2004(平成16)年度 当初予算 施策目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名
|
432 環境を守り育てる活動への参加と協働の促進 |
評価者
|
環境部経営企画分野 総括マネージャー 早川正美
|
|
059-224-2304 soshikik@pref.mie.jp |
評価年月日
|
03/11/25 午後 3:30:43 |
施策の目標
|
|
【誰、何が
(対象)】
住民や事業者などすべての活動主体が
【どのような状態になることを狙っているのか
(意図)】
環境を守り育てる活動に参加している
施策の数値目標及びコスト
|
|
2001(H13)
|
2002(H14)
|
2003(H15)
|
2004(H16)
|
2006(H18)
|
||
エコポイント推進事業参加者数(人) [ 目標指標] |
目標
|
78000
|
140000
|
230000
|
||
実績
|
16000
|
72000
|
||||
必要概算コスト(千円)
|
1,029,388
|
928,076
|
606,137
|
576,497
|
0
|
|
予算額等(千円)
|
874,570
|
771,892
|
453,891
|
429,666
|
||
概算人件費(千円)
|
154,818
|
156,184
|
152,246
|
146,831
|
0
|
|
所要時間(時間)
|
36,774
|
36,322
|
35,992
|
34,712
|
||
人件費単価(千円/時間)
|
4.21
|
4.30
|
4.23
|
4.23
|
||
必要概算コスト対前年度(千円)
|
-101,312
|
-321,939
|
-29,640
|
-576,497
|
施策の数値目標に関する説明・留意事項
|
|
電力使用量などの削減を通じて地球温暖化防止を目的とした県民運動「エコポイント推進事業」の参加者数とします。
|
2003( 平成15)年度の取組内容 |
|
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
「三重の21世紀環境創造基金」を活用して環境県民運動を進める「三重環境県民会議」は、昨年度までのように同会議が直接に環境保全活動を実施しないでNPO等を支援する組織に変更しました。また、地球温暖化防止などを目的とした「環境創造活動を進める三重県民の会」は、夏期にオフィス等の適正冷房と軽装勤務に取り組む夏のエコスタイルキャンペーンを展開するとともに、電気使用量を削減するエコポイント事業を実施しましたが、この事業については昨年度より約6千世帯の減少となりました。
環境を守り育てるイベントの実施については、先ず、次世代を担うこどもたちが環境保全活動へ参加・体験する場として「こどもかんきょう体感フェア
2003」を7月31日から2日間開催し、盛況裏に終えました。次いで、紀伊半島に位置する奈良県、和歌山県、三重県の森林ボランティアによる交流大会を11月1,2日に熊野市において開催し、県域を超えた連携を図ることが出来ました。また、「身近な自然を体験する県民デー」は11月22日から3日間、県内46ヶ所において開催されました。
ホームページ「三重の環境」は毎日更新して情報を提供するとともに、このホームページ上で三重の自然をライブ中継するシステムを県内7ヶ所に設置したこともあって、アクセス数は本年度上半期で500万件を超える実績を残すことが出来ました。
一方、ICETTへの委託事業である環境保全支援事業については
2002年度からインドネシア・プロボリンゴ市において実施するとともに、中国・河南省の職員に対しても環境保全に関する研修を実施しました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
これまで、個人やNPO、地域の団体、企業、行政など様々な主体により環境を守り育てる活動が実施されてきました。この中で、事業者及び行政についてはISO14001の認証取得を通じて、環境保全活動が活発に展開されるようになっていますが、県民レベルにおける活動については相当な個人差があり、今後はこれまで以上に県民が参加・協働して、環境を守り育てる活動を推進する必要があります。このため、「環境創造活動を進める三重県民の会」が実施する夏のエコスタイルキャンペーンは更に多くの参加を呼びかけるとともに、本年度に参加者数が減少したエコポイント事業については事業内容を再構築したうえで一層の展開を図る必要があります。
一方、ホームページ「三重の環境」は環境情報の提供のほか、同ホームページ内「みんなの広場」を活用して一人でも多くの県民が参加するホームページづくりを検討する必要があります。さらに、地球温暖化などの環境問題については地球規模の対策が求められていることから、開発途上国の環境保全に対して自治体レベルでの国際的な協力に継続して取り組む必要があります。
2004( 平成16)年度の取組方向 |
|
2004
年度においても、環境への負荷の少ない安全・安心な社会づくりを進めるための県民、事業者、市町村、県の協働・連携による環境保全活動に取り組みます。このため、従来の環境県民運動の成果と反省を踏まえた組織編成や活動方法の見直しを行います。また、エコポイント事業は参加世帯数の拡大に併せて、日常生活全般にわたってCO2排出削減を目指した展開を図るなど運動内容を改善します。一方、2003年度に開催した「こどもかんきょう体感フェア」は2004年度においても引き続き実施します。
ホームページ「三重の環境」においては、これまで同様積極的な環境情報を提供するとともに、環境保全に対する県民ニーズの把握に努めます。また、環境学習については、これまでの「環境教育基本方針」を見直し、今後の県の環境教育・環境学習の方向性を再検討します。
三重県に蓄積された環境保全技術はアジア地域等へその技術を移転することにより国際的な環境保全への協力と貢献をします。このため、ICETTを通じてアジア発展途上国の自治体の環境改善を行うともに、中国河南省環境関係職員の研修を実施します。また、四日市公害を教訓とした「四日市学」確立に向けて準備します。
2004( 平成16)年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
||||||
基本事業名
|
担当チーム
|
注力
|
総括マネージャーの方針・指示
|
基本事業の数値目標
|
目標値
|
達成状況
|
改革方向
|
実績値
|
|||||
|
環境部環境創造活動チーム
|
↑
|
過去の環境県民運動の成果と反省を踏まえ、運動内容の改善に取り組み、環境活動を一層推進させる
|
民間環境保全活動団体数
|
100 団体 |
|
|
|
|||||
|
環境部環境創造活動チーム
|
→
|
HP「三重の環境」を通じた環境情報の積極的な提供に引き続き取り組むとともに、環境保全に対する県民ニーズの把握に努めること。
|
|
|
|
|
|
|||||
|
環境部環境創造活動チーム
|
→
|
これまでの成果の検証を行いつつ、相手国の特性に応じた環境保全活動の支援や研修を実施すること。
|
|
|
|
|
|
主な事業
|
|
1 環境県民運動セカンドステージ推進事業費【基本事業名
43201協働・連携で進める環境活動の促進】
当初予算額:
16,296(千円)
事業概要:県民、事業者、行政等の多様な活動主体の参加と協働により、環境と共生したライフスタイルを実現するための環境県民運動を展開します。
2 環境フェア開催事業費【基本事業名
43201協働・連携で進める環境活動の促進】
当初予算額:
5,000(千円)
事業概要:
親子が体験を通して環境学習できるような場を提供するため、環境NPO等と連携して「こどもかんきょう体感フェア2004(仮称)」を開催します。
3 環境学習情報センター運営費【基本事業名
43202 環境学習及び環境情報提供の推進】
当初予算額:
119,690(千円)
事業概要:
環境学習情報センターの円滑な運営、環境のホームページ「三重の環境」のバージョンアップ等を図り、インターネットによる環境情報の積極的な提供を推進する。
4 環境学習パートナーシップ推進事業費【基本事業名
43202 環境学習及び環境情報提供の推進】
当初予算額:
4,900(千円)
事業概要:
参加型環境学習プログラムの提供やエコ交流会、こどもエコクラブの支援等、地域における多様な環境学習の場づくりを促進する。
5
ICETT事業推進費【基本事業名 43203 国際的な環境保全への協力・貢献の推進】
当初予算額:
25,361(千円)
事業概要:
ICETTを通じて、アジア発展途上国の自治体の環境改善を促進し、国際貢献を行います。