結果の概要
二人以上の一般世帯の家計
1 実収入、消費支出の動向
(1)全世帯の家計
全世帯の消費支出は339,695円、平成6年に比べ1.0%の減少
全世帯の平成11年6月~9月の1か月平均(以下「1か月平均」という。)の消費支出は339,695円で、平成6年に比べて1.0%の減少となりました。
1か月平均消費支出の費目別内訳をみると、交際費などのその他の消費支出が90,321円(消費支出に占める割合26.6%)で最も多く、以下、食料が80,930円(同23.8%)、交通・通信が41,540円(同12.2%)、教養娯楽が33,690円(同9.9%)などの順になっています。
次に、費目別支出金額の消費支出に占める割合の平成6年からの推移をみると、減少した主なものは、食料(24.3%→23.8%)、被服及び履物(5.9%→4.8%)、その他の消費支出(28.4%→26.6%)などとなり、増加したものは、住居(3.0%→4.2%)、保健医療(2.8%→3.9%)、教養娯楽(9.2%→9.9%)などです。
(2)勤労者世帯の家計
勤労者世帯の実収入は584,938円。消費支出は364,873円で、平成6年に比べ4.4%、1.5%の増加
勤労者世帯の1か月平均の実収入は584,938円で、平成6年に比べて4.4%の増加、実収入から非消費支出を差し引いた可処分所得は485,995円で4.9%の増加、消費支出は364,873円で1.5%の増加となりました。
1か月平均消費支出の費目別内訳をみると、その他の消費支出が100,086円(消費支出に占める割合27.4%)、食料が83,621円(同22.9%)、交通・通信が48,213円(同13.2%)などの順になっています。
同様に、平成6年からの推移をみると、減少した主なものは、食料(23.7%→23.0%)、被服及び履物(5.8%→4.7%)、その他の消費支出(28.8%→27.4%)などであり、増加した主なものは、住居(3.0%→3.7%)、保健医療(2.3%→3.7%)、教養娯楽(8.6%→9.8%)などです。
(表1)(図1)(第1表)
表1 1か月平均平均支出等の推移
項目 | 昭和59年 | 平成元年 | 平成6年 | 平成11年 |
---|---|---|---|---|
(全世帯) | ||||
消費支出 | 266,560 | 303,624 | 343,177 | 339,695 |
エンゲル係数 | 26.8 | 26.9 | 24.3 | 23.8 |
(勤労者世帯) | ||||
実収入 | 386,764 | 475,545 | 560,205 | 584,938 |
可処分所得 | 326,908 | 397,696 | 463,219 | 485,995 |
消費支出 | 275,510 | 318,061 | 359,413 | 364,873 |
エンゲル係数 | 26.2 | 26.3 | 23.7 | 22.9 |
図1 費目別1か月平均消費支出の構成比の推移