三重県は、三重県屋外広告美術協同組合(※1)と、屋外広告物の倒壊又は落下による事故の防止を目的とした安全対策等についての相互連携に関する協定を締結しました。
なお、屋外広告物の安全対策にかかる協定を締結するのは、東海4県で三重県(※2)が初めてです。
(1)締結者
三重県県土整備部長 渡辺克己
三重県屋外広告美術協同組合 理事長 西出誠
(2)協定締結日
平成30年8月31日
(3)経緯等
近年、全国で屋外広告物の落下事故が多発し、屋外広告物の安全対策強化に取り組む必要性が生じたことから、平成30年3月、三重県屋外広告物条例を改正(※3)しました。
条例の施行日は周知期間を設け、平成30年10月としているため、現在、説明会の開催等により改正内容の周知を図っているところです。
点検義務等の更なる周知を図るため、県内唯一の屋外広告業の業界団体である三重県屋外広告美術協同組合と協定を締結し、連携して啓発事業等に取り組むこととしました。
(4)協定に基づく主な取組
①新たな点検制度の周知及び屋外広告物に関する相談窓口の設置
②看板点検パトロール(まち歩き)の実施(9月以降3回程度)
③その他屋外広告物の安全確保や良好な景観形成に資する取組
※1 三重県屋外広告美術協同組合とは
(一社)日本屋外広告業団体連合会の下部組織で、県内唯一の屋外広告業の事業者団体である。中小企業等協同組合法の第3条第1号で規定する事業協同組合であり、現在組合員は67者となっている。
屋外広告物パトロール活動である「まち歩き」を行政とともに主体的に取り組むなど、安全対策に積極的に携わり、屋外広告物の安全対策に取り組んでいる。
※2 都道府県の安全対策に係る協定締結の事例
北海道(H24)、兵庫県(H30)で事例がある。東海四県では三重県が初めてである。
※3 主な条例改正内容
①許可不要の自家用広告物についても点検を義務付けた。
②高さ4mを超える屋外広告物に有資格者による点検を義務付けた。