2004(平成16)年度 当初予算 施策目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
施策目的評価表
施策名
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342 多様化する疾病への対応 |
評価者
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健康福祉部 生活・医療分野 総括マネージャー 向井正治
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059-224-2251 mukaim01@pref.mie.jp |
評価年月日
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03/11/25 午後 2:29:07 |
施策の目標
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【誰、何が
(対象)】
県民一人ひとりが
【どのような状態になることを狙っているのか
(意図)】
多様化する疾病を予防したり、必要な治療を受けている
施策の数値目標及びコスト
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2001 (H13) |
2002 (H14) |
2003 (H15) |
2004 (H16) |
2006 (H18) |
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県内におけるがん死亡率(人口 10万人あたり)(人) [ 目標指標] |
目標
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238.8
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240.8
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242.8
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実績
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236.8
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必要概算コスト(千円)
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1,420,004
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1,423,446
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1,399,350
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1,532,914
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0
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予算額等(千円)
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1,232,436
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1,264,286
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1,227,473
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1,334,950
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概算人件費(千円)
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187,568
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159,160
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171,877
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197,964
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0
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所要時間(時間)
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44,553
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37,014
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40,633
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46,800
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人件費単価(千円/時間)
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4.21
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4.30
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4.23
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4.23
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必要概算コスト対前年度(千円)
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3,442
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-24,096
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133,564
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-1,532,914
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施策の数値目標に関する説明・留意事項
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県内のがん粗死亡率(対10万人)の年度数値を5年度平均で修正した値の推移を予測値とし、それにここ10年間で全国最低の伸び率の佐賀県の数値( 2.0/年)を加えた値を目標値として設定した。 236.8+(2.0×4年度)=244.8人(2007年度、平成18年度目標値) (三重県の年度推移値を元に予測すると251.68人になる。)
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2003( 平成15)年度の取組内容 |
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【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
「地域がん診療拠点病院」として、国立三重中央病院、山田赤十字病院、県立総合医療センターを指定し、がん登録の推進など、がんの専門的医療体制の整備を進めました。また、これらの病院で、「がん診療拠点病院連絡協議会」を設置し、がん対策の情報交流を行いました。
難病患者の治療にかかる拠点、協力病院の指定を行い、在宅支援体制の整備を進めました。
津市において、全国臓器移植大会を開催するなど、県民に臓器移植の正しい知識の普及啓発を行いました。また、提供意思表示カードを県民に配布しました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
本県には、戦略的ながん対策がなく、総合的ながん対策が求められており、県としてのがん戦略を確立していく必要があります。臓器別のがんの専門的医療体制の整備やがん登録の確立・推進などをめざし、総合的にがん対策を進めていくことが必要です。
難病患者の相談体制について整備が求められています。
臓器移植について、提供意思表示カード所持者が臓器提供可能時の身内の理解が得られにくいなど意思確認に課題があります。
2004( 平成16)年度の取組方向 |
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質の高いがん医療を推進するため、総合的ながん対策について検討し、県としてのがん戦略を策定します。また、個別がん対策のモデルとして乳がん対策に取り組みます。
難病患者の相談体制を整備をはかるための検討を進めます。
提供意思表示カードの県民への配布を継続して行い、理解者を増やすとともに、関係医療機関の理解と協力を求めていきます。
また、骨髄バンク事業を進めます。
2004( 平成16)年度 構成する基本事業間の戦略(注力、改革方向) |
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基本事業名
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担当チーム
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注力
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総括マネージャーの方針・指示
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基本事業の数値目標
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目標値
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達成状況
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改革方向
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実績値
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健康福祉部医療チーム
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↑
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戦略策定を進めること 体制整備を進めること
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がん拠点病院指定数
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5 機関 |
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健康福祉部医療チーム
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→
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患者会等との対話を進め、相談体制を検討すること
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難病患者受入拠点・協力病院数
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17 病院 |
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健康福祉部医療チーム
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→
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啓発活動を進めること 関係者・機関への協力と理解を求めていくこと
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県内ドナー登録者数
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3000 人 |
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主な事業
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1 <新>質の高いがん医療の推進事業【基本事業名
34201 がん対策の推進】
当初予算額:
76,570(千円)
事業概要:総合的ながん対策について検討する協議会を開催し、一次予防から検診、治療までの一貫した対応ができるよう体制強化と整備に努める。がん治療の機能分担と連携を促進し、がん医療の水準を高めるため、人材育成にも力を入れ、質の高いがん医療が提供できる体制を整える。
2 難病在宅支援事業費【基本事業名
34202 難病患者等の支援】
当初予算額:
9,586(千円)
事業概要:
難病については原因不明でかつ予後不良であるため、地域での支援体制が不可欠である。そこで、難病相談、訪問診療等を開催し、在宅支援体制の充実を図るとともに、難病患者及び家族のQOL向上のための支援を行う。また、難病医療拠点・協力病院を指定し、医療・保健の在宅療養支援システムの構築を図る。
3 特定疾患等治療研究事業【基本事業名
34202 難病患者等の支援】
当初予算額:
957,025(千円)
事業概要:
特定疾患の治療を促進するため、医療費についての公費助成を行い、患者の自己負担を軽減する。
4 原爆被爆者各種手当支給事業費【基本事業名
34202 難病患者等の支援】
当初予算額:
250,054(千円)
事業概要:
広島市及び長崎市に投下された原子爆弾の被爆者であって、今なお特別の状態にあるものに対し、健康管理手当等の支給の措置を講ずることにより、その福祉を図る。
5 臓器移植対策事業【基本事業名
34203 臓器移植・骨髄バンク等の推進】
当初予算額:
6,407(千円)
事業概要:
視力障害、腎不全等で悩む人たちが、1人でも多く移植手術が受けられる体制を整備するため、その事務を行う(財)三重県角膜・腎臓バンク協会に対し助成を行い、事業の円滑な推進を図る。また、臓器移植コーディネーター設置に対する助成や、県民に対する普及啓発事業を実施する。