概要
令和4年8月12日(金)16時頃、松阪市内の医療機関から松阪保健所へ、受診した患者1名から腸管出血性大腸菌O157が検出されたとの届出がありました※1。また、県外の複数の自治体から、8月15日(月)に1名、19日(金)に2名、22日(月)に1名、三重県内の飲食店を利用した人の中に同様の患者が出ているとの通報がありました。(※1:腸管出血性大腸菌(O157)感染症の発生事例として8月12日に報道資料提供済みです。)
松阪保健所が調査をしたところ、いずれの患者も多気郡多気町内の飲食店の同じメニューの食品を喫食していることが判明しました。
松阪保健所は、患者間で共通の食事が他にないこと、患者全員から腸管出血性大腸菌O157が検出され、うち3名から採取された菌株を遺伝子解析したところ結果が一致したこと、また、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、当該飲食店が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員回復しています。