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平成27年08月26日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成27年8月26日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

政府関係機関の地方移転にかかる三重県からの提案について(発表)
高校生・保護者アンケートの集計結果について(発表)
伊勢志摩サミットの開催に向けて、協賛、応援、寄附の募集を開始します(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑 
・台風15号による大雨の被害
・松阪市長の辞任表明
・国への提言・提案活動
・知事のアメリカ訪問    

発表項目

(知事)1つは、政府関係機関の地方移転にかかる三重県からの提案についてです。現在、国において、ご案内のとおり8月末までということで、地方創生の関係で政府機関の地方移転ということを提案募集がされています。この度、三重県から9つの政府関係機関の移転について提案することといたしました。各機関の移転先や移転の狙い、目的は配付資料のとおりですけども、報道ベースですけども他の他県が提案したものと被ってるものとかも幾つかありますが、こういうような形で三重県の特徴と今三重県がやっている政策をより進める、あるいは三重県の課題に対応するというようなことで、この9つを選定したということであります。多分他の県からもなかなかこの中央省庁というのは出してこない可能性がありますけども、私がこの政府機関の地方移転というものをもっと真剣に国で取り組んでほしいと、そういう意味で中央省庁においてもやっぱり何らか提案すべきだろうという考えの下、今回危機管理部門を除く気象庁ということで、三重県の防災対策あるいは南海トラフの巨大地震、風水害、そういうようなものの観点から、危機管理部門、当然例えば火災が、火山が噴火したと、官邸と連携して危機管理やらないといけませんから、そういう部分は当然にして東京に残しておくにしても、それ以外の観測とか研究の気象庁のやってる分野についてぜひこの三重県にというようなことを考えています。それ以外に、観光のJNTO日本政府観光局(伊勢市)、環境調査研修所(四日市市)、森林技術総合研修所(伊賀市)、水産総合研究センター(鳥羽市)、メタンハイドレートの関係がありますのでこのJOGMECの技術センター(志摩市)、そして防災科学技術研究所(尾鷲市)、それから学力にも課題がありますので教員研修センター、自治大学校というような形で北勢、中勢、伊勢志摩、東紀州、伊賀と5つの地域を網羅しているという形になります。この年度内に最終決定されていくようであります。有識者検討会も数日前に立ち上がったというふうに聞いていますので、しっかり我々がこのメリットとかをアピールをして提案が実現するように努力していきたいと思いますし、私個人的には、全国知事会でも出てましたけども、この1回だけで提案募集を終わらせずに今後も定期的にこういう募集が行われるということも併せて国にしっかり申し上げていきたいというふうに思っています。それが1つ。

2つ目は「高校生・保護者アンケート」です。平成26年度に実施しました「高校生・保護者アンケート」の結果がまとまりましたので申し上げたいと思います。これは地方創生や県民力ビジョン・行動計画の改訂、これの基礎資料とするために、若者の県内定着、これについていろいろ調べてみようということになりました。県内の県立及び私立高校に在学する2年生とその保護者を対象に今回初めて実施しました。3,467組の方からご回答いただき、有効回答率は63.7パーセント。調査にご協力いただいた高校生・保護者の皆様に改めてお礼申し上げます。まず、概要の2ページを見ていただきますと、定住意向があります。高校生に対して、現在住んでいる地域にこれからも住み続けたいか、できればこうしたいという高校生の希望を尋ねたところ、全体の47.3パーセントが「今の地域に住み続けたい」と考えており、「三重県の別の地域に住みたい」の10.5パーセントを加えると、全体の57.8パーセントが県内に住み続けたいと考えていることが分かりました。また「県外に住み続けたい」を除いた81.5パーセントが最終的には三重県で暮らしたいと考えており、こうした希望の実現に向けてしっかり取り組んでいかなければならないと改めて感じたところです。続いて、今の地域に住み続けたいと考えている方にその理由を尋ねたところ「理由はないが愛着を感じている」を選択された方が最も多く42.6パーセント、次いで「生活が便利」「友人関係など今の繋がりを維持したい」となっており、生活上の利便性の確保とともに地域への愛着を育む郷土教育の推進や地域との関わりを深める取組の推進が必要だということも分かりました。3ページをご覧ください。「今の地域に住み続けたい」以外を選択された方にその理由を尋ねたところ「希望する就職先・進学先がない」が一番多くて45.7パーセント、次いで「新しい環境で気分を変えたい」とか「都会で暮らしたい」となってます。今も議論してますけど、学びの選択肢の拡大とか多様な雇用の創出というのが、そういう取組を推進するとともに、三重での暮らしの魅力を伝える取組を推進する必要があるということが分かりました。5ページをご覧ください。県内高等教育機関の魅力向上・充実等についての質問です。大学・短大進学希望者に対して、進学先を決める際に何を重視しますかとお聞きしたところ「専攻したい学問分野がある」というのが60.9パーセントで最も多く、次いで「入試の難易度が合っている」「資格・免許が取れる」となっており、県内高等教育機関への県内からの入学者の割合を高めていくには、学問分野に関する高校生のニーズを的確に捉えることが重要であると伺えます。なお、同じ質問を保護者にいたしましたところ、「自宅から通える」が37.9パーセントと2番目に多くなっており、保護者は「自宅から通える」ことを高校生より重要な判断基準としていることが明らかとなりました。7ページをご覧ください。「どのような専門分野を志望するか」という質問と「自宅から通学できる範囲に志望する大学・短大があるか」という質問の回答結果を組み合わせて分析しましたところ、自宅から通学できる範囲に志望する大学・短大が「ない」と答えた方の割合が多かったのは「外国語学部系統」「理学系統」「農林水産学系統」「芸術学系統」でした。また、実数でいきますと、多かったのは「工学系統」「教育学系統」「経済・経営学系統」でした。いずれにしましても、定住意向について57.8パーセントの方が三重県に住み続けたいと考え、81.5パーセントの方が最終的には県内で暮らしたいと希望していることが明らかとなったことは、人口の社会減対策として若者の県内定着に向けた取組を推進していく上で、希望が持てるのではないかと考えています。今回の調査結果を具体的な施策、事業の検討にしっかりと活用していきたいと思います。あとは、何となく当たり前かなとも思うけども、改めてデータで見てみると、進学先を決める際に誰の意見を重視してるか高校生に聞いたら「母」が70.3パーセントで「高校の先生」が62.8パーセントで「父」が47.4パーセントということで、今県内の高等教育機関の魅力を発信するのをいろいろ学生に向けてやってますけども、母親とか高校の進路指導の教員へのアプローチというのも大事だなということも、こういうとこからも見て取れます。

 続いて3つ目です。伊勢志摩サミットの開催に向けて協賛、応援、寄附の募集を開始します。そういう協賛、応援、寄附をやるということは既にご案内のとおりですけども、8月31日からその募集を開始します。簡単に内容を説明しますと、まず1つ目の「協賛」は、サミットPRポスター、チラシなどの印刷といった、皆さんから物品やサービス、ノウハウをご提供いただく形でのご支援です。2つ目の「応援」は、サミット応援イベントの開催といった、皆さん自身が主役となってサミットに関係する取組を行っていただく形でのご支援です。3つ目の「寄附」は、県民の皆さんから寄附金をいただく形でのご支援です。いただきました寄附金は、例えば各種イベントなどの情報発信事業といった県民の皆さんと共に取り組む事業に充てさせていただきます。サミットを安全に開催するとともに、サミットが伊勢志摩で開催されることを千載一遇のチャンスと捉え、サミットによる効果を伊勢志摩だけでなく県全体に波及させるため、さらには一過性のものにしないため、県民と関係機関・団体、市町や県が一丸となって県全体の総力を結集する必要があります。このため、県内外の団体、個人の皆さんが持つ技術・資源・資金などを積極的に活用させていただきながら、サミット開催に向けた全県的な取組を展開していきたいというふうに思っています。手続きのとこ、これ4ページやったかな、参考例では書いてますけども少しまだ抽象的な例ですが、実際にやっていただいたらホームページとかに登録しますので、さらにそういうものを参考に、こういうこともできるのか、こういうことをやればいいのか、というのを見ていただけるとありがたいなというふうに思います。私のほうからは以上です。

発表項目等に関する質疑
〇政府関係機関の地方移転にかかる三重県からの提案について(発表)
(質)では幹事社から発表項目について質問させていただきます。最初に政府機関の地方移転のことなんですが、気象庁を来るように提案するというのは三重の特徴からしてどういう意味合いで提案されているんでしょうか。
(答)主に2つあります。1つは風水害。昨日も台風で台風というか大雨で、皆さんもご案内だと思いますが例えば尾鷲市という地点は本州で一番年間降雨量の多い所であり、かつ日本全体でいけば屋久島の次に多いというような状況で、過去においても伊勢湾台風を経験して災害対策基本法というのが国に生まれた、あるいは紀伊半島大水害というのを経験して大雨特別警報という制度が確立されたというような、これまで日本全体における日本の災害史における我が県の災害風水害経験が果たしてきた役割や歴史を踏まえると、そういう部分の観測、研究の拠点がこの三重県にあるということは日本全体にとっても非常に有意義なことだと思うし、私たち自身もそういう来ていただいた方々とコラボレーションすることで災害対応能力を高めていきたいということが風水害についてあるというのが1つ。2つ目は南海トラフ地震への備えということです。30年後に70パーセントあるといわれる南海トラフ巨大地震に対し、今津波、海の所にDONETとか配置したりしていますけども観測体制を強化することで、今様々な防災減災対策を取っていますけどもこれまでも過去においても三重県も1600年代の明応(※)、1707年の宝永、1854年の安政、1944年の昭和東南海など、その大きな地震を繰り返してきた歴史がありますので、その日本全体にとってもさっきの風水害同様有意義だと思いますし、私たちのコラボレーションによる三重県民の皆さんに対する防災減災の強化というような観点であります。繰り返しますけども、先ほども申し上げましたとおり日本全体の危機管理能力を減じるわけにはいきませんので、そういう部分はしっかりと東京に残したまま、加えて場合によって火山の部分は火山が近い御嶽とかそういう所に移転していただいて研究していただくということでも私たちは良いと思ってますが、私たちが主に今申し上げた風水害と地震津波というところが一番大きな理由です。
※明応地震は1498年に発生

(質)改めてなんですけど、こういった政府機関が三重に来るということのメリットというのはどういうことがあるとお考えですか。
(答)まず1つは、そもそも人が来るということで、そこに暮らす人が生まれて経済効果や税収増に繋がるということが1つ。それから2つ目はそういうところに働く場ができると、その例えば同じJNTOでも東京にJNTOがあるのと三重県にJNTOがあるのでは三重県民から見ての働く場の親近感とか現実性というのは、やっぱり三重県にある方が働く場としての現実性が高いということで、2つ目としてはそういう働く場、雇用の場が創出されるということ。3点目は今三重県が注力している、あるいは三重県民の皆さんが課題と思っている政策分野についてその加速、取組の強化が図ることができる、そういうようなこと。例えば今あれは南伊勢町に日本の水産庁の養殖業の研究センターみたいなのがあると思いますけども水産総合研究センターと言うてますが、そういうものがあることで養殖業に関してのコラボレーションが進んだりもしますので、そういうような観点から3つ目は今も申し上げたような取組の強化に繋がる。そういうようなことが主な理由ではないかと思います。

〇伊勢志摩サミットの開催に向けて、協賛、応援、寄附の募集を開始します(発表)
(質)サミットの協賛、応援のほうなんですけど、これ具体的にこんなことをしたいみたいな市民側からの提案って既にあったりするんでしょうか。
(答)たくさんあります。例えば、協賛事業みたいのだと、飲料を例えば提供したいとか、あるいは生け花を生けたいとか、お茶を出したいとか、かなりたくさんの提案を既にいただいていますので、そういうのを集約していくということでなるべく実現も透明なプロセスで実現を図っていくということが大事じゃないかなというふうに思っています。そんな感じかな。あとはクリーンアップ活動で軍手とかごみ袋を提供しますよとか、そういうのがあったりそんな感じですね。 

(質)あとその応援でその事業に積極的にサミットのことを絡めてということなんですけど、一定の制約みたいなのはあったりしないんですか。 
(答)公序良俗に反するようなものとかは受け付けませんが、基本的にはよっぽどのことがない限りはオーケーする形にしたいと思いますけど、サミットの主旨に反するとか公序良俗に反するようなものは少しきついかなと思いますけど、できれば本当に僕が期待したいのは若い世代のいろんなイベントとかでそういうサミットのこととかも一緒になって盛り上がってくれると、例えば若い子たちがいろんなミュージックフェスタみたいなのやったりするケースも多々あろうと思いますけど、そういうところで伊勢志摩サミットを応援していこうみたいなのをやってもらったりすると良いと思うし、そんな感じかな。若い世代にいろいろ応援してもらうと自分たちが元々やる事業を応援という形でやってもらうと、もっといいかなと思いますね。

(質)こういったこの募集を受け付けて、実際に始まるのはスケジュールとしてはどのように考えていらっしゃいますか。
(答)募集して来てみないと分からないですけど、例えば応援事業で9月何日のイベントをいきなり応援事業にしたいですと言われて、それがオーケーならそれをやってもらいますので、募集開始次第できることならすぐ速やかにやる。そういうことです。

(質)幹事社からは以上です。各社さんいかがでしょうか。

〇政府関係機関の地方移転にかかる三重県からの提案について(発表)
(質)移転のほうですけど、地方移転のことでJNTOについて、もう少し知事の思いとか狙いをお願いします。
(答)JNTOは日本政府観光局で日本政府の観光の実務部隊がこのJNTOなんですけど、実務をそういうエージェントの皆さんと旅行商品の造成についてやったり、各国政府との調整を図ったり、あるいは旅行に関する調査事業をやったりというのが日本政府観光局なんですけども、そういうのが今回伊勢志摩サミットを契機に知名度が上がる、あるいは遷宮ということで三重県の観光や集客交流の中心的な存在のひとつである伊勢にJNTOが来ることでより観光の聖地、観光のメッカということを伊勢や伊勢志摩地域というのをPRしていきたいと思いますし、そこで人材などが集まってくることで先ほども申し上げたような観光の取組の強化を図っていきたいというふうに思っています。特にJNTOは世界中にちょっと何カ所か忘れちゃいましたけど、100近くあるんじゃないかな(※)、数十、海外事務所がJNTOありますので、そういう海外への幅広いネットワークを持っていますからそういう機関がこの三重県内に身近にあるということでインバウンドの促進や我々のインバウンド対策のヒントに繋げていくようなことをしたいというふうに思っています。観光庁を京都府さんが、京都市さんかな、京都市さんが手を挙げるみたいなんで、うちは実務部隊のこのJNTOをというようなことです。
※JNTOの海外事務所は14カ所

〇高校生・保護者アンケートの集計結果について(発表)
(質)高校生の保護者アンケートのことでなんですが、細かいところのは分かるんですが、今回初めて高校生向けに実施したということで、県として一番の発見という部分を教えていただけないでしょうか。
(答)一番の発見、まあそもそも、この今回地方創生、まち・ひと・しごと創生の総合戦略の基本コンセプトが、選ばれるとか希望が叶うということがすべてのライフシーンにおいて重要だというふうに一つの基本コンセプトとして考えていますので、じゃあ、高校生の人たちの、これから高等教育機関で学びたいと思っている人たち、あるいはまた働きたいと思っている人たちがどういう希望を持っていて、どういうふうにしたら選ばれる三重になるのかという基本的な多分そうやろなと思っているものであっても、こういう一定の定量的に数値を出せて、根拠を、政策を作っていく根拠を作れたということ自体がそもそも今回一番意義があったというふうに思っています。加えては、我々としては最後にもちょっとまとめで言いましたけど、57.8パーセントの人が三重県に住み続けたい、今の地域か三重県の別の地域、で、81.5パーセントの人が最終的にはUターンというか戻ってくることも含めて三重県で住みたいと思っていただいていることは、8割の人たちがそう思っていただいているということは、多い少ないかいろんな評価があるかもしれませんけどそれなりの数字やと思いますので、そういう希望があるというのが分かったことは大きいと思いますので、それを実現する施策をしっかりやっていかなあかんなという収穫というか引き締めというか使命感というかね、そういうものを得ることができたというふうに思いますけどね。

(質)あと、この「その他」で今後県のホームページで公開する予定ってあるんですがいつ頃とか、また、学校・企業に特別に提供したりっていう予定は無いという理解でいいですか。  
(答)いえ、学校、学校じゃないな、市町とか、今地方の総合戦略を作っている市町とか、あとどこに提供すんのやったっけ?
(答:戦略企画部)県内の高等教育機関には情報共有をしっかりしたいと思います。
(答)ということです。で、ホームページはいつ頃ですか。
(答:戦略企画部)ホームページについては、今日のものについてはもうすぐに上げさせていただくんですけども、高等教育機関のページのところで、来月の半ばぐらいまでには上げたいと思います。

(質)これ、こちらの冊子も公開するということですか。
(答:戦略企画部)そうですね、はい。それについては、今日速やかに。

(質)これ、実態のデータみたいなのはあるんですか。もしあれば。実際に最近何年間かで高校生どれくらいが県外へ出てって、進学とかして、それから戻ってきた人とか。
(答)分かりました。じゃあ戦略企画部から提供させます。例えばあれでしょ、県内の高校生で4年制大学に行くのが大体8,000人でとか、大学の定員は3,000人ぐらいでとか、それが愛知県に何人ぐらい行っててとか、そういうやつですよね。はい、あのじゃあ戦略企画部から。

(質)で、卒業後にまあ戻ってくる、そこまではまあ分からないかもしれないですけど、あれば、その希望とあれと比較できるかなと。
(答)そうですね。欲しいやつ言うてもうたらあるやつ提供しますんで、はい。

(質)他、いかがでしょうか。

〇伊勢志摩サミットの開催に向けて、協賛、応援、寄附の募集を開始します(発表)
(質)サミットの協賛、応援、寄附なんですけど、各種ノベルティの制作、これどういう形でどこまで広がるのかなって分からないですけど、これ変な話、公序良俗というかサミット公認ウォーターみたいなのが例えば出ちゃったりとかしたら、何かこうよくある誤解を招くような表現とかも出てくるものももしかしたらあるかもしれないような気がするんですが。
(答)一応、提案シート付けてますように、提案してただいて事務局で精査します。この登録の対象とならないものと右下に書いてますけども、売名行為とか営利のみの目的とか運営に支障をきたすとか、こういう幾つか不適当と認めるものと書いてありますので、もちろん我々としては性善説でやりたいですけども、こういうチェックポイントでいただいたシートを確認した上で、で、まあ紙だけじゃなくて疑義があれば面談したりいろいろする中で検討していきたいと思いますので、なるべく、そういうこう何かミソを付けられるようなことにならないように十分留意したいと思います。

(質)まあレベルもあると思うんですけど、基本的にはサミット応援とか公認とか名前を使う場合は、ちゃんとこう使うことを教えてくださいよというスタイルをとると。
(答)この応援事業においてはそうですね。このサミット応援事業ですっていうのとかサミットの協賛してますというのは、これに登録してもらうってことになります。

(質)確認なんですけど、応援事業とか協賛事業じゃなくて勝手に個々人でやられる分にもサミットの名前使ってもいいんですか。
(答)いいです、いいです。いいんですけど、それはだから公認とかじゃないですよね、勝手に伊勢志摩サミットって言うのはいいですけど。だからうちのその提案いただいたやつは全部ホームページでバアーッとやっていきますので、それと比べていただいて、ね、あれ載ってへんやんというのはもう勝手にやってるということになりますからね。まあ、あまりにそういうまあ基本的に使っていただいてもいいですけども、それでこう何ていうのかな、あまりに酷いものとかがあった場合には、こっちからもそら当然何ていうの、話させていただくことにはなりますよね。

(質)発表項目について各社さんいかがでしょうか。無ければ発表項目以外で幹事社から最初に。

その他の項目に関する質疑
〇台風15号による大雨の被害
(質)昨日の大雨、とりあえず被害の状況とか、新しく入ってるものですとかそれに対する受け止めがありましたらお願いします。
(答)台風直撃でない中で、非常に長時間湿った風が吹き入れたことで、大きな雨となりました。8月月間のすべての降雨量を超えるような、例えば大台町とか、ようなものとか、1時間あたり89ミリとか90ミリ近く降ったような所もありますので、非常に大きな雨でしたが、風にあおられて倒れられて軽傷を受けられた方2名と、まあ幾つか停電とかありましたけれども、これまでに大きな被害の報告は入っていません。一定のこう何かあれだけ長くたくさん降りましたので、法面の崩壊とかね、幾つかあるかもしれませんので、これ今各建設事務所を中心に調査をしていますので、また後刻分かってくると思いますが、現時点においては大きな被害の報告は入っていません。

(質)何か大台町で、何か法面の崩壊あったらしくて道路を塞いでるらしいんですけど、やっぱ災害対策本部を閉じちゃうとそういう情報共有っていうのがなかなかできなくなっちゃうんもんですか。
(答)そういう例えば法面の報告、崩落って、暗い時にそこを逆に見に行く人家がない所ってありますよね、人家がある所だと分かりますけど、人家がない所だとそれ行くほうが危ないんで、むしろそうしない方がいいですよね。夜が明けて台風が出た後に探したほうがいいですよね。

(質)今日分かった段階で県に報告するっていうその体制って、災害対策本部閉じちゃうとなくなっちゃうもんですか。 
(答)あ、全然、全然、別に災害対策本部なくてもそういう情報を入れる方法にはなってますんで、それはまあ何ていうか、タイムラグとかちょっと分かりませんけれども、基本的にはそれなくても各建設事務所においても各市町とやってますんで。建設事務所や農林事務所でね。

(質)発表項目以外で各社さんありましたらお願いします。

(質)農林水産業被害ってまだ早いと思いますけど、あの既にもう入ってるとか何かそういう被害ってありますかね。
(答)まだ私は聞いてないですね。今、今日、朝から農林事務所がやってると思います。

(質)他、大丈夫でしょうか。

〇松阪市長の辞任表明
(質)松阪のことであれなんですけど、山中市長が辞任表明されましたが、この8カ月間、まあ知事はどのように見ていらっしゃるのかなと思いまして。
(答)この8カ月間をですか。 

(質)まずじゃあ辞任されたことについてはどのように。
(答)政治家としてご自身が様々な要素を考慮されてご判断されたことだというふうに思いますので、政治家の出処進退について、特に他の政治家がどうこう言うことではないと思いますのでコメントは控えたいと思います。で、この8カ月間ですか。

(質)ああ、そうですね、12月に辞任表明されてからの8カ月間、非常に紆余曲折あったんですが、どのように見てらっしゃったかなと思いまして。
(答)私は県政との関わりでしか言うべきではないと思いますけれども、この間、8カ月間、それまでと変わらず県政とやっていただいてましたので、副市長以下の皆さんも県と普通にやり取りしていただいていましたから、この8カ月間がどうかということについては、県政においては特段影響はなかったですけどね。

(質)次の市長に求めるものとかありましたら。
(答)松阪市民の皆さんが選ばれることなんで私がどうこう言うことではありませんけれども、これも県政との関わりにおいては、まさに地方創生とか、少子化対策とか、県と市町が連携してやらないといけないことはたくさんありますので、ぜひ、どの方が市長になられても引き続き県政と連携をしながら県民・市民のためにご活躍いただく、そういう方になっていただければと思います。

(質)他、いかがでしょうか。では、第二も含め質問お願いします。

〇政府関係機関の地方移転にかかる三重県からの提案について(発表)
(質)政府機関の移転の件なんですけども、四日市市に環境調査研修所が来るということなんですけども、この施設に場所、選ばれた理由みたいなのをちょっと教えていただければと思います。 
(答)元々今回四日市市さんでは今、「公害と環境未来館」を開館させるなど、環境について非常に取組を強化していただいています。で、この誘致しようとしている場所の近くにICETTがありますので、そういうところとのコラボレーションをすることで、研究とか研修とか人材育成というのが我々のそのICETT側も強化されるかもしれないし、全国的、世界的に見てもそういう集中度が高まるというふうに思いますので、一定のメリットがあるんではないかというような観点から、特にICETTとのコラボとの関係で、ここの場所を四日市市さんにお願いして、四日市市さんもいいですよというふうに言っていただいたと、そういうことです。 

(質)研修、移った時の話にはなるかもしれないですけど、研修所とかで、そういう研究研修の一環で「公害と環境未来館」などを積極的に利用していくっていうようなビジョンは。
(答)我々から働きかけないと、もし仮にこれ実現した場合には、そういうふうにならないと思いますので、四日市市さんとよく相談をして、せっかくですからね、それ使っていただいた方がいいと思いますから、たとえ環境とはいえ環境調査研修所でやる研修とかはそのいわゆる四日市公害の中にあったような土壌汚染や水質汚染や大気汚染以外のこともたくさんありますので、全ての研修でそれを使うっていうのはやや非現実的だとは思いますが、なるべく使ってもらうように、関連する研修については使ってもらうようにっていう働きかけは、これが実現した後にはぜひしたいと思いますね。

〇伊勢志摩サミットの開催に向けて、協賛、応援、寄附の募集を開始します(発表)
(質)あと一点、サミットの応援などの件なんですけども、これ申請みたいなの出して、その許可みたいなのが通った時は、そういう公認みたいなマークを例えばポスターとかにそういう表示したりそういうことはあるんですかね。パッと見で応援事業に参加したものやというのが分かるような仕組みとかっていうのは考えられてますか。
(答)どうなんですか。今のところは考えていないんですか。
(答:雇用経済部)今のところは考えていないんですけれども。

(質)ホームページを見ないと応援の事業かどうかっていうは分からないということですか。
(答)少し県民会議などでもね、よく議論してもらいたいと思います。そういう分かりやすい表示とかですね、はい。

〇政府関係機関の地方移転にかかる三重県からの提案について(発表)
(質)振出しに戻って、国機関の地方移転ですけども、志摩市の石油天然ガス・金属鉱物資源機構ってあるじゃないですか。これってあの新政みえの芳野議員が前言ってた四日市コンビナート跡地にメタンハイドレート関係のっていうその話をされてましたけど、あれとは違うんですか。 
(答)あれね、正確に言うと、文脈の1つであると思うんですけど、つまりあの時の議論はJOGMECを全体だったんで、これはJOGMECていう団体ですけど、JOGMEC全体JOGMEC、全体っていう話だったんですけど、今回これまさにメタンハイドレートの海洋産出試験の技術面の拠点なのでJOGMECの一部を持ってきてるんですね。で、芳野議員との議論の中でJOGMEC全体を持ってきてメタンハイドレートがこう出来上がったのちに、次それを産業にどう生かすかっていう観点だと、コンビナートの所にあるっていうのが一番いろんな技術を持った企業があるので非常にいいなと僕も思いましたけども、まずはこの海洋から取り出すっていう作業を、それを陸揚げするっていうとこからまずやらないといけないので、そういう意味では志摩半島沖に一番近い所になるわけですから、一番近い所にまずこの技術センターをする方がファーストステップとしては現実的かなというふうに思ってまして、まずこれから行ったと、そういうことです。

(質)歴代県政の中でメタンハイドレートに一番手上げていたのは、要は尾鷲というか市というよりは尾鷲の県会議員だったんですけど、その辺尾鷲うんぬんというのはちょっと違うんですか。
(答)距離感と使える施設をいろいろ、これ今回建物も一緒に出さないといけないので、それの実現可能性といろいろ調査した結果、ここの志摩っていうことにしました。その尾鷲の方がおっしゃってたってのは十分よく理解しています。 

(質)でも尾鷲は防災科学技術研究所一部行くんですよね。 
(答)そうですね。

(質)ここにはそのメタンハイドレート関係は行かなくてっていうことですか。
(答)こっちむしろDONET、尾鷲市さんもいろいろお聞きしましたけど、DONETとの関係のこっち行きたいってことでしたので、メタンハイドレートのほうは距離との関係で志摩のほうにしたということですね。

〇伊勢志摩サミットの開催に向けて、協賛、応援、寄附の募集を開始します(発表)
(質)あとサミット、この現物の寄附はいいですけど、あと寄附金のほうは目標額っていうのは県民会議の第1回で1億円っていう総額はそのままなんですか、それともある程度もっと増やしていくということですか。いくら。
(答)いやまあ、いくら。県民会議で目標額決めていただいていますんで、僕があれですけど、あれ一番最初の資料1億円になってて、で、あかんて言って「以上」に最初公表された資料になってたと思うんですけど、もっともっと、はい。

(質)それは次の県民会議でぐらいで出るっていう話ですかね。
(答)どうですかね。各今寄附をしてくださることを概ね意思決定していただいた会社など企業などもあるので、そういう人たちが一定のタイミングでそういうのを表に出せるのかというそれぞれ機関決定もありますので。大分走り回ってますので、積み上がってきてはいるんじゃないかと思いますけど、なるべくいろいろ野心的に出したいですね。

(質)ということはその空天井のようないい加減なことを言ってそこに集まらないとまずいんで、もう先にある程度の企業等に回って、大体このぐらいの額でいけるだろうとなった時に、始めて目標額打ち出すと、そういうこと?
(答)そうじゃないそうじゃない。だからそっか、目標額を打ち出せるかどうかってことですか。それはどうでしょうかね、そういう目標額なら打ち出せると思いますけども、そういう1億円以上というのを修正して出すかどうかっていうのは、県民会議とちょっと相談したいと思いますけど。僕の思いとしてはもっといけると思っていますし、もっと高い目標であって然るべきだったと思います。

(質)ていうか、県民全体で盛り上げようと個人の献金も含めてあるっていうことならば、別に幼稚園児が1円出したっていいんだし、そういう時に目標額っていうのを示さないとそういう全体運動になりにくいじゃないですか。
(答)そうですね。おっしゃる通りです。僕も思ってますよ。なので、出せるかどうか含めて、でも僕もそれは出した方がいいと思いますね、はい。

(質)ということは出るんですね。
(答)出した方がいいと思います。

〇国への提言・提案活動
(質)昨日の政策会議で、秋の国家予算要望ていうか駄目押しの部分はもう無くすという話なんですけど、この理由というのはなんですか。
(答)あれね、一応基本的に業務の負担軽減図ろうと重複してるやつを再整理しようということなんですが、例えば公共事業の関係とかどう考えても駄目押ししないといけないし絶対やる項目というのがあるので、それはそれでやります。で、それにあと幾つか何かこの予算事業は駄目押しせなあかんていうやつはそれとセットでやるので、公式に何か全庁挙げて何かとにかく出してこいみたいな感じでやるという方法をやめるということだけであって、駄目押しは当然やりますし、プラス個別の働き掛けもやると、そういうことです。

(質)要は全部秋はやめちゃうってことじゃなくて、必要なものについてはそのセレモニー的に我々巻き込んでメディアを、っていうのはやめるけれど、春はそういう形でやって、秋はもっと実務的に押さえるべきとこは押さえるっていうことですか。
(答)そう。国交省とか農林省に行く公共事業の関係とか、そういうのもう絶対押さえ込みに行かないといけないものがあるので、それは引き続き例えば国会議員との朝食会、昼食会であったり、あるいは関係省庁回ったりっていうのは当然にしてやりますので、全体としての儀式的なものはやめると、必要なもののみに限定してやる、そういうことですね。

(質)他の都道府県も今大体、三重県のように2回パターンなんですか。
(答)半分ぐらい1回やったかな。半分ぐらい1回です。かつ春、僕らが春やってる時期よりだいぶ遅いです。もうちょっと7月とかな。半分ぐらいが1回ですね。

(質)知事はその春のやつは、どっちかっていうと制度改正とか規制緩和とかそういう仕組みの切り替えを求めるやつで、で、あとその後半の部分っていうのはその新年度予算に向けての最後の詰めみたいなのを出されているんだったんですけど、ここのとこその実務的なものに変えて、その今の形式っていうのはやめてしまってもそれは大丈夫だって踏んでるんですね。
(答)結局、春も僕になってだいぶ前倒ししたのは、6月に骨太の方針ていうのが決まるので、小泉政権以来、概算要求の前に骨太の方針があるのでこの骨太の方針に入ってないと8月の概算要求に入ってこないというのがあるので、だから春にその予算、制度中心にしつつ、もちろん重要な予算部分においても打ち込むことで一定の効果は足りえると思いますし、そういうふうに思っています。あと、僕が知事になった時と民主党政権から自民党政権に代わって、提言とか要望の仕方も大分変わっているので、随時要望みたいなのも結構増えてますんでね、そのスピード感を持ってていう。なので、そういうのも考慮して、そういうの随時要望とかある中で、セレモニーで大々的に2回やるっていうのも一定の負担が大きいかなと。やっぱりあとサミットも今回ありますし、今行動計画の策定もやってますので、全庁的に業務量が増えていますんで減らせるとこは減らしていくべきだなというそんな思いもありましたけど。

(質)来年度サミットがあるから要望が若干遅れるというようなこと言われていましたよね。
(答)ええ、春のね、はい。はい。

(質)で、それは大丈夫なんですか。
(答)大丈夫にするしかないですよね。

(質)サミットあるから要望が遅れるという理由がよく分からないけど。
(答)まあそうですけどね。大丈夫にしますよ。大丈夫なように。

〇知事のアメリカ訪問
(質)県議会の9月定例会議で、一般質問24日を先延ばししてくれっていうふうに執行部から申し出てるじゃないですか。で、その理由が、知事が訪米されるっていう話なんですけど、その辺の経緯と、オバマさんに表敬訪問するのかどうかも含めてお願いします。
(答)9月1日になると思いますけれども、今それで調整させていただきますが、代表者会議に私が行かせていただければというふうに思ってますので、その場で経緯などを説明したいと思います。

(質)で、いや、ここに至った経緯は何ですか。
(答)その時に説明させていただきます。

(質)代表者会議?代表者会議に呼ばれてるんですか。
(答)行かせていただくような形で、何か説明する機会をいただけないかということを言ってますので。その時に説明させていただきます。

(質)ここは苦言の部分だけど、歴代知る限り県政の知事の中で、決まってる議会日程を、他からの外圧というか、外の力でしょうがない面はあるけど、じゃあアメリカ、米国政府のほうが県政よりも上かという判断というのが、知事の立場としていかがなんですか。
(答)そういう判断でしてるわけじゃないですけどね。だから日程の変更について、お願いを申し上げるということについては異例中の異例であるし、そういうことがあってはならないということは十分承知の上でお話をさせていただきますので、それはもちろんそういうようなご批判が、あるいはご指摘や遺憾の意が表されるのは当然だと思いますので、そういうことも含めて今回お願いするということです。

(質)で、この前の国機関の地方移転のように、それは1日に言う?
(答)代表者会議において、議会のご日程を変更させていただくことでありますので、私の知事としての記者会見の場で、それを議会でご説明させていただくより前に私の口から申し上げるというのは適切でないというふうに思いますので、代表者会議において私が説明します。

(質)でも元々、あれ7月か、8月か7月ぐらいのかかりの時に、要は執行部というか総務部から申し出て、一応正・副は受けてるじゃないですか、正・副議長のほうで。で、各会派へ振った時に、それはいかんだろうというのが一部意見であって、じゃあ全体で諮ろうってことでタラタラ今9月1日まで延びてるわけじゃないですか、まあいいですけど。で、要は今お聞きしてるのは、議会日程飛ばすうんぬんとかそれはどうでもいいんですけど、要はアメリカへ行かれるというような要請っていうのがあるという話が事実かどうかですね。それはあるんですね。
(答)日本政府からそういうアメリカ、訪米にということについての要請があるのは事実です。

(質)サミット開催地として?
(答)はい、それがあるのは事実です。

(質)じゃあ代表者会議で?
(答)まあ、お招きというか出席させていただけるかどうか分かりませんけどね。

(質)代表者?
(答)代表者会議。あまり知事が行ったことは多分ないと思いますから。

(質)人事の時は行きましたよね。
(答)人事、そう(代表者会議)ですね。なので、一応そこでご説明させていただけるように、今準備をしてます。


                                
                                                                           了

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