7月25日、政府の「電力需給に関する検討会合、エネルギー・環境会議」が開催され、節電目標が改定
されました。県民の皆さまにおかれましては、この夏の省エネ・節電の取組について、次のとおりご協力を
お願いいたします。
昨年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故以降、この夏も電力不足が懸
念されます。
7月25日、政府から「大飯原子力発電所4号機の再起動に伴う節電目標の見直し」が発表され、9月7
日までの間、関西電力管内では一昨年比「10%以上」の節電(中部電力管内では数値目標を伴わない節
電)に取り組んでいくこととなっています。
県では、県庁ISO14001の取組を進め、既にクールビズの前倒しなどを行っていますが、庁舎内に
おける冷房や照明等の省エネ・節電やLED照明への切り替えなどを通じて、引き続きこの夏の電力消費を
一昨年比で最低5%節減するように努めていきます。
関西電力管内の県庁舎等においては、厳しい電力需給をふまえ、一昨年比で10%以上のさらなる節減に
努めるとともに、万が一の計画停電に備えて、住民サービスの低下をできる限り招かないよう、6月28日
のエネルギー対策本部会議で定めた「関西電力管内における計画停電が実施される場合の対策」に基づき、
万全の体制で対応していきます。
県民・事業者の皆さまにおかれましても、昨夏に引き続き、生活スタイルや事業活動を見直していただ
き、省エネ・節電にご協力いただきますようお願いします。
具体的には、
・エアコンの温度28℃設定(設定温度を2度引き上げた場合、10%削減)
・”すだれ”や“よしず”などの活用(10%削減)
・不要な照明の消灯(5%削減)
・使わない機器はコンセントからプラグを抜く待機電力のカット(2%削減)など、
特に電力需給がひっ迫する平日の昼間13時から16時の時間帯を中心に、ご協力をお願いします。
なお、昨年の紀伊半島大水害で被災された皆さまにおかれましては、復旧・復興の途上であることから、
可能な範囲で省エネ・節電にご協力をお願いします。
高齢者やお子さまのいるご家庭などでは、熱中症に十分気をつけて、無理のない範囲でのご協力をお願いし
ます。
平成24年7月25日 三重県知事 鈴 木 英 敬
関連資料
この夏の省エネ・節電の取組について(知事から三重県民の皆さまへの呼びかけ) (PDF形式 : 23KB)