「膝づめミーティング」(紀北県民局・紀南県民局管内)の概要
1.開催日時
平成15年6月3日(火)
15:00~17:06
2.開催場所
熊野庁舎大会議室
3.出席者
紀北県民局管内3市町村長、紀南県民局管内5市町村長
紀北・紀南県民局での「膝づめミーティング」
4.知事挨拶
県政の当面の課題、取り組む姿勢、開催趣旨、行政経営品質向上、地方分権推進方針の具体化等について
5.意見交換概要
各市町村長からの意見
知事コメント
- 深層水は現在試験中。結果をみてこれから判断。
- 熊野古道は三重県の最大の財産、東紀州の最大の資源として、交流拠点も含めしっかり取り組む。
- 市町村との「あたかかミーティング」では、まず文書照会、聴き取り調査をして、結果をとりまとめる段階で、秋に市町村長から意見をいただく。
年内には県と市町村の新しい関係を検討する協議会を立ち上げたい。この中で県単独補助金の見直し、総合補助金、事業の一体的実施、包括的権限移譲などを議論する。平成17年度からモデル的に実施、18年度から本格実施を予定。 - 県庁が分かりくいという話、「対等協力」とはいえないという点は、トータルマネージメントシステムの中で検討。県職員の「やらされ感」もあるので、県職員や県民からも意見を聞く。県民懇談会を設置し、有識者からも意見を聞く。
- 「マネージャー制」については、分かりにくいからすぐに元に戻すというものではない。慣れていないのであれば慣れてもらう。システムとして分かりにくいというなら、議論をしていく。
- 開催順については、最後になったことで、濃いものになったともいえるが、開催順は日程取りの都合。
- 紀南病院は三重大との問題もあるが、対応を考える。医療体制については生活圏が密接な新宮との連携も必要。
- みかん問題はいろいろな方法で取り組んでいるので、今後も地域と連携して取り組む。詳細は個別に相談。
- 紀宝町の相野谷の国直轄事業は、国において困難な状況。県も困難。
- 海岸浸食問題、鵜殿港の整備は機会を捉えて担当と協議してほしい。
- 働く場所の確保もいっしょに検討したい。
- 長島高校の問題は地域の協議会でも議論してほしい。
追加意見及び知事コメント
知事コメントは下記のとおり。
(1)県営施設については運営コストが問題となっており、地域は運営や運用についても考える必要がある。
(2)道路10か年戦略については見直しながら、新しい形で出す。状況が新しくなれば考慮も必要、防災という視点からも国へ要望した。
(3)活性化の取組のついては、これまで補助金を当てにしたものが多かった。
地域プロデューサーとの話では、自分たちで考え、取り組むという意識も出ているので、これらが実を結ぶ取組を支援する。
(4)合併は強制的なものではないが、避けて通れない問題。住民に対してバラ色の夢を示すことは甘すぎる。今の状況が続くとどういうひどいことになるかを考えることが重要。
(5)高速道路の整備についてはいっしょに考えていきたい。
(6)熊野古道に伴う整備については、形や金だけでなく、実質的な方法も時間をかけて考えたい。
(7)三県の連携について、明日(6月4日)関西圏の知事会があるので、これからのあり方について相談していきたい。
(8)歩道整備については担当から説明させる。
(9)SARS問題は地域や医師会と連携し、地域の初動化について対応できる体制を取っている。陰圧装置も二つの病院に配備した。
(10)活性化の問題は困難な問題であるが、今日のミーティングも踏まえ、重大な問題として認識を新たにしていっしょに取り組んでいきたい。