街道ウォークin北勢 『四郷地区を訪ねる』
終了しました 多数のご参加ありがとうございました
四日市市の南西部に位置する四郷地区は、三重県の製糸業先覚者・伊藤小左衛門や紡績業を興した伊藤伝七など、明治期の起業家を輩出した土地である。両名の努力は近代化を発展させ、室山から四日市駅まで軽便鉄道が敷かれ、今も西日野駅まで近鉄線として使われている。
進取の気質に富み、醸造、製糸、製茶を営み、隆盛を極めた近代産業の祖小左衛門、彼のバイタリティや、終生小左衛門の薫陶を忘れず、紡績で企業の近代化に尽くした伝七。
彼らは自身の出世や金儲けのためだけでなく、国家の繁栄という大きな視野にたって次々と新しい事業をすすめていったのである。
集合・・・四郷郷土資料館は、明治の建築様式の面影を今に残し、四日市市の有形文化財に指定されています。 | 約110名の参加者を前に、明治期の起業家、伊藤小左衛門翁、伝七翁の偉業について詳しく語られる後藤館長。 |
資料館の中には6つの展示コーナーがあります。郷土史研究会の皆さんから説明を受ける参加者。 | 伊藤伝七翁墓所。 室山町共同墓地の裏手にあります。ここからは眺めもよく、また、小高い裏山は風致地区に指定され四季折々訪れる人々で賑わいます。 |
白壁と大きな屋根瓦が美しい白梅酒造。 | 田中増治郎酢店・・・カクタ酢の銘柄で出荷されています。 |
明治21年の創業。現在4代目当主、田中増治郎氏が120年の歴史を守り続けています。 | クラシックガーデン白梅の入り口ではウエディングの準備が進められており、器からあふれる花が飾られていました。 |
佐佐木弘綱歌碑。伊藤伝七邸跡地(現トーヨーニット工場内)に建っています。 | のこぎり歯形の屋根が懐かしいトーヨーニット第5,6倉庫。東洋紡績2代目社長を務めた伊藤伝七が創設しました。 |
廃業されましたが亀山製糸室山工場は今も明治の風情を残した建物です。 | 伊藤小左衛門翁の墓所に向かって急坂を登る参加者達。呼吸も荒く、汗びっしょりでした。 |
小左衛門翁墓所・・・小左衛門の人物伝は戦前の修身の教科書に取り上げられ、現在も大阪書籍の教科書に郷土のために尽くした人物として紹介されています。 | 神楽酒造・・・煉瓦づくりの煙突が百余年の伝統と風格を感じさせています。 |
神楽酒造では試飲を用意していただき、ウォークで疲れた体に心地よく染みわたっていきました。 ここで今回のウォークは解散となりました。 |
法蔵寺・・・予定のコースにはなかったのですが、白壁の土塀に囲まれた真宗大谷派無漏山法蔵寺の説明を受けて思わぬ番外編に大喜びの参加者の皆さん。 |