平成12年版 環境白書に見る三重の環境
私たちを取り巻く環境問題は、廃棄物をはじめ、ダイオキシン類、地球温暖化など、多種多様となっています。特に、廃棄物問題は私たちの生活と密接につながっており、発生量の抑制や、処理施設の立地の困難性、それに伴う不法投棄問題、リサイクルなど緊急の課題を抱えています。
こうした環境問題の多くは、「大量生産、大量消費、大量廃棄」型の社会に根ざしたものであり、「環境の世紀」といわれる21世紀を豊かで安心して暮らしていくためには、「最適生産、最適消費、廃棄ゼロ」型社会へパラダイムシフトを図ることが必要です。
平成12年版環境白書は、三重県の平成11年度における環境の状況と、環境保全に関して講じた施策及び平成12年度に講じようとする施策を取りまとめたもので、三重県環境基本条例第10条及び三重県環境基本計画に定める「年次報告書」として位置付けられており、昭和46年に公害白書として発刊(47年に環境白書と改称)して以来、今回で30刊目となります。
平成12年版環境白書の作成にあたっては、より多くの方々が、必要な時に、必要な三重県の環境情報を利用できるように、新たに本編、資料編ともにインターネットで提供することとしました。(三重県環境学習情報センターホームページ http://www.eco.pref.mie.jp/)
なお、従来の冊子(本編、資料編)は、基本的な環境情報が記述してある本編部分を印刷製本し、学校、図書館等に配布するほか、専門領域になる資料編は、インターネットだけの情報提供としました。
(データは、原則として平成11年度実績を使用しています。)