平成３０年度ダイオキシン類に係る環境調査結果を公表します

　ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気及び水質等におけるダイオキシン類の環境調査を毎年実施しています。
　平成３０年度に実施した調査結果について、県の測定分と共に、国（国土交通省地方整備局）及び市町が行った県内調査分を取りまとめて公表します。

１　結果の概要（表１：総括表）
（１）大気（表２参照）
　２５地点（県測定分７地点、市町測定分１８地点）で測定を行い、全ての地点で環境基準（年平均値 0.6 pg-TEQ/m3 以下）を達成しました。

（２）水質（表３・表５・表７参照）
　河川のべ５４地点（県測定分２８地点、国測定分７地点、市町測定分１９地点）、海域３地点（県測定分３地点）及び地下水９地点（県測定分５地点、町測定分４地点）で測定を行い、河川、海域及び地下水の全ての地点で環境基準（年平均値 1 pg-TEQ/L 以下）を達成しました。

（３）底質（表４・表６参照）
　河川２６地点（県測定分１７地点、国測定分７地点、市測定分２地点）、海域３地点（県測定分３地点）で測定を行い、全ての地点で環境基準（150 pg-TEQ/g 以下）を達成しました。

（４）土壌（表８参照）
　１１地点（県測定分５地点、市町測定分６地点）で測定を行い、全ての地点で環境基準（1,000 pg-TEQ/g 以下）を達成しました。

　なお、水質について平成２９年度は４地点（のべ５地点）、平成２８年度は５地点（のべ６地点）で超過がありました。大気・底質・土壌については平成２９年度及び平成２８年度ともに超過はありませんでした。

２ 　今後の取組
　今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、県内の大気及び水質等における環境調査を実施し、環境基準値を上回るおそれのある地点においては、引き続き調査頻度を上げ、状況の把握を行っていきます。

※TEQ（毒性等量）
多種のダイオキシン類の毒性をまとめて評価するために、最も毒性が強いものを１として他のダイオキシン類の毒性の強さを換算し、総和したもの。