特定歴史公文書等の展示
三重県では、保存期間が満了し、歴史資料として重要な資料が記録された公文書を「特定歴史公文書等」として保存しています。特定歴史公文書等は、利用手続きをしていただくことにより閲覧等の利用ができます。また、三重県総合博物館(MieMu)3階の資料閲覧室にて、これら特定歴史公文書等の展示を行っています。
「特定歴史公文書等「三重県行政文書」にみる三重県の歴史」
<4月20日(土)から5月31日(金)まで>
三重県の特定歴史公文書等の中でも、県の有形文化財に指定されている「三重県行政文書」は、明治期の公文書や絵図・地図類が揃っている全国的にも数少ない文書群となっています。
今回は、これらの中から特徴的な資料をパネル展示でいくつか御紹介します。
[展示資料]
〇現在の「県公報」が発行されるまで国や県の法令等を一般に知らせた「布達」について
・三重県、度会県布達類
〇江戸時代に無足人として取り立てられた津藩郷士のその後について
・無足人由緒書
〇江戸時代にかけて伊勢神宮参拝者の世話を担った御師のその後について
・旧師職取調書類
〇寛政3年に描かれた外宮神域の絵図について
・Q-62「外宮御宮地図」
〇地租改正後に全国的に作成された地籍地図について
・C-1302「紀伊国南牟婁郡鵜殿村全図」
〇藩主交代時の引継ぎ資料として作成された鳥羽城の絵図について
・M-253「鳥羽城之絵図」