総合的な獣害対策モデル集落の現地実証
獣害対策については施設整備のみに頼るのではなく、また、特定の個人だけが努力するのでもなく、被害地域の住民の多くが、少しづつでも参加し、集落ぐるみで被害対策を実施することで、その効果が発揮されます。
三重県では、行政、普及、研究機関が連携し、
- 獣のエサ場を作らない
- 獣の隠れ場所を作らない
- 囲えるものは出来る限り囲う
- 獣を見たら必ず追い払う(獣に人里は怖いと学習させ・驕j
という獣害対策の4か条を集落全体で実施できる「獣害につよい集落」を育成しています。
農業研究所では、それら集落の技術的指導も行いつつ、集落の被害状況や被害対策の実施程度などを把握し、集落が実施できる具体的な処方を構築しています。
県内モデル集落の状況(平成19年度の取り組み)