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令和06年03月05日

「みえの魅力的な企業を学ぶフォーラム~従業員・地域・社会が求める企業とは~」を開催しました

 令和6年2月5日(月)に、三重県庁にて「みえの魅力的な企業を学ぶフォーラム」を開催し、80名の方にご参加いただきました。
 フォーラムでは、「令和5年度みえの働き方改革推進企業知事表彰」と「令和5年度三重のサステナブル経営アワード(知事表彰)」を受賞された企業の経営者等をお迎えし、取組概要のプレゼンテーション、大学生を交えたトークセッション、参加者との交流タイムの3部構成で実施しました。

 

プレゼンテーション


※当日の投影資料は、掲載許可をいただいた企業分のみ掲載しています
<令和5年度みえの働き方改革推進企業 知事表彰>
○中部電力パワーグリッド株式会社三重支社

テレワーク・フレックスタイム制度・育児休職制度(3コース)について、それぞれきめ細やかなマニュアルを整備し、積極的に活用できる環境を整えることで、従業員が柔軟な働き方を実現し、家庭生活・趣味と仕事を両立されている事例の紹介がありました。
○東海住電精密株式会社
「ワークライフバランス」「健康経営」「多様な働き方」「コミュニケーション」の4つの柱に基づいた様々な取組の紹介がありました。(取組詳細は、資料
○株式会社百五銀行
「働きがい向上Well-being活動(従業員の意識調査実施及び職場への還元)」「DX推進」「ダイバーシティ(従業員向けガイドライン・相談窓口の設置等)」「男性の育児参画推進(プレパパミーティングや育休の一部有給化等)」の取組について紹介がありました。
○株式会社山下組
人手不足業界の中で生き残るために、小規模企業である強みをいかして実現してきた独自の「休みやすい職場づくり」や「女性が働きやすい職場づくり」の取組について紹介がありました。(取組詳細は、資料
 
<令和5年度三重のサステナブル経営アワード(知事表彰)>
○伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社
「従業員の満足なくして、お客様の満足度向上はない」という考えにもとづき、従業員の提案を積極的に採用することでモチベーションを向上させ、顧客満足や地域貢献にもつなげているとのお話がありました。(取組詳細は、資料
○株式会社久志本組
新社屋の建設にあたり、建物の消費エネルギーを大きく減らす仕組み、パーソナルスペース等の整備をはじめとした就労環境の向上に取り組んだ事例等の紹介があり、これから一層求められる「人間力」を養うような環境を作りたいとのお話がありました。
○光精工株式会社
従業員が主体的に関わる人材育成制度や、SDGsの面では中小企業でも導入しやすいスマートセンサー(使用電力量のモニタリングを行う機器)を独自開発した事例等の紹介があり、皆がいきいきと働く会社を作っていきたいとのお話がありました。
○和光紙器株式会社
従来品と変わらないコストで環境に配慮した製品を提供するシステムや、従業員参加型で開発している災害時製品の紹介などがありました。また、受賞企業間の連携が見えるお話もありました。(取組詳細は、資料
 

トークセッション「若者が三重県で働きたくなる企業とは」

 両制度の選考・審査に関わっていただいた、皇學館大学 現代日本社会学部の笠原正嗣教授と、三重大学 リカレント教育センター 青木雅生教授をコーディネーターとして、受賞企業と三重県在住または出身の大学生6名とのトークセッションが行われました。
 
学生から企業への質問
【Q】働き方改革において、休暇取得をどのように考える?周りに迷惑をかけてしまったり、育休なら「男性は取らなくても」などと思われたりしないか?
【A】仕事はチームで取り組むもの。また、男性育休はパートナーも望んでいること。会社から積極的に勧めることで従業員の感覚も変わる。気にせず休んでよい。

【Q】働き方改革において、離職率を下げるために企業が行うべきことは?
【A】家庭との両立支援制度を充実させるとともに、その制度について具体的な使い道を含めて分かりやすく周知し、制度を利用する人の周りの理解も求めていくこと。 

【Q】サステナブル経営の取組が従業員のやる気につながった事例は?
【A】研修の中で従業員自身が新しい情報を仕入れて社内に広めるということを行った結果、従業員の得意分野ができて、やる気につながった。/会社が整備した人材育成制度をきっかけに、従業員が自主的に勉強するようになった。 

【Q】サステナブル経営について、地域の方から評価されている実感はある?
【A】地域の方から共同事業をもちかけられることもある。/地域の中で横のつながりがうまくいったときや、取組について「ありがとう」という言葉をもらったとき。 

若者に自社をアピールするには?
 受賞企業からは、ターゲットを絞ったweb広告、公共施設のネーミングライツ獲得、子どもたちが参加するイベントの実施やオリジナルマスコットの配布、そして本制度の受賞による県からのPRなど、様々な工夫が挙げられました。
 一方、学生パネリストからは、企業名だけでなく若者が魅力を感じる取組の内容も含めた発信がよいという意見や、高校・大学で学生と共同でプロジェクトを行っている企業は、規模に関わらず学生からの知名度や評価がかなり高いという情報提供がありました。

若者が魅力的と感じる取組は?(学生パネリストが特に良いと感じた受賞企業の取組)
・社長と従業員の距離が近く、社長が積極的に特別有休を使わせてくれるところ。
・3コース用意されている育休制度。復帰後のイメージも描きやすい。     
・従業員によるアイデアコンテスト。取組の採用率の高さに、風通しの良さを感じる。
・全従業員との意見交換会。しっかりと話を聞いてもらえる場が用意されているのが良い。
 

交流タイム

 会場内のブースにて、受賞企業と参加者の交流が行われました。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 雇用経済部 雇用対策課 働き方改革・人材育成班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁8階)
電話番号:059-224-2454 
ファクス番号:059-224-3024 
メールアドレス:koyou@pref.mie.lg.jp

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