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令和07年03月03日
県民提案予算の取組について紹介します
三重県では、県民の皆さんの新たな発想や身近な問題意識を事業の構築に取り入れ、事業の質の向上や限られた資源の有効活用を図るとともに、予算の使い道について県民の皆さんの納得感・共感を得ながら県政に参画していただくことを目的に、令和元年度から県民提案予算を実施しています。
県民提案予算の概要
県民提案予算では、県民の皆さんから公募したアイデアを選定し、投票や意見募集の結果をふまえ、次年度の予算事業案に反映させています。その後、県議会での議決をうけて事業を実施しています。
令和6年度県民提案予算(令和7年度当初予算へ反映)のプロセス
① 県民の皆さんから事業のアイデアを公募
② いただいた多数のアイデアの中から、県民投票対象となるアイデアを県が選定
③ 選定されたアイデアに対して、県民の皆さんによる投票を実施
④ 県民投票の結果をふまえて、県が事業案を構築
⑤ 県が構築した事業案に対して、県民の皆さんから意見を募集
⑥ いただいた意見をふまえて、県が事業案をブラッシュアップ
⑦ 県議会での議決をうけて、次年度の予算で事業を実施
令和2年度当初予算から令和6年度当初予算までの5年間で延べ1,240件の提案があり、それらの中から43の事業、約2億2,800万円の予算が事業化されました。
これまでの採択事業の一覧はこちらのリンクをご覧ください。
令和6年度の県民提案予算募集(令和7年度当初予算へ反映)の特徴
県民提案予算のこれまでの歩み
令和元年度
令和元年度に、都道府県では2例目の参加型予算制度として「みんなでつくろか みえの予算」(略称:みんつく予算)を開始しました。20の個別テーマに対して事業案を募集し、県民投票の対象となった事業案の提案者から知事へのプレゼンテーションが行われました。
令和2年度
令和2年度には「新型コロナウイルス感染症対策」をテーマに事業案を募集し、オンライン上での意見交換会(みんつく討議)を実施しました。
令和3年度
令和3年度は「『あったかいDX』を通じて暮らしやすい社会をつくるアイデア」をテーマに事業案を募集し、提案募集と合わせてアイデアボックス等を通じた意見募集を実施しました。
令和4年度
令和4年度から「県民提案予算」に名称を変更し、「人口減少に伴う様々な課題の解決に挑み、三重の未来を切り開くアイデア」をテーマに事業案を募集し、過去最高となる350件の提案がありました。
令和5年度
令和5年度からは県民の皆さんの声をより幅広く取り入れることを目的にテーマを原則自由提案とし、3年ぶりに事業案への県民投票を実施しました。
令和6年度
令和6年度はさらに自由な発想で身近な問題意識について提案いただけるよう、従来の「予算事業案」の提案から「アイデア」の提案へと変更し、全国で初となるオンラインプラットフォームを用いた意見募集を実施し、寄せられた意見に対する県からのコメントを公開しました。
今後も、県民の皆さんからの予算への納得感・共感を得られるよう、工夫を重ねながら県民提案予算の取組を継続していきます。