1 概要
平成30年11月2日(金)18時頃、三重郡菰野町内の医療機関から桑名保健所へ、腹痛・下痢・発熱等の食中毒様症状を呈した救急外来患者を受診した旨の通報があったため、桑名保健所が患者に聞き取りを行ったところ、患者は、伊勢市内の飲食店を利用していました。
このため、伊勢保健所が、当該飲食店に対し調査を行ったところ、平成30年10月28日(日)に食事をした1グループ5名中3名が同様の症状を呈していることが判明しました。
伊勢保健所は、当該グループ全員に共通する食事が他にないこと、無症者を含む当該グループ5名全員から腸管出血性大腸菌O157が検出されたこと、当該飲食店の従業員1名からも同菌が検出されたこと、採取された6菌株を遺伝子解析したところ同一の遺伝子型であったこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、当該飲食店が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員快方に向かっています。