旬のおさかな情報
No.12 アカカマス 2014年6月10日
アカカマス
アカカマス 南伊勢町贄浦 平成26年5月14日撮影
熊野灘の定置網で標準体長25㎝~30㎝程度の大型のアカカマスが水揚げされています。アカカマスはカマス類の中でも人気があり、現地では大型のものが「あらはだ」と呼ばれています。「あらはだ」の由来や見分け方については雑録の記事をご覧ください。今はちょうど産卵をひかえ、かつ餌の多い時期なのでまるまると肥っていかにもおいしそうになっています。
アカカマス 南伊勢町贄浦 平成26年6月2日撮影
カマスの定番といえば塩焼きで、もちろん大型のアカカマスは塩焼きにしても絶品ですが、ぜひお試しいただきたいのが刺身です。一般には身が柔らかいイメージですが、鮮度の良い大型のアカカマスだと、歯ごたえも楽しむことができるほど身がしっかりとしています。皮がおいしいので皮目をあぶったり、湯引きにするのもお勧めです。また、大きな体を生かし、3枚におろして骨を除いたものを天ぷらにしても、いつもとはまた違った感動を味わうことができるでしょう。カマスとして当たり前に食べてもよし、ふつうカマスではできない仕事をさせてもよし、なんでもできるアカカマス、ぜひお試しください。
(2014年6月10日掲載 企画・資源利用研究課)
定置網漁業(水産資源課へのリンク)