鈴鹿橋(四日市鈴鹿線)の暫定供用について
鈴鹿橋(四日市鈴鹿線)については、平成25年2月28日(木)に暫定供用しました。
【事業概要】
県道四日市鈴鹿線は、四日市市を起点として鈴鹿市に至る延長約8kmの幹線道路であり、昭和28年に四日市市と鈴鹿市を結ぶ国道23号として整備されました。その後、昭和48年に国道23号が新たにバイパス整備されたことにより、現在、県道四日市鈴鹿線として供用しています。
県道四日市鈴鹿線は、四日市市と鈴鹿市の中心部を結ぶ最短ルートであり、平行している国道23号の代替路として、産業活動や市民生活を支える幹線道路としての役割を担っています。
その中で、一級河川鈴鹿川に架かる旧鈴鹿橋は昭和28年に供用した12径間の鉄筋コンクリートゲルバー桁形式の橋梁でしたが、老朽化が激しく耐震性も有していない状況から架け替えが急務でした。
新しい鈴鹿橋は、橋長245m、幅員15.5mの5径間連続非合成鈑桁橋として整備され、JR関西本線に架かる高岡跨線橋の架け替え及び橋梁前後の道路拡幅部分の整備と併せて、平成25年2月28日に暫定供用しました。
【事業内容】
- 全体事業延長 920m
- 全体事業費 52億円※
- 事業期間 平成11年度~平成26年度※
- 鈴鹿橋緒元 橋梁形式 5径間連続非合成鈑桁橋
橋長 L=245m 幅員 W=15.5m
- 高岡跨線橋緒元 橋梁形式 単純非合成箱桁
橋長 L=37m 幅員 W=12.5~15.5m
※供用後の残工事(仮橋・仮設道路撤去工事等)含む
<完成した鈴鹿橋> <完成した高岡跨線橋>
<橋梁の架設状況>
【開通式典】
今回の開通を記念し、地元住民で構成された鈴鹿橋建設実行委員会(北川保実行委員長)主催で、盛大に開通式典が執り行なわれました。
開通式典では、鈴鹿市長や北川実行委員長ら6人のテープカットで開通を祝い、地元の親子三代とともに渡り初めで完成を祝しました。
<テープカット> <渡り初め>
【地域に親しまれる鈴鹿橋】
今回の事業では、鈴鹿橋と高岡跨線橋の橋名板の文字を、一ノ宮小学校の6年生に書いていただきました。
開通式典終了後、橋名板の文字を書いていただいた小学校の生徒さんとご両親が、供用開始した鈴鹿橋の様子を見に来てくださいました。
開通した橋梁を見ながら、『いい思い出ができました。ありがとうございました。』とお言葉をいただきました。暫定供用に至るまでは、工事で何かとご迷惑をおかけしましたが、一ノ宮小学校にお世話になって取り組んだ橋名板づくり等を通して、鈴鹿橋が末永く地域の方々に親しまれる橋になることを願っています。