本県の地域特性を生かして新エネルギーの導入促進を図るとともに、次世代の地域エネルギーをはじめとする環境・エネルギー関連産業の振興を図るため、平成28年3月に「三重県新エネルギービジョン(平成28年度~42年度)」を改定しました。
1 改定の趣旨
国が電力システム改革に着手するとともに、新たな電源構成を示すなどのエネルギーをめぐる環境変化をふまえ、本県では平成28年3月に「三重県新エネルギービジョン」を改定しました。
2 計画期間
本ビジョンは15年先を見据えつつ、平成28年度を初年度とし、平成42年度を目標年度とする長期計画です。また、みえ県民力ビジョン・第二次行動計画に対応して、平成28年度から平成31年度までの4年間の中期目標と取組方向についてもあわせて示します。
3 基本理念、将来像
「エネルギー・イノベーションと協創によるみえの地域エネルギー力の向上」を基本理念とし、新エネルギーの導入が進んだ社会、環境に配慮し効果的なエネルギー利用が進んだ社会、環境・エネルギー関連産業の振興による元気な社会の3つの社会の実現をめざします。
4 長期目標
平成42年度までに、一般家庭で消費されるエネルギーの84万5千世帯に相当する「新エネルギー」を県内に導入することを長期目標としています。
5 中期目標及び取組方向
平成31年度までに、一般家庭で消費されるエネルギーの54万3千世帯に相当する「新エネルギー」を県内に導入することを中期目標としています。
また、次の5つの取組方向に基づき、中期目標の達成に向けて取り組みます。
①取組方向1 新エネルギーの導入促進
②取組方向2 家庭・事業所における省エネ・革新的なエネルギー高度利用の推進
③取組方向3 創エネ・蓄エネ・省エネ技術を活用したまちづくりの推進
④取組方向4 環境・エネルギー関連産業の育成と集積
⑤取組方向5 次世代の地域エネルギー等の活用推進
なお、5つの取組方向ごとに設定している平成31年度までの目標値は、みえ県民力ビジョン・第二次行動計画の施策324「地域エネルギー力の向上」に対応しています。
6 計画の推進
「三重県新エネルギービジョン推進会議」を本ビジョンの進捗管理を行う中心組織に位置づけるとともに、本ビジョンに定める具体的な取組やプロジェクトの実行組織として産学官で構成する「みえスマートライフ推進協議会」などにより、PDCAサイクルを明確化し、ビジョンの効果的な推進を進めます。