循環を基調とした持続的発展が可能な社会の構築
健康項目・生活環境項目
公共用水域の水質調査では、健康項目については、全て環境基準を達成していますが、生活環境項目(BOD、COD、全窒素及び全燐)については、河川、海域とも環境基準の達成率は必ずしも満足できる状況ではありません。
健康項目
カドミウム、シアン等23項目について、県内40河川62地点及び4海域14地点において調査した結果は、すべての項目、かつすべての地点において、前年度に引き続き環境基準を達成しました。
生活環境項目
河川
有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)でみると、環境基準が設定されている40河川56水域における環境基準達成率は75%(9年度82%)でした。
海域
有機汚濁の代表的な水質指標であるCOD(化学的酸素要求量)でみると4海域8水域における環境基準達成率は25%(9年度38%)でした。
また、海域の富栄養化の要因物質である全窒素、及び全燐でみると、水域類型の指定が行われている5水域における環境基準達成率は全窒素が40%、全燐が60%でした。