県では、食の安全・安心を確保するため、食品関係営業施設への立入検査および食品表示の確認を行っています。
この監視指導を計画的に実施するため、令和6年度の「食の安全確保のための監視指導計画」として「令和6年度三重県食品監視指導計画」を策定しました。
1 策定の趣旨
県は、「三重県食の安全・安心確保基本方針」に基づき、生産から販売にいたる監視指導、食品等の試験・検査、事業者・消費者への情報提供などに取り組むとともに、県民、食品関連事業者等多様な主体との連携を強化し、総合的な食の安全・安心確保に取り組んできました。
しかしながら、依然として、食中毒や食品の不適正表示等を原因とする食品の自主回収などが発生しています。これらの食に関わる課題に対し、危機管理体制の整備や食品の製造・加工から販売にいたる一貫した監視指導などを行うことにより、より一層食の安全・安心が確保された社会を構築していくことが必要です。
また、食品衛生法改正により、令和3年6月から、原則全ての食品等事業者はHACCPに沿った衛生管理を行うこととなりましたが、その継続的な実施のためには、引き続き食品等事業者が行う衛生管理の取組状況を確認するとともに、適切にHACCPを運用できるよう支援を行う必要があります。
以上より、食の安全・安心を確保するため、食品衛生法第24条の規定による「食品衛生監視指導計画」に、食品表示法に基づく食品表示の監視指導等を加えた「令和6年度三重県食品監視指導計画」を策定し、以下の取組を確実に実施します。
2 計画期間
令和6年4月1日から令和7年3月31日までの1年間
3 計画の構成
(1)施設の衛生監視と食品の検査に関する取組
(2)安全な食肉の供給に関する取組
(3)自主衛生管理の促進に関する取組
(4)食品の適正表示に関する取組(食品表示法に基づく食品表示の監視指導を含む。)
(5)食の安全・安心の相互理解に関する取組