外国人技能実習制度に基づき三重県知事名で発行している技能検定合格証書(以下、「合格証書」という)について、1名分の送付先を誤り、個人情報が漏えいしました。
ご迷惑をおかけした関係者の方、県民の皆様に対し、深くお詫びを申し上げるとともに、今後、個人情報の取り扱いには改めて注意し、再発防止を徹底してまいります。
1 概要
障がい者雇用・就労促進課では、外国人技能実習生監理団体(以下、「監理団体」)を経由して、
外国人技能実習生等の技能検定試験の合格者に対して、合格証書を送付しています。
令和7年2月12日に当課が発送した1名分の合格証書の送付先を誤り、個人情報が漏えいしました。
なお、関係する監理団体2団体、受入企業1社、合格者1名には謝罪のうえ、合格証書の回収、手
交を終えています。
2 経緯
・2月17日、監理団体Aから、三重県職業能力開発協会を経由して、「当団体が関与しない者の合格
証書が郵送されてきた」との連絡を受けました。
・担当の県職員が2月12日に16監理団体に発送した合格証書50人分のうち、1名分について、送付先
を誤って郵送していたことが判明しました。
・2月18日、監理団体Aから誤送付した合格証書を回収するとともに、監理団体B及び当該実習生の
受入企業へ謝罪のうえ、受入企業を通じて合格者本人に謝罪し合格証書をお渡ししました。
・2月19日、同時期に発送したその他の合格証書については、A・B以外の全ての監理団体に聴き取
りを行い、正しく送付されていることを確認しました。
3 原因
通常、発送作業において、職種別、監理団体別に仕分けした合格証書を1名の職員が監理団体ごと
に封入し、別の職員が内容を確認しています。
今回、この作業を行う際、送付先一覧表にてA及びBが隣り合っていたことから、職員が送付先を
見間違え、誤った送付先に封入したこと、別の職員による確認作業が十分でなかったことが原因であ
ると考えています。
4 漏えいした個人情報
合格証書には合格者の氏名及び生年月日のほか、証書番号、技能検定の等級、職種及び試験科目、
技能士の名称を記入しています。
なお、誤送付した合格証書を2月18日に監理団体Aから回収した際に、コピー等を取っていないこ
とを確認していることから、当該管理団体以外への情報漏えいはないと思われます。
5 今後の対応方針
今後の再発防止策として、郵便物を発送する場合は、送付する内容も含めて、封入する通数等を宛
名ラベル等に自動的に反映できるようシステムによる管理を導入します。
加えて、相手方に送付する前に、封入物についても複数名での読み合わせによる確認を徹底しま
す。
【参考】外国人技能実習生監理団体
外国人技能実習生を受け入れ、その活動や受入企業へのサポート等を行う、事業協同組合や商工会等の営利を目的としない団体。