みえのイクボス同盟
三重県は、職場でともに働く部下の仕事と家庭の両立等を応援する”イクボス”の取組や精神が県内各地に広がり、女性の活躍や男性の育児参画が当たり前の社会、子育て家庭を含むすべての家族に優しい三重県が実現することをめざし、誰もが働きやすい職場づくりに取り組んでいただいている(または取り組むことを意思表示していただいた)企業経営者等で構成する「みえのイクボス同盟」を、平成28年4月に発足させました。
「みえのイクボス同盟」とは
三重県では、これまで「みえの育児男子プロジェクト」の一環として、企業に対して男性の育児参画推進を働き掛けるとともに、多くの企業の参画を得て、女性が活躍できる環境整備を進めるための「女性の大活躍推進三重県会議」の設置や、誰もが働きやすい職場環境づくりを目的とした「みえの働き方改革推進企業」の登録・表彰等を行ってきました。
いずれの取組においても、職場でともに働く部下の仕事と家庭の両立等を応援する“イクボス”の存在が何より重要であることから、多くの企業や団体から参画を得て、“みえのイクボス同盟”を発足させることとしました。
企業のトップ、管理職等の皆様が、柔軟な働き方、支え合う風土づくりをはじめとする働き方の見直しを進め、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいただくことは、長時間労働の是正や優秀な人材の確保、企業の競争力向上にもつながるものと考えます。
リーダーの仕事の一つは「空気」を変えること。三重県が、子育て家庭を含むすべての家族を優しく包み込む「空気」であふれる、全国屈指の地域になるように、三重県中のリーダーの皆様とともに、全力で取り組みたいと思います。一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしています!
「みえのイクボス同盟」参加メンバー一覧
(令和6年10月9日現在:829企業・団体が加盟)
活動内容
●仕事と家庭を両立できる職場環境づくりの推進
イクボスに関するセミナーや情報交換会などを開催しています。
●イクボス推進に関する取組内容等の情報発信
「イクボスメールみえ(イクボス同盟メールマガジン)」
イクボスの推進、家庭と仕事の両立に向けた取組に役立つ情報を配信しています。
※バックナンバーは こちら からご確認いただけます。
同盟に参加いただける対象
みえのイクボス同盟の趣旨に賛同していただける企業、団体等
参加方法
「みえのイクボス同盟」では、同盟の趣旨に賛同いただける方を募集しています。
賛同いただける方は下記よりお申込みをお願いいたします。
・WEB受付フォーム(クリックすると入力ページが開きます。)
・「みえのイクボス同盟参加申込書」に記入し、下記のいずれかにて送付してください
FAX(番号:059-224-2270)
郵送(宛先:〒514-8570 三重県津市広明町13 三重県少子化対策課)
電子メール(アドレス:shoshika@pref.mie.jp)
※件名に「みえのイクボス同盟参加申込」とご記入ください。
「みえのイクボス同盟」参加申請 WEB受付フォーム
みえのイクボス同盟スペシャルサポーター
同盟発足にあたり、県内および全国でイクボスとして活躍中の3名の方に、同盟の活動内容やイクボス推進の重要性について、県内外にて積極的にPRしていただくスペシャルサポーターとしてご就任いただいています。
・万協製薬株式会社 代表取締役社長 松浦 信男 さん
・井村屋グループ株式会社 代表取締役社長 中島 伸子 さん
・NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表理事 安藤 哲也 さん
万協製薬(株) 松浦社長 井村屋グル―プ(株) 中島社長 ファザーリング・ジャパン安藤代表
※平成27年度のイクボス推進の取組(三重県知事のイクボス推進トーク・イクボス宣言)
”改正育児・介護休業法対応”
男性の育児応援ワークショップ 事業所内研修用ツールをご活用ください!
「改正育児・介護休業法」において事業主が講じる措置の一つである「育児休業・産後パパ育休に関する研修の実施」が円滑に実施されるよう、下記のとおり事業所内研修用ツールを作成しました。各事業所において、「男性の育児参画の推進」や「育児休業等を取得しやすい雇用環境の整備」に向け、ぜひ本ツールをご活用ください!
1.男性の育児応援ワークショップとは?
改正育児・介護休業法に対応した研修として、各事業所の人事・労務担当者等が進行役となり、育児休業制度の概要や男性の育児参画の意義等に関するレクチャーを行うほか、育児の当事者や職場メンバーとして
の男性育休に対するサポート等について、個人ワークやグループワークを通して考えます。
このワークショップを通して、これから育児を行う従業員や現在育児中の従業員への支援、さらには、職
場全体で「仕事と家庭の両立支援」について考える機会として活用いただき、育児等を行う従業員を応援す
る職場風土づくりにつなげていただきたいと考えています。
2.提供するツール
(1)実施手順書 実施手順書(pdf:1154kb)研修実施に必要な基本的事項(目的・概要・進め方)を記載しています。
(2)進行用スライド資料 パワーポイント(PPTX)ファイル添付(file:2797kb)
投影用資料で、パワーポイント資料のノート欄に進行シナリオを記載しています。
各事業所の取組を紹介するスライドもありますのでご活用ください。
(3)配付用スライド資料 パワーポイント(PPTX)ファイル添付(file:)2787kb)
(2)の進行シナリオが記載されていない資料で、参加者に配付していただけます。
(4)ワークシート パワーポイント(PPTX)ファイル添付(file:142kb)
ワークショップ内で取り組むワークに使用します。
3.活用にあたっての留意事項
・ 上記(2)に掲載してある資料を端末にダウンロードのうえ、ご利用ください。なお、職場の状況に応じて各資料を加工いただくことができます。
・ 利用にあたっての申請や連絡は不要です。
・ 営利目的の使用は禁止します。
第二回 イクボス充実度アンケート調査
第二回イクボス充実度アンケート調査結果の詳細はこちら
第一回イクボス充実度アンケート調査結果の詳細はこちら
県内のイクボス推進の取組
イクボスの取組や精神が県内各地に広がるように、さまざまな取組を行っています。主な取組を紹介します。
1.みえのイクボス伝道師
県では、少子化対策の取組として、部下・従業員の仕事と家庭の両立を応援する経営者や上司である「イクボス」の普及・啓発に取り組んでいるところです。その取組の一つとして、県と一緒に「イクボス」の普及・啓発を担っていただくため、イクボスに対する正しい認識や適切な助言等ができる人材を養成し、「みえのイクボス伝道師」として認定しました。
社内でイクボスにかかる取組を進めるにあたって、お困りの場合は、ぜひご相談ください。
2.冊子「イクボスのススメ」
共働き世帯や育児・介護などで働き方に制約のある社員が増加するなか、社員が最大限に活躍し、業績を上げる組織をつくるためには、部下の仕事と家庭の両立を応援する「イクボス」が不可欠です。三重県内にイクボスが増え、誰もがワークもライフも充実した生活が送れるよう願いを込めて、冊子を作成しました。3.イクボスを推進をテーマにした対話・交流の場づくり
(1)「みえのイクボス風土イノベーション」の取組
「育児や介護等をサポートする制度は整ってきたが、使いやすい組織風土になっていない」という課題を抱える企業等が多いことから、みえのイクボス同盟加盟企業等が互いに「風土づくり」に取り組んだ経験やノウハウを学び合い、互いのスキルを高め合うことを目的とした交流の場づくりに取り組みました。交流の場で出されたアイデアや風土づくりのヒントなどを報告書にまとめましたので、参考にしてください。
みえのイクボス風土イノベーション 対話・交流の場づくり報告書
(2)三重県知事と企業のイクボスの皆さんなどとのトーク
①イクボス推進トーク
上司が部下の仕事と育児の両立支援に積極的に取り組む“イクボス”の推進をテーマに、企業等の管理職の方々と知事が意見交換を行いました。知事とのイクボス推進トーク
②サンキュー育休トーク
企業における育児休業取得者やその上司と知事が、男性の育児休業取得をテーマに意見交換を行う「三重県知事とのサンキュー育休トーク」を行いました。サンキュー育休トーク
※県内のパパ・ママへのアンケートや実際に育休を取得された方の声を元に、男性の育児休業取得の参考となる情報を満載した「サンキュー育休HANDBOOK」を作成しました。
「取りたいけどどうしたらいいか分からない」といった方から「育休って男性もとれるの?」という方まで、是非ご覧ください。
サンキュー育休HANDBOOK
③イクボス学び合いトーク
三重県が主催する「ファザーオブザイヤーinみえ」でイクボス部門を受賞した県内のイクボスの皆さんと知事が、それぞれの取組や経験などを踏まえて意見交換し、イクボス度を高め合うことを目的とした「イクボス学び合いトーク」を開催しました。イクボス学び合いトーク
④NEXT親世代トーク
「NEXT親世代」にパートナーとともに行う育児の重要性への理解を広めるため、知事と高校生による「NEXT親世代トーク」を実施しました。当日は、家族のこと、子育てのこと、親になることなど、次から次へと知事への質問が出てきて、大変盛り上がりました。
NEXT親世代トーク
4.イクボス宣言
三重県内でイクボス宣言をされた企業や市町などを紹介します。イクボス宣言の実施に関心のある方はお問合せください。・「みえのイクボス同盟」発足式にて4社の代表者の皆さまが宣言(平成28年4月19日)
一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC 株式会社津松菱
株式会社マスヤグループ本社 イオンリテール株式会社
・松阪市長や松阪市幹部職員の方々が宣言(平成28年7月20日)
・伊賀市長や幹部職員の方々が「ハタラキカタ応援宣言(イクボス宣言)」(平成28年7月28日)
・桑名市長や幹部職員の方々が宣言(平成28年8月3日)
・国立大学法人三重大学の部局長の方々が宣言(平成28年10月31日)
理事、副学長及び新学部長・研究科長の皆さまが宣言(平成29年11月15日)
・名張市長や名張市内の65事業所の皆さまが宣言(「まちじゅう元気! イクボス宣言 なばり」)
(平成29年9月22日)
・連合三重と三重県経営者協会が労使双方の立場からイクボスに取り組む「労使によるイクボス推進宣言」
(平成30年9月22日)
・一般社団法人三重県建設業協会の会長、各支部長が宣言(令和元年12月11日)
5.イクボスの取組に参考となる動画等
イクボスの取組や働き方改革の推進に参考となる動画等を紹介します。イクボス普及啓発動画
イクボスを広く県内に普及させていくために、みえのイクボス同盟のスペシャルサポーター企業とともに啓発動画を制作しました。イクボス普及啓発動画
仕事と家庭の両立応援プログラム
子育て期のライフステージにおいても、希望に応じて仕事と家庭を両立しながら就労継続するライフデザインが形成できるよう、県内の大学生等が県内企業で働く子育て中の写真の家庭を訪問し、「仕事と子育ての両立」を体験的に学びました。その様子や大学生等の視点からの意見など、動画で紹介しています。仕事と家庭の両立応援プログラム
働き方改革アドバイザー派遣 取組成果報告動画
働き方改革(企業でのワーク・ライフ・バランス)に取り組む意欲のある中小企業等に対し、「働き方改革アドバイザー」を派遣し、各企業の実情に応じた働き方改革の取組を支援しました。その取組成果を動画で紹介しています。働き方改革アドバイザー派遣
パパ社員45%が育休取得している企業紹介動画
三重県の働き方改革推進企業ベストプラクティスを受賞した企業の取組を動画で紹介しています。パパ社員45%が育休取得している企業紹介動画
育休を取得したパパ紹介動画
ファザーオブザイヤーinみえで対象を受賞したパパの育休中のエピソードなどを紹介しています。育休を取得したパパ紹介動画
6.業種別の取組
各業種の状況に応じたイクボスや働き方改革の推進等に取り組んでいます。女性が働きやすい医療機関認証制度
医療スタッフの確保を図るため、妊娠時・子育て時の当直免除、短時間勤務に係る制度整備や保育施設の整備、これらの制度や施設の活用を促す職場の雰囲気づくりなどの勤務環境の改善に積極的に取り組んでいる医療機関を認証しています。女性が働きやすい医療機関認証制度
働きやすい介護職場応援制度(みえの働きやすい介護職場応援制度)
介護職員の確保・定着および介護サービスの質の向上に繋げるため、職場環境の改善に積極的に取り組むことを宣言する介護の事業所を「みえ働きやすい介護職場取組宣言事業所」として三重県が証明し、その取組内容を公表する制度です。働きやすい介護職場応援制度
保育所に特化したイクボス=ホイクボスの推進
保育に対するニーズと関心が高まり、保育士確保が大きな課題となっている中、保育士確保に不可欠な「働きやすい保育の職場環境づくり」に向けて、保育所に特化したイクボス=ホイクボスの推進に取り組んでいます。保育所に特化したイクボス=ホイクボスの推進
その他の取組
・中部電力三重支店&NTT西日本グループが合同で「イクボスセミナー」を開催(平成28年10月21日)・㈱フジ技研本社工場において「イクボス養成講座」を開催(平成29年2月27日)
・万協製薬㈱において「イクボス養成講座」を開催(平成29年6月27日)
・松阪市産業支援センターにおいて「イクボス養成講座」を開催(平成29年11月27日)
・住友電装㈱において「イクボス養成講座」を開催(平成29年12月25日)
・県伊勢庁舎において「イクボス養成講座」を開催(平成30年2月13日)
・三重県総合文化センターにおいて「イクボスステップアップセミナー
現場が”腹落ち”するイクボスの進め方」を開催(平成31年3月12日)
・株式会社中部システムセンター主催「男性育休勉強会」開催(令和元年6月21日)
・みえのイクボス風土イノベーションキックオフイベント開催(令和元年8月1日)