ウツセミカジカ (カジカ小卵型・両側回遊型)
カサゴ目カジカ科
三重県における分布
伊勢湾と熊野灘に注ぐ川に分布します。
全長
3~10cm
生態
動物食性で産卵期は冬。
アユと同様に川の下流域で産卵し、ふ化した仔魚は海に下って成長し、春になると川に遡上してきます。
レッドデータブック
絶滅危惧Ⅱ類(VU):三重県レッドデータブック(2015)
研究員から一言
カジカについては,現在あらためて分類が見直されている段階といえます。
一生を淡水で過ごす河川型を大卵型、孵化後に川を下り稚魚の時期を海で過ごして成魚になると再び遡上する小卵型、琵琶湖固有のものをウツセミカジカと分類されていましたが,近年の研究で小卵型にウツセミカジカを含め,大卵型と小卵型に分けるようになりました。