三重テラスの令和3年度の運営実績及び令和4年度の運営方針について発表します。
1 令和3年度の実績
(1)概要
➢令和3年度の来館者数は322,579人で、対前年比113.7%(対前々年比53.7%)でした。
平成25年9月のオープン以降の来館者数累計は4,710,281人となりました。(令和4年3月末現在)。
➢令和3年度の売上額は159,850千円で、対前年比113.0%(対前々年比62.4%)でした。
※内訳:ショップ 115,064千円(対前年比116.4%(対前々年比81.4%))
レストラン 44,786千円(対前年比105.1%(対前々年比39.0%))
➢新型コロナウイルス感染症の影響による全館休業(令和3年4月25日から6月4日まで)や営業時間の短
縮など活動の制約を受けたことから、三重テラスの成果を評価する4つの指標のうち、3指標が目標値
を下回る結果となりました。
➢コロナ禍で高まった安全・安心への消費者ニーズに対応するため、ECサイトやオンラインイベントに
よる情報発信など、DXを活用した取組を積極的に進めました。
(2)成果指標の状況
① 三重の魅力体験者数(※1) 87,773人 (目標値 215,000人)
※1 県産品の購入者(ショップレジ客数)、県産食材の飲食(レストラン利用者数)、イベントス
ペースへの入場(2F来館者数)など、三重テラスの利用により、三重の魅力を体験していただ
いた人数
② 商品開発・販路拡大件数(累計) 1,350件 (目標値 1,050件)
③ メディア掲載件数 66件(目標値70件)
(内訳:テレビ 6件、ラジオ 1件、新聞 5件、雑誌 17件、Web 37件)
④ 三重ファン連携取組数(※2)(累計) 778件 (目標値 990件)
※2 三重の応援団、応援企業といった三重ファンや県内市町、団体、事業者等と連携した情報発信や
イベントの実施等により、三重の魅力発信に取り組んだ件数
2 令和4年度三重テラス運営方針
新型コロナウイルス感染症の影響とWith/Afterコロナ時代への対応
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる緊急事態宣言及び東京都による緊急事態
措置に伴う全館休業(4月25日から6月4日まで)のほか、営業時間の短縮を余儀なくされるなど、活動
が著しく制限されるとともに、観光や県外移動の制限、不要不急の外出や外食の制限・自粛など経済活
動全般の停滞による影響を大きく受けています。
コロナ禍による県内事業者の経済的な影響は大きく、依然として今後を見通せない状況ですが、
With/Afterコロナ時代に対応した観光誘客や県産品の販路拡大に向けた取組を、大胆かつ速やかに進
めることで県内事業者を支援し、反転攻勢につなげていく必要があります。
三重テラス第2ステージのめざすべき方向性にしたがって運営改善に努めるとともに、以下の取組に注力
します。
(1)With/Afterコロナ時代に対応し、安全・安心の消費者ニーズに応える効果的な店舗運営を行いま
す。
(2)三重への来訪意欲を高める取組に注力するとともに、DXの活用による効果的な情報発信手法を追求し
ます。
(3)コロナ禍で苦境に立つ県内事業者を支援するため、首都圏での販路拡大に向けた取組を積極的に展開
します。
(4)SDGs推進の観点を三重テラスの運営に取り入れるとともに、エコ、エシカル、サステナビリティの
取組も併せて発信します。
【参考】三重テラス第2ステージのめざすべき方向性
① 三重テラスのブラッシュアップ
三重のイメージアップにつながる魅力的な商品ラインナップと店舗づくり など
② さらなる販路拡大
首都圏での新たな販路拡大につなげるための営業活動の展開 など
③ 効果的な情報発信
三重の旬、季節や歳時などタイミングをとらえた情報発信 など
④ ネットワークの強化と協創
市町・関係団体等、コアな三重ファンとの連携によるイベントの実施 など