県では障害者差別解消法や「障がいの有無にかかわらず誰もが共に暮らしやすい三重県づくり条例」にもとづき、障がい者差別の解消に向けた取組を進めています。
今年度は、「障がい者の短時間雇用」や施設外就労「M.I.E モデル」など、近年注目されている多様な働き方にスポットを当てながら、合理的配慮に関する相談事例の検証を行うことを目的としたセミナーを開催します。
1 日時 令和4年12月16日(金)13時30分から15時30分まで
2 開催方法 会場及びオンライン(Zoom)
3 会場 三重県総合文化センター 生涯学習棟 大研修室
(津市一身田上津部田1234)
4 会場定員 100名(先着順)※オンラインの定員はありません
5 参加料 無料
6 申込方法 以下のURLからお申し込みください。
https://www.shinsei.pref.mie.lg.jp/uketsuke2/form.do?id=1634111557615
7 申込期限 令和4年12月9日(金)
8 内容
(1)第1部
・講義「障がい者をとりまく社会状況」
講師:佛教大学社会福祉学部 准教授 長友 薫輝(まさてる) 氏
(三重県障がい者差別解消支援協議会 会長)
・合理的配慮に関する相談事例の検証
出演者:佛教大学社会福祉学部 准教授 長友 薫輝 氏
三重県子ども・福祉部 障がい者差別解消専門相談員 中山 加代
(2)第2部
事例紹介(トークセッション)
出演者:佛教大学社会福祉学部 准教授 長友 薫輝 氏
・事例1:障がい者の短時間雇用
社会福祉法人寿泉会しおりの里(津市) 入居事業課長 周藤 悠 氏
職員 藤原 吉野 氏(当事者)
社会福祉法人聖マッテヤ会ふらっと・つぅ(津市)
管理者兼サービス管理責任者 井谷 圭 氏
・事例2:施設外就労「M.I.E モデル」
株式会社ミルボンゆめが丘工場(伊賀市)(企業担当者及び当事者は現在調整中です。)
社会福祉法人維雅幸育会(いがこういくかい 伊賀市)
就労継続支援B型事業所「びいはいぶ」 所長 菊田 愛香 氏
9 その他
・手話通訳・要約筆記があります。
・新型コロナウイルス感染症対策の観点から、マスクの着用や手指消毒にご協力いただきますよう
お願いします。また、当日発熱や咳等の風邪症状がみられる場合は、事前にご連絡ください。
・新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、開催方法や内容を変更する場合がありますので、
ご了承ください。
10 主催 三重県
11 問い合わせ先
(セミナー全体について)
子ども・福祉部 障がい福祉課 社会参加班
TEL 059-224-2274 FAX 059-228-2085
メール shoho@pref.mie.lg.jp
(「障がい者の多様で柔軟な働き方」について)
雇用経済部 雇用対策課 障がい者雇用班
TEL 059-224-2510 FAX 059-224-2455
メール koyou@pref.mie.lg.jp
(参考)
・合理的配慮
障がい者から、社会の中にあるバリア(社会的障壁)を取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応すること(事業者は、対応に努めること)が求められるものです。合理的配慮に関する事業者の「努力義務」は、障害者差別解消法の改正に伴い、令和6年6月までに「法的義務」に変わります。
・障がい者の短時間雇用
障がい者の実雇用率の対象となっていない20時間未満で働く障がい者を雇用することです。国は令和4年10月14日、実雇用率の算定対象に週所定労働時間10時間以上20時間未満で働く精神障がい者等を加える改正法案を閣議決定し、令和6年4月1日の施行を目指しています。
・施設外就労
就労継続支援事業所と企業が請負契約を締結し、支援者が同行して障がい者が企業へ出向き、工場内の生産ラインで働く仕組みです。M.I.Eモデルは、複数の企業と就労支援事業所が施設外就労のスキームを活用して、障がい者の高工賃を実現し、直接雇用に繋げるとともに、障がい者のワークライフサイクルを支える取組です。