別役割分業が根強く残り、女性の活躍度が低い。優秀な女性が大学でしっかり勉強してきても、出産によるキャリアの中断が想定されるために都市へ流出する、というデータもある。男性の育児家事参画も非常に大事。
・「この会社にいると幸せだ」と感じる社員がいると、生産性が3割以上上がり、欠勤率が下がり、定着率も高いという結果が出ている。今回の登壇企業の話は、その裏付けにもなると感じた。このように、働き方改革については、先進的な研究結果を参考に自社の将来を思い描き、実践していくこと。
・若い人は自ら前に出にくいかもしれないので、まずは周りから声をかけてほしい。彼らが持っている能力を引き出し、一緒に新しい仕事を見つけ、成長していただきたい。


(青木氏)
・今日の事例では、残業削減・休日増加が、生産性向上・意欲向上にうまくつながっていたが、それだけが答えではない。「働き方改革」「人を生かす経営」というのは、「わが社なりに、その人の能力を最大限引き出す条件を整える」こと。
・地域貢献と自社の役割が明確に説明できれば、社員はついていく。成長する意欲のある学生ほど企業は欲しいはず。国の経済政策でも人材育成、「リ・スキリング」が重視されている時代。
チャンスを与え、学んでもらう機会を作ることが大事。
・そのためには、自社の社会的存在意義、ビジョンなどを、経営陣がしっかりと従業員、お客様にしっかり指し示している状態を作らなければいけない。社員も自覚を持ち、自分の役割を果たす。ここの関係性は対等であり、信頼関係を作ることが、今日の「風通し」といったキーワードにもつながる。
 
(山極氏)
・これまでは人を”コスト“と見ていたが、今は”投資”とみなすのが社会の流れ。一人一人の社員に投資をして、投資が活きる経営に舵を切っている。三重県の企業も、互いに協力し、見習い合いながら、よりよい働き方改革を進めていただきたい。

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