県の生物多様性の保全に関する基本計画である、みえ生物多様性推進プランについて、これまでの取組状況やSDGsなど生物多様性の保全に対する社会的な関心の高まりを踏まえ、「みえ生物多様性推進プラン(第3期)」を策定しましたのでお知らせします。
1 策定の考え方
生態系ネットワークの形成を促進し生物多様性を保全するため、生物多様性の重要性に関する理解の更なる向上を図るとともに、県民・事業者・行政など、様々な主体による取組が進められるよう策定しました。
2 計画期間
令和2年度から令和5年度までの4年間とします。
3 策定のポイント
・SDGs(持続可能な開発目標)等の生物多様性を取り巻く社会状況の変化を踏まえ、生物多様性に迫る危機ごとの取組及び生物多様性保全の環境づくりの取組を整理しました。
・開発と自然環境の調和を図るため、自然環境保全上重要な地域について明確にすることを整理しました。
・県民の生物多様性に対する意識を向上するとともに、生物が豊かに住める取組を円滑に進め、生態系ネットワークの形成を促進するため、森林の整備・保全や河川・湿地等の保全・再生など地域空間別の各主体が取り組むべき内容を整理しました。
4 取組方針
本プランでは、以下の4つの取組方針に沿って、「みんなで生物多様性の保全と持続可能な利用が進められる社会の実現」に向けて、県が県民や事業者、NPO等民間活動団体などの様々な主体と協創して取り組む方向を示しています。
・「取組方針1」:重要な自然環境や野生生物の保全
・「取組方針2」:豊かな里地・里山・里海の保全と利用
・「取組方針3」:生物多様性への負荷の抑制
・「取組方針4」:生物多様性保全の環境づくり
5 今後の予定
引き続き、県民、事業者、市町などの様々な主体と連携、協創し、県の具体的な取組の進捗を点検・評価するとともに、4つの取組方針に沿って、総合的に施策の推進に取り組んでいきます。